2019年8月27日火曜日

信託報酬0.1%を切るS&P500 投信が登場。SBI証券限定販売


こんばんは。ひとりです。

S&P500 に連動するインデックスファンドが9月26日、SBIアセットマネジメントから登場します。販売会社はSBI証券1社です。

  • SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド

信託報酬は税込みで年0.09264%と、国内最安を更新です。信託報酬が0.1%を切る投資信託はこれまでありませんでした。

この商品は、米国のS&P500種株価指数との連動を目指すインデックス型の投資信託で、バンガードが運用するETF(VOO)に投資します。

私が気になるのは3つ。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬値下げについて
  • SBI証券の iDeCoセレクトプランへの組み入れについて
  • SPDR S&P500 ETF(1557)との使い分けについて

まず1つ目。SBIの新商品と同じ指数に連動する「eMAXIS Slim」商品の信託報酬値下げについてです。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

同商品の信託報酬は税込みで年率 0.162%。SBIの新商品との差は0.06936%です。同商品は今年6月に年率 0.1728%から0.01%値下げしたところです。

S&P500 に連動する投資信託は数が限られていました。そのため先進国や新興国の株式に連動する投資信託ほど、信託報酬の競い合いがありませんでした。これをきっかけに適正価格競争が進めば良いと思います。

次にSBI証券のiDeCoプランに新商品が組み込まれるかどうかです。

iDeCoへの組み入れ商品数は35本と限られています。そのためSBI証券ではオリジナルプランとセレクトプランを設けています。信託報酬の安さを重視した後発のセレクトプランも既に枠がいっぱいです。SBI証券のiDeCoプランに今回の新商品は組み込まれるのでしょうか。

私はSBI証券のセレクトプランで、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資しています。今回の新商品がセレクトプランに組み込まれるようなら、またその時、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬が新商品よりも高いようなら乗り換えも考えます。

3つ目にSPDR S&P500 ETF(1557)との使い分けです。

SPDR S&P500 ETFの信託報酬は税込み 0.10206%です。SBIの新商品との差は0.00942%です。ここまでくると信託報酬の安さ云々で考慮する数字ではありません。あとは買い方と最低購入金額でしょうか。

SPDR S&P500 ETFの今日の終値は30,400円。最低でも一口30,000円以上が必要なのに対して、新商品はその最低購入金額が先のETFに比べてぐっと下がるでしょう。また自動定期買付も可能になるでしょう。

そういった使い勝手を考慮して選べば良いと思いますが、SPDR S&P500 ETFには年4回の分配金があります。その点を考慮すれば、ETFの方が良いかもしれません。