2018年2月4日日曜日

映画「トリガール!」鳥人間コンテストに青春を懸ける大学生


こんばんは。ひとりです。

映画「トリガール!」を観ました。人力飛行機の大会に青春を懸ける大学生の奮闘を描いた物語です。

人力飛行機の大会に青春を懸ける大学生の奮闘を描いた物語です。主演は土屋太鳳さんで、その突き抜けたコメディエンヌぶりが楽しめます。


土屋太鳳さんの突き抜けたコメディエンヌぶり


主演は土屋太鳳さんで、その突き抜けたコメディエンヌぶりが楽しめます。映画「ウォーターボーイズ」(矢口史靖監督)を観終えた後と同じように、軽い興奮がその日は残りました。

一方で映画ならではの、話の展開スピードを重視するあまりか、登場人物の関係性や気持ちの揺れ動きの描き方が端折りぎみでした。そこは中村航さんの同名原作小説で堪能できるところでしょうか。


芝浦工業大学に実在するTeam Birdman Trial


ストーリーは琵琶湖・松原水泳場(滋賀県彦根市)で毎年開催される、「鳥人間コンテスト」への出場を目指して展開されます。劇中に登場する人力飛行サークル「Team Birdman Trial(TBT)」は、芝浦工業大学に実在する人力飛行サークルをモデルにしたものです。

「Team Birdman Trial」は、琵琶湖での鳥人間コンテストに大会唯一の2人乗り機で挑戦している団体で、撮影用の機体製作をはじめとして「Team Birdman Trial」の名前やつなぎがそのまま使用されています。また原作小説の著者は芝浦工業大学の卒業生で、同大学の非常勤講師を務めています。


損得勘定なしに向き合える仲間との時間


鳥人間コンテスト2017には39機がエントリーしました。「滑空機部門」「人力プロペラ機部門」の2部門があり、競技は2日間に分けて行われます。真夏の琵琶湖で実施される同大会には計4万人の観光客が訪れています。

小学生や中学生の頃には毎年テレビで鳥人間コンテストを観戦していました。滑走台から離れた瞬間に翼が折れてしまう機体もあれば、琵琶湖の風に乗って“飛行”するものも。大会に出場するまでには映画に描かれているようなドラマが本当にあるのかも知れません。同じものを目指して、仲間と損得勘定なしに付き合える時間は羨ましいものです。

エンディング曲は、ねごとが歌う「空も飛べるはず」。1994年にリリースされたスピッツの曲です。歌詞が映画と重なり、静かな興奮が最後まで楽しめました。

ねごと - 空も飛べるはず [Official Music Video] -Short Ver.- - YouTube