私が保有する米国ETFのセクター割合が昨年2020年末に更新されています。
- バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI)
- バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
- iシェアーズ・コア S&P小型株ETF(IJR)
- バンガード・米国増配株式ETF (VIG)
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2020年12月31日 時点 |
4商品の中で上昇率が高いのがVTIとIJRです。また思うような成績を残せていないのがVYMです。VTIのテクノロジーセクター割合の高さ、VYMの金融セクター割合の高さが、各々の成績を左右しているのでしょうか。保有する商品が全て同じ値動きをしていたのではリスク分散になりませんので、セクターの組入割合を見て投資するのも一つの方法です。
iシェアーズのブラックロックも。市場で広がるESG投融資
金融市場では環境や社会課題への配慮を評価する「ESG(環境・社会・企業統治)」に注目した投融資が広がっています。米国ETFにもESGをテーマにした商品があります。ブラックロックの「SUSA」
です。
- iシェアーズ MSCI米国ESGセレクトETF(SUSA)
同商品の2020年の騰落率は24.64%でした。組入セクター割合を見るとテクノロジーが30.81%と突出し、それにヘルスケアセクターの13.43%、金融の9.63%が続きます。(2021年1月21日時点)
組入上位5銘柄は下記の顔ぶれです。ESGだからといって銘柄に目新しさはありません。やはり、利を上げているからこそESGにも目が向くのでしょう。
- APPLE INC(AAPL)
- MICROSOFT CORP(MSFT)
- ALPHABET INC CLASS A(GOOGL)
- TESLA INC(TSLA)
- ACCENTURE PLC CLASS A(ACN)
ブラックロックはまた、リスク管理ツールに気候変動の要素を盛り込み、温暖化や異常気象から生じる損失も予測できるようにするなど、脱炭素時代への移行を進めています。
米企業の取り組みでは他に、米ゼネラル・モーターズ(GM)が1月8日、57年ぶりに企業ロゴを変更すると発表しました。「gm」の「m」の文字が電気プラグを模したデザインになっています。企業ロゴの変更はこの点からも分かるように、電気自動車(EV)の本格展開に合わせた企業イメージの刷新のためです。同社は2025年までに世界で30車種のEVを投入し、EVと自動運転技術に270億ドル、約2兆8000億円を投資する計画を打ち出しています。