2019年10月13日日曜日

セゾン投信のセミナー。人生100年時代の歩き方、資産形成術


こんばんは。ひとりです。

3連休の半ば、投資セミナーに参加しました。セゾン投信が主催するセミナーです。

10月13日(日)
人生100年時代のお金の貯め方・使い方

本当に2000万円!? ワークシートでわかる、わたしに必要な老後資産
前野 彩 氏(ファイナンシャル・プランナー)

人生100年時代の歩き方~高齢社会における資産形成~
中野 晴啓 氏(セゾン投信 代表取締役社長)

老後のお金の話、色々耳にするけど行動できずにいませんか? 
ファイナンシャル・プランナーの前野彩氏をお迎えして、「ズバリ」あなたに必要な資金を簡単に計算できる方法をご紹介させていただきます。 
社長中野からは、「人生100年時代の歩き方」をテーマに市場ワーキング・グループの報告書で本当に伝えたかった内容をお話させていただきます。

参加者の年齢は他の投資セミナーと同様に高く、また夫婦での参加が目立ちました。30代の女性もちらほらと見えましたが、同年代の男性は少なく、女性の方が、人生設計への関心が高いのかもしれません。

セミナーではまず、投資よりも自身の年金額を見える化することの大切さを説かれました。そのうえで各自の老後の生活費をざっくりと算出しました。

これは知らないことから生まれる不安を解消するためです。老後にいくら必要か、分かればそれに向けて準備が進められます。


年金の損益分岐点は11年11ヶ月目から


年金受給は70歳まで繰り下げができます。65歳からの受給が基本ですが、1年受給を遅らせるごとに8.4%ずつ増額します。1ヶ月遅らせると0.7%増です。

仮に70歳で受給を開始すると、受給額は65歳で受け取る額に比べて42%増えます。逆に繰り上げて60歳から受給すると、受給額は65歳で受け取る額に比べて30%減ります。早く受給すると1年ごとに6%ずつ減額されます。1ヶ月早めると0.5%減です。

年金受給を繰り下げて、元が取れるのは11年11ヶ月目からです。70歳に受給を開始すると、81歳11ヶ月目が受給総額で元が取れる、いわば損益分岐点です。

自分が何歳まで生きるかが分かれば、それに合わせて年金の繰り上げ、繰り下げができますが、そうもいきません。


セゾン投信の商品を、今選ぶべきかどうか


私が同社の商品を購入したのは投資1年目。その後、利益確定して、現在は保有していません。投資を学び、商品の中身を理解するほど、あえて同社の商品を選ぶ必要がないと判断したためです。

その理由の一つが、信託報酬の高さです。商品2つのそれは、0.6%超と1.3%超。他社の商品が信託報酬を下げるなかで、出遅れ感があります。そしてもう一つの理由が、米国ETFに興味を持ち始めたためです。

米国ETFの信託報酬は、代表的な商品の一つであるVTIで0.03%です。長期投資をするならば言うまでもなく、信託報酬の低さは優先度の上位です。また運用実績を見ても、セゾン投信に引けを取りません。

3商品の運用実績

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
※ 2019年9月30日現在
  • 1年 2.67%
  • 3年 5.49%
  • 5年 9.13%

セゾン資産形成の達人ファンド
※ 2019年9月30日現在
  • 1年 1.97%
  • 3年 7.50%
  • 5年 18.07%

VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
※ 2019年6月30日までの基準価額リターン
  • 1年 9.02%
  • 3年 14.04%
  • 5年 10.18%

ただ上記の運用実績は過去の数値であって、今後も同様の実績が上げられるかは分かりません。

今日のセミナー内容に影響されて、自宅にある年金本を改めて読み直してみようと思います。

2019/07/20
ねんきんネットに登録。受給額試算は30代、40代の暇つぶし
「ねんきんネット」に登録しました。登録して、ねんきんネットでできることを確認した上での感想です。わざわざ登録しなくても、ねんきん定期便(はがき)で十分です。


※ 追記(2019/10/13)

本を購入しました。Kindle版だと今、50%のポイントバックキャンペーンを実施しています。

人生100年時代の年金戦略(Kindle版)
田村正之 著、日本経済新聞出版社

敗者のゲーム〈原著 第6版〉(Kindle版)
チャールズ・エリス 著、日本経済新聞出版社