こんばんは。ひとりです。
消費税率が10月に引き上げられます。
税率が8%から10%となった場合、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)に係る手数料も変更されます。
そもそもiDeCoに掛かる手数料は4つあります。支払う必要のない手数料もあります。無駄なお金を払わないで済むように仕組みを理解しておきたいです。
- 毎月掛かるもの
- 給付(受取)時に掛かるもの
- 還付(返金)時に掛かるもの
- 他社への移換時に掛かるもの
私が利用しているSBI証券の金額で紹介します。以下に記載する金額は全て税込みです。
1. 毎月掛かるもの
口座管理手数料が毎月掛かります。その手数料は自動的に口座から引き落とされます。元本保証型の商品に拠出しているにも関わらず、拠出額が徐々に減っていくのはそのためです。
・国民年金基金連合会分
(変更前)103円/回
(変更後)105円/回
・事務委託先金融機関分
(変更前) 64円/月
(変更後) 66円/月
口座管理手数料を合計すると、
(変更前)167円/月
(変更後)171円/月
つまり年間 2,052円(171円×12ヶ月)が引き落とされます。税率変更前と比較すると、その差は48円ですが、そもそもiDeCo口座を保有するのに2,000円超が必要です。
2. 給付(受取)時に掛かるもの
60歳以降に受け取る際に必要となる手数料です。給付時の事務手数料として1回の振込ごとに必要です。
・事務委託先金融機関分
(変更前)432円
(変更後)440円
3. 還付(返金)時に掛かるもの
手続きを踏んでいれば本来払う必要のない手数料です。拠出した掛金相当額が返金されるのは下記の場合です。またその際に必要な手数料です。合計で 2,148円が必要です。
- 国民年金の保険料を納付していない月の拠出
- 加入者資格を有しない人の拠出
- 法令および個人型年金規約に定める限度額を超えての拠出
・国民年金基金連合会分
(変更前)1,029円
(変更後)1,048円
・事務委託先金融機関分
(変更前)432円
(変更後)440円
・運営管理機関分
(変更前)648円
(変更後)660円
4. 他社へ移換時に掛かるもの
最後に、他社へ移管する際に掛かる手数料です。こちらも本来必要のない手数料です。iDeCo口座を最初に開設する際に、しっかりと調べていれば後で変更する必要はありません。※ SBI証券のオリジナルプランからセレクトプランへの変更は無料です。
・運営管理機関分
(変更前)4,320円
(変更後)4,400円
30歳代の私が気にかけるのは(1)の口座管理手数料です。またセミリタイア後には(3)の還付(返金)時に掛かる手数料にも気をつけたいです。