2021年5月27日木曜日

消費者を惑わすダークパターン。Amazonの定期購入や置配も


こんにちは。ひとりです。

使う側と、作る側の思惑は異なります。例えばECサイトがそうで、消費者を惑わすサイト設計の危険性に注目が集まっています。それはダークパターンと呼ばれ、消費者を不利な、もしくは意図していない決定に誘導する表記やサイト設計を指します。

例えば定期購入が最初から選択されているのに気づかず数カ月後に同じ商品が届くといったことや、配達住所を指定すると、玄関前への置き配が初期設定になっていることもその一つです。

Amazonでは定期おトク便(定期購入)が初期選択に

2020/04/08
不在時の再配送を避けるために、対面受け取り以外の「置き配」がアマゾンで導入されました。 
配送方法の初期設定が、玄関への置き配に

ダークパターンの主な手法は10数種類に分類されます。

残りわずかと在庫の少なさを強調する「あおり」や、先にもあげた定期購入を最初に自動選択しておく、特定のボタンを推すように目立たせる「誘導」が代表例です。また会員登録は簡単にできるのに、退会の方法が案内されていないことも目立ちます。

日経新聞の調査では国内主要サイトの6割でダークパターンが確認されました。欧米では規制が進みますが、日本では大半が合法とされ対応が遅れています。