2021年5月24日月曜日

R&Iファンド大賞。“過去”に投資効率に優れたファンド一覧


こんにちは。ひとりです。

R&Iファンド大賞2021が発表されました。受賞ファンド一覧が今朝(2021/05/24)の日経新聞に掲載されています。

投資信託を選ぶ賞に「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」があります。2020年の同賞の選出商品を確認すると、R&Iファンド大賞2021で選ばれた商品とはずいぶんと顔ぶれが異なります。

もちろん両賞の選出方法が異なるためですが、投資家からすれば、いずれの賞も上位にあがる投資信託は安直に今後も儲かる商品と認識したいところです。どちらの賞の上位商品が“これから”投資するのに適しているのでしょうか。

新聞広告の見出しにそのヒントが隠れています。

純粋に運用実績のみで評価。これが、いま、「投資効率」に優れたファンドです。

R&Iファンド大賞は、これまで成績が良かった商品を表彰するものです。つまり、結果を見て選ばれた商品が顔を揃えているということです。なるほどそう考えて受賞商品を見ると、テーマ商品(流行り商品)がずらりと並びます。流行るからには廃れるのが世の常識で、それは投資の世界でも同じで、もっというと先取りしています。

投資の世界では“いま”はすでに過去のこと。この先も優れた成績が残せるわけではありません。見出しに横槍を入れると、こう言うのが正確です。

純粋に運用実績のみで評価。これが、過去、「投資効率」に優れたファンドでした

どんな商品に投資するか。それは自分が決めることであって、賞に左右されることではありません。投資は“プロ”に任せるな。プロとはつまり、商品の売買で投資家から手数料をとっている人のことであって、決して投資家の資産を増やす人ではありません。証券会社に入社した1年目、2年目の人でも、顧客から見ればプロですから。