2017年10月20日金曜日

大人になっても、なったからこそ、学びたいことがあります


こんにちは。ひとりです。

大人になっても、学びたいことはたくさんあります。私は大人になってからの方が、学生の頃に比べて学ぶことに積極的になっていると感じています。


具体的な目標があってこその学び


ある分野の教養を蓄えたり技術を習得したり、日々の中に役立てるための具体的な目標があって今、学びへの意欲が高まっています。一年後、二年後に自分はどうなりたいのか。自分はどう生きていくのかを見据えることの大切さが、時を重ねて分かり始めたからかも知れません。

何を学ぶかを学生の頃よりも自分で選べるようになり、教養を、技術を身に付けることの楽しさがより感じられるようになったからだと思います。

また大切なことはきっと、教養そのものではなく、それを得ようとする気持ちと行動すること、そしてやり遂げることだと思います。


投げ出すことは簡単。やり遂げることにこだわりたい


私は今、中小企業診断士の資格を取得するために勉強をしています。これまで触れてこなかった財務や会計、経営法務などに苦戦しながらも学びを続けています。学び始めて2年が経ちますが、一方で思うような成果が得られずに歯がゆい思いをしています。

途中で投げ出すことはできますが、一生に一度ぐらいなんとかやり遂げることにこだわりたいと思います。教養とはもしかすると、その人の肝の据わり方なのかも知れません。人の魅力や頭の良さは、素質に加えて学びによって後天的に身に付くものです。自分を誤魔化さずにやり遂げたかどうか。自分の努力に納得できて初めて、どんな局面に差し掛かろうと、びくともしないだけの度胸が得られるような気がします。


表を歩いているだけでも、事と次第では学びになる


世の中には色々な考えの、色々な立場の人が入り組んで動いています。それを感じるためにも机上の学びにとどまらず、積極的に人の集まりにも参加しようと考えています。本を読むことも、映画や舞台を観ることも欠かせません。表を歩いているだけでも、事と次第では学びになることがあるでしょう。


人生の先輩の言葉に学ぶ「つるとはな」


「つるとはな」という雑誌があります。創刊は2014年10月とまだ新しい雑誌で、第5号が今年7月に発売されました。編集制作は、岡戸絹枝さん(編集長)、有山達也さん(アートディレクター)、松家仁之さん(編集制作)です。岡戸さんと有山さんは、マガジンハウス「ku:nel」に、松家さんは「新潮クレスト・ブックス」の創刊、制作に携わられてきました。

「つるとはな」のウェブサイトには、こんなあいさつが載っています。

生まれるときはひとり。
赤ん坊時代は、ほとんど記憶にありません。
気がつけばそこに親がいました。
学校や会社でともだちや同僚ができ、
わたしたちはそのなかで、生きてきました。
学校や会社は、わたしたちの一生の場所ではありません。
最後の旅立ちは、うまれたときと同じ、ひとりです。
学校や会社とはべつの、年上のひとの話を聞きたい。
自分のいまを見直したり、これからを考えたい。
話を聞きたい年上のひとは、ひとりでいることをおそれず、
こころのうちに尊敬する誰かがいて、
語るべきことを少なからずもっている。
いよいよ、と覚悟するのはまだはやい気がする。
でも、桜の季節はあと何回だろうと考えることはある。
「これからが、じつは長いんだよ」
年上のひとが、ちょっと笑ってそう言います。
年上の先輩の話を聞く小さな場所。
それが「つるとはな」です。


学びや出会いによって変われた一年後、二年後の自分の姿に胸が高鳴ります。

これから発見することがたくさんあるって、すてきだと思わない?
「赤毛のアン(原題:ANNE OF GREEN GABLES)」より、ルーシー・モード・モンゴメリ