2020年6月25日木曜日

無形資産で立ち向かう。コロナ後に私の役割、居場所はあるか


こんにちは。ひとりです。

無形資産とは文字通り、形の無い、見えない資産です。

企業はこれまで、工場や設備機械、店舗などの物(有形資産)への投資を成長の糧にしてきました。それはこれからも変わらないでしょうが、無形資産への投資が以前よりも加速していることは間違いありません。

無形資産への投資がどこまで拡大するか。同資産を、以前読んだ本では3つに分けて紹介しています。

  • コンピューター化情報(ソフトウエアやデータなど)
  • イノベーション財産(研究開発など)
  • 経済能力(研修、市場調査など)

「無形資産が経済を支配する」


東証1部上場企業(約2,170社)の株式時価総額の合計を、米大手IT企業5社の「GAFAM」が上回ったことは、無形資産への投資を有形資産よりもおざなりにしてきたことと無関係ではないでしょう。

なかでも「経済能力(研修、市場調査など)」は、日本企業の無形資産への投資が欧米企業に比べて少ないとされているひとつです。

人材雇用、教育は職務を限定しないメンバーシップ型で行われ、職務を明確に最適な人材を充てるジョブ型を採用する欧米と、労働の質や生産性の開きがここにきて明らかです。

コロナを機に広がり、継続される在宅勤務では今後、日本企業でも成果で評価するジョブ型へ移行していくことが予想できます。その時に、自分に役割、居場所があるかどうか。

無形資産は何も企業に限ったことではありません。個人にも当てはまります。それは知識や経験であり、誰にでも意識次第で築ける“資産”です。