2020年4月12日日曜日

パスタ値上げ。業務スーパーでもダイナミックプライシングか


こんにちは。ひとりです。

業務スーパーへ買い物に出かけました。緊急事態宣言後、初めての週末です。

業務スーパーへ買い物に出かけました。緊急事態宣言後、初めての週末です。

商品棚は変わらず欠品(品切れ)が目立ちます。欠品には、陳列棚の商品がなくなった“絶対的欠品”と、品目ごとに設定した最低陳列量を割った状態の“相対的欠品”があります。

相対的欠品は、棚にまだ商品があってもお客の購買意欲が下がる危険性があります。絶対的欠品とともに補充のタイミングに注意が必要です。

ただこの時世で、そうはいっていられないのも現実です。

また店内には欠品だけではない変化もあります。商品の値段が上がっていることです。


小売業にも続々と、ダイナミックプライシングが


例えばパスタがその一例で、10%程度です。皆が一斉に買い求めたための需要過多からくる値上げでしょうか。

まさにダイナミックプライシングで、その時々の需要によって価格を変動させ、集客や利益の向上につなげるマーケティング手法です。

ホテルやアミューズメント施設、航空業界ではこの手法が既に広がっており、家電量販店や小売業でも積極的に取り組み始めています。

また値上げされたパスタの横には、全粒粉パスタといった利益率が高そうな商品が新たに品揃えされています。

定価販売でも今は商品がはけていきます。敢えて値引き販売する必要はありません。また販促、宣伝費を最近、どこも抑えていることに気が付きます。例えば新聞の折込広告がそうで、週末の新聞の薄さでそれが分かります。

食料品小売やドラッグストアを始め、定価販売、販促、宣伝費の抑制。利益の出る仕組みが自ずとできあがっています。

リスクのないところにビジネスはありません。