2020年1月31日金曜日

ソフトバンクやファストリも。経営者の交代が事業リスクに


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は31日、前日比227円43銭(0.99%)高の2万3205円18銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、同比0.68%高です。

持ち株の値は上下に振れ幅が大きい1週間でした。振り返ると、投資額の4%弱が下落しました。新型肺炎の影響もあるでしょうが、決算を受けての下落です。

業績堅調の銘柄でも株価が上昇したのは決算発表の翌日のみで、翌々日にはその上昇以上の下落に見舞われました。昨今の市場にあって、銘柄を中長期に保有することの危うさを改めて実感しました。決算時期の投資は、投機寄りです。

上がれば利益確定。これが鉄則です。ただどこまでの上昇で納得、決断するかです。まだ上がると欲張った結果が今回です。


名物経営者の交代も「事業等のリスク」に


「事業等のリスク」は、有価証券報告書で開示が義務付けられています。記載が多いのは、景気や為替の変動、自然災害等で業績が悪化する恐れです。今回の新型肺炎もその1つでしょうか。

加えて昨今では、人手不足や高齢化がもたらすリスクの記載も増えています。ただそのリスクへの言及は、想定できるものの1割に留まっています(日経新聞、2020年1月23日朝刊)。

また興味深いのが経営者の交代をリスクに挙げている企業です。ソフトバンクグループでは「孫正義会長兼社長に不測の事態が発生した場合、グループの事業展開に支障が生じる」とあります。

他にはファーストリテイリングの柳井正会長兼社長、イオンの岡田元也社長らが交代リスクに挙げられます。楽天や、ほぼ日もそうでしょうか。

雇われ社員ならば、その人にしかできない仕事はありませんし、そんな仕事の仕方をしようものならば、昨今の生産性の面からも良しとされません。

ただ社長ともなるとそうは言っていられません。大企業といわれる会社ですらこれなのですから、巷の中小企業なら、社長に「不測の事態」が発生すればどうにも仕様がないのは明らかです。