2020年10月16日金曜日

NISA(ニーサ、少額投資非課税制度)。非課税の危険な誘い


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は16日(金)、前日比96円60銭(0.41%)安の2万3410円63銭でした。私の持ち株の評価損益率は、同比0.94%安です。


NISA(少額投資非課税制度)は、2014年に開始した制度です。株式・投資信託等の配当・譲渡益が非課税になるとメリットが謳われていますが、メリットがあればその影(デメリット)もあります。それは、儲けなければ役に立たない、損をすれば救いが無いということです。

株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。 
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。

金融庁のウェブサイトにはこのような説明がありますが、NISA口座で損を抱えた場合の“出口”が紹介されていません。

コロナ禍にあって、年初来高値を更新する銘柄がある一方で、年初来安値を日々付ける銘柄もあります。後者の中には高配当で名を成したキヤノンがあります。

NISAの週間買付金額ランキングを見ると、キヤノンが9位に挙がっています。(SBI証券、2020/10/5~10/9)


収益半減、減配で買った翌日には新安値を更新する“恥株”ですが、今が底値と捉える人が少なくないようです。「腐ってもキヤノン」または、「Dead “Canon”(Cat)Bounce」というところでしょうか。

繰り返しますが、NISA口座は儲けなければ役に立たず、損をすれば救いがありません。