2019年9月10日火曜日

ひふみワールドに感じる胡散臭さ。信託報酬は税込み1.6%超


こんにちは。ひとりです。

ひふみ投信のレオス・キャピタルワークスが10日、「ひふみワールド」の設定を発表しました。海外の株式に投資するアクティブ型の投資信託で、10月8日から運用が開始されます。

信託報酬は税込み1.628%(10%消費税込み)で、信託財産の留保額はありません。

1.6%超の手数料を毎年払って、資産運用を人に任せるのは得策ではないと思います。同社が日本株で運用するアクティブ型のひふみ投信の価額は2018年から下落の一途で、市場が良い時でないと結果が出せないことを証明しています。市場の調子が良い時に結果が出るのは当たり前です。

私はひふみ年金に2017年から投資してきましたが、今年のGW前に薄利確定して、海外株式に投資するインデックス型の商品にスイッチしました。ひふみ年金の価額は現在、私が利益確定したGWの頃よりも下がっています。

海外株式の調子が日本よりも良いからといって、それならばインデックス型の商品に投資すれば良いです。わざわざアクティブ型の投信を、この時代に選ぶ必要はないと思います。

私なら海外のETFに投資します。例えば「VTI」や「VIG」です。

公表されているひふみワールドの特徴です。

  • 海外の成長企業に投資 … 足で稼いだ情報で有望な企業を発掘します
  • 守りながらふやす運用 … リスクとリターンのバランスを取ります
  • 顔が見える運用 … セミナーや動画で、運用などについてお客様に直接ご説明いたします
  • 為替ヘッジなし

既存のひふみ投信と特徴は変わりませんが、ひふみ投信の結果を踏まえると、どうも胡散臭く感じます。

ひふみ投信の月次運用レポート(2019年8月)を見ると、組み入れ銘柄数は246です。これだけの銘柄に分散すれば、自然とインデックス型の投資信託と価額の値動きが似通ってくると思います。

2017年1月度の運用レポートは130銘柄、2014年1月度の運用レポートは87銘柄です。投資への迷いが、銘柄数の増加から見て取れるような気がします。

自分のお金を託すからには、少しでも懸念があれば避けたほうが良いです。私は同商品への投資を避けます。

そういえばレオス・キャピタルワークスが上場するという話はどうなったのでしょうか。

直前になって頓挫したのはいつの話でしたか。ウェブサイトを見るとIR情報のページは準備中のままです。

なぜ上場が取りやめになったのか、その原因が公表されていません。もちろん公表する義務はないかもしれませんが、顔の見える運用というからには、こんなところの情報も公開してほしいものです。

皆が忘れるまでほっておくなどと、時間が解決してくれるのを待っているのならとんだ期待はずれです。


※ 追記(2019/09/10)

久しぶりに会社の同僚と昼食を食べに行きましたが、どうも退屈です。

その方は結婚して家族があります。家族の将来のために昼食代を制限されていること、1人暮らしだと休日は何をして過ごしているのかなど、話題はありますが、つまらない内容ばかりです。

私が相手のことをつまらない人と思っているのと同様に、相手もまた私のことをつまらない人と思っているのでしょう。

独身だから使えるお金がある、家族持ちだから使えるお金が制限される。そんなことはなく、その人のお金の使い方、もっと突き詰めると性質の問題です。