2017年12月28日木曜日

NISA枠で投資可能に。金利0.001%の今、差は開くばかり


こんにちは。ひとりです。

NISA投資可能枠(2018年)が今日、証券口座に表示されました。事前に金額指定買付を出しておいた投資信託2本に、10,000円ずつ買付されました。

投資信託(金額/NISA・つみたてNISA預り)
  • SBI-SBI日本小型成長株選抜ファンド
  • SBI-中小型成長株ファンド-ネクストジャパン-(年2回決算型)

NISA投資可能枠(2018年)が今日、証券口座に表示されました。

上記2本の投資信託に毎月50,000円ずつ、120万円の年間NISA投資可能枠に収まるように積立買付を計画しています。


利益が出て初めて得するNISA(ニーサ)


NISA(ニーサ)は2014年から始まり、2018年に5年目を迎えます。イギリスのISA(Individual Savings Account = 個人貯蓄口座)を参考にした日本版ISAとして、NISA(ニーサ、Nippon Individual Savings Account)という愛称が付けられました。

株式投資で得た売買差益や配当金が非課税になる制度です。利点が取り上げられることの多いNISAですが、一方で利益が出て初めて得する制度です。

決算期ごとに支払われる配当金(インカムゲイン)を目的に長期保有するなら気にしなくても良いかもしれませんが、売買差益(キャピタルゲイン)を目的にした短期の取引の場合、損をすると意味がありません。他の所得金額から損失を控除する損益通算が、NISA口座ではできないからです。


マネー雑誌以外でもNISAを特集し始めたら…


NISAはここ1ヶ月、様々な雑誌に特集されています。例えば下記のマネー、経済誌はもちろんですが、女性向けビジネス誌や子育て雑誌にも取り上げられています。
  • ダイヤモンドZAi/2018年2月1日 発行号
  • 週刊ダイヤモンド/2018年1月6日 発行号
  • 日経マネー/2018年1月1日 発行号
  • 日経WOMAN/2018年1月1日 発行号
  • プレジデントファミリー/2018年1月1日 発行号

プレジデントファミリーの目次を見てみると、最強の「お金の使い方」として第2特集でNISAが取り上げられています。

プレジデントファミリーの目次を見てみると、最強の「お金の使い方」として第2特集でNISAが取り上げられています。

三井財閥総帥子孫、龍角散八代目社長が語る
名家の親は子供の何にお金をかけたのか

東京オリンピックまでに1,000万円貯まる!?
教育費を投資で調達 「ママFP」の運用先こっそり公開

ユダヤ人、華僑、モンテッソーリ教育
子供にお金を稼ぐことをどう教えるべきか


冒頭特集はちなみに、算数の苦手克服です。
苦手克服! 思考力アップ! 得点急上昇!
算数が大得意になる

苦手克服! 思考力アップ! 得点急上昇! 算数が大得意になる

マネー雑誌以外でも投資の話題に触れ始めたら売り時と言われますが、今回はどうでしょうか。


普通預金金利0.001%と比較すると、8,290倍の差に


私が運用するNISAの確定損益は、8.29%です。NISAを2014年から利用していますので4年間平均です。利用限度枠いっぱいに投資した年もあれば、限度枠の半分以下の年もあります。

NISA利用の可否を問われると歴然です。大手銀行の普通預金金利と比較すると分かりやすいです。いずれの銀行も金利、年0.001%です。
  • りそな銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • ゆうちょ銀行

120万円の年間NISA投資可能枠分を、例えば銀行の普通預金に預けます。1年後に受け取れる税引き後の利息は 9円です(税引き前利息12円)。

確定したNISAの損益8.29%と銀行の普通預金金利0.001%を比較すると、その差はおよそ 8,290倍になります。

もちろん120万円を投資する必要はありません。例えば、みずほフィナンシャルグループ(8411)の場合、配当利回りは約3.66%で、100株あたり約20,000円前後で投資できます。1株あたりの予想配当は7.5円ですので、750円が NISA 口座だと非課税で得られます。

120万円で9円の利息と、約20,000円で750円の配当金。得する制度を知って利用する人と、そうでない人の差は開くばかりです。

NISAの口座開設、利用状況調査を日本証券業協会が実施しています。稼働口座は2017年9月30日時点で、62.1%です。稼働口座かどうかは過去4年間の買付実績で判断され、約4割がNISA口座を作っただけで終わっています。