2020年6月9日火曜日

AI(人工知能)投信の大半は、コロナ局面で株価指数に大敗


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は9日(火)、前日比87円07銭(0.38%)安の2万3091円03銭でした。私の持ち株の評価損益率は、同比0.37%高です。

新聞紙面で最近、デジタルトランスフォーメーション(DX、Digital Transformation)という言葉を見るようになりました。DXと表記されるのは、「Trans」を「X」と略す英語圏の表記に準じているためです。

AI(Artificial Intelligence、人工知能)もそうですが、好んで流行り言葉を使う人や企業、サービス(広告)に胡散臭さを感じます。

世間を見渡すと、AI技術と称するサービスは無数にありますが、提供していることはAI(人工知能)とは程遠い内容です。人工知能を、一介の企業が開発できるはずはなく、過去のデータと照らし合わせて、こうくればこう返すといった定型枠のなかで行っているやり取りをAIと称しているだけです。

AIの表現(定義)に“上限”はありませんが、また“下限”もありません。AIと言ったもの勝ちです。DXもAIと同様の広がりが今後、想像できます。

つまり、DXを連呼する人や企業、サービス(広告)に気をつけようということです。もちろん株主総会や決算発表でAI、DXを連呼する経営者に実が伴っていないのは言わずもがなです。

ちなみにAI投信の大半は、このコロナ局面で株価指数に大敗した模様です。

その理由の1つは、過去のデータを基に投資判断するAIが、過去に例がない相場環境の変化に対応できなかったからでしょう。照らし合わせる過去(データ)がなければ、未来が描けないということです。自身で考えて生み出すところまでは、まだ先のようです。