私はネット銀行をよく利用します。そのネット銀行のサービスが6月から変更されます。その変更内容から、キャッシュレス決済が今後も加速する流れが伺えます。


利用ランクごとに住信SBIネット銀行では2種類の“無料回数”が設けられています。
- ATM利用手数料(引出し)の無料回数
- 他の金融機関あて振込の無料回数
例えばランク2だと、ATMからの現金引き出しが月5回まで無料、他の金融機関あて振込みが月3回まで無料です。大手銀行にはないサービスで重宝していました。それが6月から変更されます。
ランク2の場合(6月〜)
- ATM利用手数料(入出金)の無料回数(月5回)
- 他の金融機関あて振込の無料回数(月3回 → 月5回)
ATMの“入出金”が月5回まで無料、他の金融機関あて振込みが月5回まで無料に変更されます。
他の金融機関あての振込無料回数が月3回から5回に増えたのは便利ですが、ATMの利用手数料無料回数が、入金時にもかかるようになりました。つまりATMに入金すれば無料回数が1回減るということです。

これはサービスの改悪ともとらえられます。一方で現金の利用頻度を強制的に減らすキャッシュレス決済への加速とも考えられます。私は現に、クレジットカードを利用するようになってから極端に紙幣、硬貨を利用する回数が減りました。つまりATMでお金を出し入れする回数が減ったということです。
キャッシュレス決済への加速は歓迎ですが、カードが使えない個人商店はいまだに少なくありません。