2020年10月6日火曜日

キヤノン。日経BP ESGブランド調査で“張りぼて”が暴かれる


こんにちは。ひとりです。

今月に入って持ち株の一部が上向いています。日経平均株価の月足が1.0%高に対して、ある銘柄は6.6%高、またもう一つは11.7%高と堅調です。

ただ相変わらず愚鈍な値動きを繰り返す銘柄もあります。0.2%高のキヤノンです。今年に入ってからの月足を見ると、上昇したのは8月のひと月のみで、1勝8敗です。年足を見ると、41.4%の下落です。この状況下にあっても経営陣からの“声”は聞こえません。

その評価は株価以外にも表れつつあるようです。日経BPが企業もしくはブランド名のESG(環境・社会・企業統治)活動に対するイメージを調べた「第1回 ESGブランド調査」の結果を公表しました。

560の企業ブランドを対象に、一般の消費者やビジネスパーソンがESGの視点からどんなイメージを持っているかを聞くインターネット調査を実施。調査時期は2020年5月25日~6月30日で、約2万1000人が回答

トヨタ自動車が総合で首位となり、経営トップの企業統治(Governance、ガバナンス)に対する意識や、次世代車の開発など未来を見据えた経営姿勢が評価されています。2位はサントリーホールディングスのブランド「サントリー」でした。キヤノンは37位です。 

第1回 ESGブランド調査上位100社

ESGブランド調査は、2000年から実施される「環境ブランド調査」を改変したものです。調査対象をこれまでの「環境(Environment)」だけでなく、「社会(Social)」「企業統治(Governance)」に広げ、さらに「誠実さ(Integrity、インテグリティ)」を加えた4分野で評価されます。

キヤノンの場合、従来の「環境(Environment)」では上位に食い込めたかも知れませんが、「社会(Social)」「企業統治(Governance)」、さらに「誠実さ(integrity)」が調査対象となれば、上位には名を連ねられず、張りぼてが露見したということでしょう。かの長期政権を見る限り、「良い企業文化」が根付いているとは思えません。


2020/08/18
私が保有する銘柄の1つにキャノンがあります。コロナ以前からその株価は下落を続けていますが、年始からの下げ幅には酷いものがあります。 
ESG(環境、社会、企業統治)がここにきて注目されていますが、キャノンに当てはめるとそれは「あきれ顔」「冷笑」「うめき声」の頭文字がぴったりです。

日経CNBC