2018年7月2日月曜日

株価急落の最中、AERAは奇しくも「投資デビュー」特集を


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は2日、前週末比492円58銭(2.21%)安の2万1811円93銭でした。約9割の東証1部銘柄が下げるなど、ほぼ全面安の展開です。私の持ち株比率は、前週末比 -1.41%です。

2018年7月2日

日経平均株価が急落した背景と事実確認です。
  • 日経平均株価は492円58銭安の2万1811円93銭
  • およそ2カ月半ぶり(4月13日以来)の安値
  • 東証1部では約9割の銘柄が下げた
  • 米国は7月6日、中国製品への追加関税を発動する見通し
  • 中国側も即座に報復関税に動くとみられ、米中の貿易摩擦が激化するとの警戒
  • 米中双方の歩み寄りがなければ、対立は避けられない情勢
  • 中国の製造業購買担当者景気指数(PMI、6月)が前月5月比0.1ポイント低下
  • 米中の貿易摩擦が激化すれば一段と冷え込むおそれがある
  • 中国景気の影響を多分に受ける日本株を買いづらい
  • メキシコ大統領選でポピュリズム(大衆迎合主義)政策を掲げる新興左派候補が勝利した
  • 当選確実となった候補者は北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉でメキシコの国益を重視する姿勢で、トランプ米大統領との対立を懸念
  • 日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、警戒ライン(20)を突破した
  • 株安が長期化することへの警戒から、投資家から売りがでた

日経平均株価が急落したという事実に対する、後付けの理由はいくらでも挙げられます。その上で株安が長期化するかどうかを見極めて、投資判断をすることが大切です。

今日の急落で私は、持ち株の機械、電気機器2銘柄を、今日の底値付近で買い増しました。いずれの銘柄も業績は好調で、値を下げた要因が市場にあると判断したためです。

市場の雰囲気が改善されれば、真っ先に値を戻す銘柄だと判断しました。ただ市場の雰囲気が改善されるのはいつになるか分かりませんが。


AERAは今週、奇しくも「投資デビュー」特集を


2%以上急落した今日の日経平均株価ですが、奇しくも今週のAERA(7月9日号)が、「投資デビュー」特集を組んでいます。

AERAが株式投資を取り上げることは、これまでにもあったことで、珍しくはありません。ただ、“投資デビュー”を謳うには、市場とのタイミングが合わなかったようです。一方で今日のような相場だからこそ却って、誌面にあるような派手な言葉に踊らされずに、冷静な判断ができるかも知れないですね。
AERA(7月9日号)中吊り広告

AERAが株式投資を取り上げることは、これまでにもあったことで、珍しくはありません。ただ、“投資デビュー”を謳うには、市場とのタイミングが合わなかったようです。

誌面の内容は「長期投資」を紹介する記事もあるため、短期の株価変動に一喜一憂するものではありませんが、それもある程度の投資知識を持っていればこそ。これから投資デビューを果たそうという人にとっては、今日の日経平均の急落は投資への不安でしかありません。

誌面はまた、長期投資だけでは面白さに欠けてしまうため、読者の興味を惹き付ける言葉を散らべています。

例えば「爆騰中」や「FX自動売買」「寝ながら小遣い稼ぎ」などがそれです。常識で考えれば分かるうまいお金の話も、損得が絡むと判断力が鈍ってしまうものです。

今日のような相場だからこそ却って、誌面にあるような派手な言葉に踊らされずに、冷静な判断ができるかもしれません。