こんばんは。ひとりです。
株式市場の動きを、年間を通じてみると、2月を底値に4月〜5月に向けて反転上昇する傾向が見えます。
セル・イン・メイ(5月に売れ)は株式市場の格言ですが、これは5月の株高を表したものです。先の2月の底値と重ねると、5月に向けた株の仕込み時なのかもしれません。
そもそも4月〜5月に向けた株価の上昇がなぜ起きるのか。その理由の1つが米国での税金還付と言われます。
米国会社員の還付金が、日本市場の受給環境を盛り上げる
米国では2月から税金の還付が始まります。日本では同時期に確定申告が始まり、過払い分があれば数カ月後に還付を受けられます。
日本の会社員なら確定申告をする人は限られますが、米国の会社員は1月〜4月にかけて、自身で前年分の税務申告を行います。その還付金の総額は約30兆円に達すると言われます。
米国民は資産運用が日本に比べて盛んで、税務申告によって還付されたお金の一部は資産運用にも回されるでしょう。世界に分散投資する投資信託ならば、もちろん日本市場も投資対象に組み入れられます。
投資された資金が日本市場に流入して、株式市場の受給環境が4月〜5月に向けて良くなるという格好です。