日本個別株以外に投資していれば儲かる昨今の証券市場です。保有する“恥株”(持っていることを人に話すのも恥ずかしい、憚られる底辺株)キヤノンは相変わらずです。東証1部全体(2,196社、2021/03/16)で15日は、214社が高値を更新しました。
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Google Finance |
同社の2000年初頭から現在までの株価チャートを確認すると、20年間成長していないことが分かります。または衰退しているとも言えます。
キヤノンの格付けは、格下げが相次ぎます。格付投資情報センター(R&I)は15日、一段階引き下げて「AA+(ダブルAプラス)」から「AA(ダブルA)」にしました。最上位から3番目にあたる格付けです。
- AA+(ダブルAプラス)→ AA(ダブルA)
2月にはムーディーズ・ジャパンが「A3」から「Baa1」に、S&Pグローバル・レーティングが2020年8月には、「A+」から「A」に引き下げています。
- ムーディーズ … Baa1
- S&P … A
先の格付投資情報センターは、「事務機などの利益水準が低下する中で、産業機器や医療機器などの利益では落ち込みを吸収できない」としています。キヤノンが撮る“青写真”は信憑性に欠けます。いざ撮った写真を時間が経ってから確認してみると、いつの間にか真っ黒になっていたとなりかねません。ここ数年がそうだっただけに、現実味があります。
ではなぜそんな恥株を買い、いまだに持ち続けているのか。それは私が投資下手だからです。
私のような投資下手でも儲かる海外市場。海外市場への投資をメインにするNISAとiDeCoの運用状況を確認します。
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NISA(2021/03/15) |
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iDeCo(2021/03/15) |
評価損益(%)はNISAとiDeCoでそれぞれ、30.18%と10.1%です。
- NISA … 30.18%
- iDeCo … 10.1%
投資はどうやら、手間をかけない方がうまくいくようです。