2019年8月20日火曜日

退職後の20年間に3,840万円。30歳独身女性が将来必要な金額


こんにちは。ひとりです。

老後に2,000万円が必要と世間に広まってから、一般NISAや、つみたてNISAにも世間の関心が向いています。実際は2,000万円どころでは済まないのが事実です。

2,000万円で済むのは大企業に勤めていた会社員で、退職金およそ1,500万円~2,000万円を加味したうえでの上記の2,000万円です。つまり4,000万円ほどが必要になるということです。

具体例を挙げるとこうです。

30歳独身女性が将来必要な金額です。この女性の生活費(1ヶ月)は16万円です。人生85年とすると、65歳時に退職したと想定して残り20年間。

192万円(16万円×12ヶ月)× 20年間 = 3,840万円 が必要です。

支給年金額を月5万円とした場合、
60万円(5万円×12ヶ月)× 20年間 = 1,200万円です。

3,840万円 - 1,200万円 = 2,640万円

85歳までに2,640万円が不足しています。もちろん65歳の退職時にまとめて2,640万円が必要になるわけではありませんので、85歳までに使いながら働くなりして徐々に貯めていくことになります。退職金があるならその分、2,640万円から引けば良いです。

現在30歳で65歳までの35年間にこの2,640万円を用意するには、年間約75万円の貯金を継続する必要があります。

2,640万円 ÷ 35年間 =約75万4285円/1年間

今回は計算しやすいように独身にしていますが、結婚したり、家族が増えたりするとまたこの金額も変わります。楽になるのか、負担が増えるのかは個人間で異なります。いずれにしても2,000万円では済まないことが分かります。

ただ年間75万円を継続して貯金できれば問題ありません。

そうなると、192万円(年間の生活費)+ 75万円(年間の貯金額) = 267万円の手取り収入があれば可能です。具体的な金額を挙げて考えると、案外不可能ではないような気もします。

例えば私の場合、すでにある貯金と株式の配当収入を考慮すれば、セミリタイア生活に突入しても生活が急に困窮するわけではありません。

年間の生活費の半分、ここでいう96万円(192 ÷ 2)をアルバイトで、残りの96万円を株式の譲渡益と配当で賄えば何とかなりそうです。

貯金分の75万円は、生活費と株式収入から溢れた分を回せば良いです。株式収入は種銭が増えれば増えるほど楽になりますから。

もちろん皮算用ですが、金額が具体的に思い描けるため、そう現実離れしたものではありません。


※ 追記(2019/08/20)

雑誌を購入しました。

・& Premium No. 70(2019.08.20)
あの人が、もう一度読みたい本。


・週刊ダイヤモンド(2019.08.24)
超楽チン理解 決算書100本ノック! 2019年版