2020年10月8日木曜日

ANA、無給の休業制度。お金の有無が人生の選択肢を増やす


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は8日、前日比224円25銭(0.96%)高の2万3647円07銭でした。私の持ち株の評価損益率は、同比0.39%高です。

2020/10/08


全日本空輸(ANA)が希望退職者の募集に乗り出しています。経営状況がコロナウイルスの感染拡大で悪化するなか、資金流出を抑えるためにも固定費の削減を急いでいます。なにしろ1ヶ月間に出ていくお金は600億円前後とされていますから。従業員はANAで1万5千人、ANAホールディングス(HD)は3万3千人です。ANA HDの6月末の手元資金の残高は5161億円です。現金流出がこのまま続くなら、手元資金は9ヶ月弱で底をつきます。

気になったのが無給の休業制度を設けることです。キヤリアアップに向けた活動に充てる目的としており、その期間は最大2年間です。経済的に余裕があるなら、この機会を生かさない理由はありません。

ただもちろん、経済的に余裕がある人ばかりではありません。こんな時にいつも思います。お金の有無が人生の選択肢を増やすと。2年間とは言わず、1年間でも働かずに過ごせるだけの蓄えがあれば、私ならこの機会を迷わず学びの時間に充てます。


お金があれば人生の選択肢が広がる


「投資が役立つと思う目標」が先日、新聞に紹介されていました。噛み砕くと、「株式投資で儲けたら何に使いたいか」というアンケートです。

結果を見ると、株式投資で得た利益が、子どもの進学や将来の経済支援に役立つと考える女性は9割にのぼります。考え方は男女で異なり、男性の上位は早期退職、起業、経済的自立で、一方の女性は、子どもの大学進学の支払い、子どもへの将来の経済支援、早期退職と続きます。

男性の目的
  • 早期退職
  • 起業
  • 経済的自立

女性の目的
  • 子どもの大学進学の支払い
  • 子どもへの将来の経済支援
  • 早期退職

女性が自分よりも家族のことを優先に考えて投資で儲けようとするのに対し、男性は自分の目的を叶えるために投資で儲けようとする姿がこのアンケート結果から見えます。

いずれにせよ、株式投資で儲けたお金を誰のために使おうと、お金があれば選択肢が広がることは間違いありません。もちろん株式投資に限らず、給与を計画的に貯蓄に回してきた人もそれは同じです。