投資信託を雑誌AERA(No.24、21.5.24)が取り上げています。
買っていい投信 悪い投信の「結論」
6千本近くある個人が買える投資信託のなかから、買ってもいい商品をふるい(フィルター)にかけてランキングで紹介しています。下記はそのふるいの一部です。
- 純資産総額が30億円以上(投資家からどれだけのお金を集めているか)
- 資金が3ヶ月以上流入(継続して投資家からお金が入っているか)
- シャープレシオ(運用効率のよさ。とっているリスクに対してどの程度のリターンが得られているか)
ランキング上位はいずれも海外投信。日本は除けもの
トップ3はいずれも海外市場に投資する商品です。
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- SBI・先進国株式インデックス・ファンド
日本株式を対象にした投資信託は、今回のランキングの上位30位以内にはありません。ちなみに私がiDeCo口座で運用している商品は、eMAXIS
Slim米国株式(S&P500)です。
NISA口座や特定口座では、投資信託を保有しておらず、そちらではもっぱらETF(上場投資信託)で運用しています。ETFなら投資信託と同じ株価指数に連動する商品が、投資信託よりも低い信託報酬で運用できます。
投信にはない利点。貸株金利で信託報酬を相殺
さらに投資信託にはつかない貸株金利を利用することで(NISA口座では貸株金利なし)、信託報酬が相殺できます。長く運用するならその面でETFのほうが投資信託よりも優位です。今回のランキング上位の投資信託を買うなら、下記のETFを候補に加えてみてはいかがでしょうか。
- MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 (2558)
- MAXIS全世界株式 上場投信(2559)
- 上場インデックス ファンド米国株式(ダウ平均)為替ヘッジあり(2562)
- 上場インデックス ファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジあり(2569)
- MAXISナスダック100 上場投信(2631)
2021/05/24
投資は“プロ”に任せるな。プロとはつまり、商品の売買で投資家から手数料をとっている人のことであって、決して投資家の資産を増やす人ではありません。