2020年10月12日月曜日

キヤノン御手洗CEO。死ぬまでしがみ付く(2016年 動画)


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は12日、前週末比61円00銭(0.26%)安の2万3558円69銭でした。私の持ち株の評価損益率は同比、0.65%高です。

2020/10/12

保有する“恥株”キヤノンが新安値を更新しました。これで年足は44.1%安です。1999年2月以来、およそ21年8ヶ月振りの安値水準です。東証1部で年初来高値更新銘柄は今日、77件ありました。対して年初来安値更新銘柄は5件です。 

新安値更新銘柄
  • ニコン(7731)
  • キヤノン(7751)
  • シチズン時計(7762)
  • オンワードホールディングス(8016)
  • AOKIホールディングス(8214)

業務内容をコロナ禍にあって、迅速に見直す企業が市場に評価され、そうでない企業は市場から見放される。上記企業は見放された代表格といえます。

キヤノンがTOPIX Core30から外されて、TOPIX Large70に移ることでもそれは証明されます。ちなみに日本たばこ産業(JT)、三菱地所、東日本旅客鉄道(JR東日本)もキヤノンと一緒に落とされました。

JPX マーケットニュース
新しい構成銘柄による指数の算出、公表は10月30日(金)から。


無策「何も考えてない。辞めると思った日が辞める日」


2020/10/12 10:11 日本経済新聞 電子版
新型コロナウイルス禍でのオフィス機器需要の低迷やデジタルカメラ市場の縮小で、キヤノン株を売り直す動きが出ている。

オフィス機器需要の低迷やデジタルカメラ市場の縮小は、コロナ禍で一角を現しただけで、何年も前から懸念されていたことです。

キヤノン経営陣の危機感の無さは、2016年1月27日のある取材動画にも残っています。

日刊工業ビデオニュース(2016/01/27)
キヤノン、社長に真栄田氏 − 御手洗氏は会長・CEO専任


会見後記者達の質問に応える御手洗CEO。3分58秒の動画ですが、3分30秒からの質問と回答を聞くだけで十分です。現状の悲惨な株価の原因が見えるようです。

記者「CEO職は当分続けるつもりか」
御手洗氏「何も考えてない。辞めると思った日が辞める日で、予算や決算と違って、いつどうするかというのは人間の命と全く関係ない」

「人間の命」という言葉を使っていることから、CEO職に死ぬまでしがみ付くつもりと受け取れます。無策、行き当たりばったり、市場環境の流れのままに。キヤノンの悲劇は今、始まったばかりかもしれません。

お飾り社長に2016年1月に就任し、2020年5月に退任した真栄田雅也氏の現在はといえば。真栄田氏は技術最高顧問(非常勤、報酬あり)として製品開発・生産に関する分野での指導にあたっているようです。任期は2021年3月末日までです。


キヤノンの株価は、2021年の東京オリンピック、2025年の日本国際博覧会(大阪万博)の頃に多少のリバウンドがあるかもしれません。Dead Cat Bounce(デッド・キャット・バウンス)のタイミングで手放せれば幸いです。