2017年12月20日水曜日

将来このままで良い訳がない、会社員の出口戦略は


こんにちは。ひとりです。

株式投資で利益を出すにも、会社員でキャリアを築くにも“出口”がイメージできているかが大切です。株式投資と同じく、会社員も出口戦略を考えるべきです。


株式投資の場合は買う、保有する、売るのサイクル


株式投資の場合、「買う → 保有する → 売る」というサイクルで成り立っています。買ったら保有し続ける特定の銘柄もあるかもしれませんが、基本はこの3過程です。株で利益を得る、ひいては株で損しない人は、最後の「売る」をしっかりと考えている人です。


利益確定と損切り、出口戦略は2種類


利食いによる売りと、損切りによる売り。株取引の出口は2つあります。株を買う際には、株価が上がった時、下がった時にどうするかまでイメージしておくと良いです。

私の場合は一律に、値幅のパーセンテージで判断することはありません。20%上がったら利益確定する、10%下がったら損切りするなどよく聞きますが、果たしてその基準だけで良いのでしょうか。

それは企業の業績は良いのに、市場全体の流れで株価が下がることもあるからです。過去の事例はあくまで参考にしかなりませんが、例えば2016年6月の私の保有銘柄の一部です。



値幅のパーセンテージを見るか、業績の良し悪しを見るか


全ての銘柄に20%以上、30%を超える含み損があります。一方でこの段階では確定損ではありません。また現物取引ということもあり保有し続けました。ちなみに4銘柄の2017年12月20日現在の株価は下記のとおりです。

ミツコシイセタン(3099)900 → 1,367
三菱ケミHD(4188)442.3 →1,250
日本郵政(6178)1187 → 1,298
みずほ(8411)145.1 → 209

いずれの銘柄も多かれ少なかれ利益を得て、それから数ヶ月後に売却しています。三菱ケミHD の株価は現在、2016年6月から3倍近くになります。

この経験から銘柄個別の業績を見て、出口を判断することも必要だと感じました。あくまで上手くいった結果を見ての話であって、値幅のパーセンテージで一律に利確、損切りすることが必要な場合もあります。

パーセンテージで一律に判断するのか、業績を見て判断するのか、その決断力が株取引における技術の1つだと思います。


勤務し続けることは今や稀なこと


冒頭、会社員でキャリアを築くにも“出口”がイメージできているかが大切と書きました。株取引と同様に、もしくはそれ以上に会社員には出口戦略が必要です。株式投資と照らし合わせると、このようになるでしょうか。
  • 買う …… 入社する
  • 保有する …… 勤務する
  • 売る …… 退社する

株取引と同じく、入社したら(買ったら)定年まで勤務(保有)し続ける人もいるかもしれません。もしくは退社して(売って)転職や起業する人、セミリタイアする人もいるでしょう。勤務し続けることは今や、私の周りを見回すと稀なことです。

いずれはどうなりたいのか、勤務しているうちに出口をイメージしておくことが会社員にも必要だと思います。