2021年6月13日日曜日

ビーロットが増資を発表。株価下落は必至も成長プランのうち


おはようございます。ひとりです。

公募増資を先週末、保有銘柄の一つが発表しました。

  • ビーロット(3452)

株価をコロナ禍にあって大きく下げた銘柄で、今なお低空飛行を続けています。増資の発表を受けて株価は月曜日、さらに下落するでしょう。300万株の公募増資と、45万株の第三者割当増資で発行済み株式数が最大で21.0%増加し、1株利益あたりの希薄化を招きます。

先の成長を見据えて持ち続けるか、早々に損切りするか、判断を迫られます。行動する前に現状を確認して、今後の成長に期待が持てるのかを見極めます。保有、損切りはそれを踏まえたうえです。

増資は株式会社の資本金を増加させる取引のことです。会社は資金調達の必要が生じたとき、発行可能株式総数の範囲内で新たに株式を発行して純資産を増やすことができます。

同社が掲げる中期経営計画の3ヵ年アクションプランの一つには、安定した財務基盤の確立のための資本増強策の実施があり、自己資本比率25%超が目標です。(20.12期末は17.5%)

この点からも今回の公募増資は成長プランの一つ、想定されたものとして市場は受け止めるのではないでしょうか。ここ数ヶ月の株価の軟調は、公募増資がすでに織り込まれた結果とも受け取れます。

公募増資の発表後の株価下落は避けられないとしても、その下落幅は小さく、一時的なものと見ます。リートを含めた不動産銘柄の値動きを確認しつつ、年内は保有し続けようと考えています。