私はロードバイクで毎日、サイクリングロードを1時間ほど走っています。年齢を重ねると運動の機会が減り、また体重も増えやすくなります。長生きしたいかはともかく、生きているうちは健康な身体でありたいものです。
サイクリングロードは上り坂や下り坂、うねる道が続きます。そのため毎日走っているとタイヤやブレーキシュー(ゴム)の消耗、ギアの変速回数が増えてワイヤーのほつれが気になっていました。身体と同様、自転車もメンテンナンスが必要で、消耗品を交換しました。
- タイヤ(コンチネンタル GP5000)
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パナレーサーからコンチネンタル GP5000へ交換 |


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ここまで消耗すれば、交換に迷いなし |
- シフトケーブル(ニッセンケーブル シフト用SP31スペシャル ステンレスインナー シマノ対応)
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シマノのオプティスリックワイヤーから交換 |
- ワイヤーロープカッター(King TTC 150mm WC-150)
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ワイヤー切口のほつれが気になって購入 |
これまではペンチの奥にある切断刃で処理していましたが、切断後のワイヤーが平べったく、ほつれやすくなるのが気になっていました。

ペンチの押し切り型の刃のせいでしょうか。


一方で今回購入したワイヤーカッターでワイヤーを切断すると、その先端は押しつぶされずきれいに。

ペンチとワイヤーカッター、刃の構造に違いがあります。



私が購入したワイヤーカッターはツノダの製品です。一方でTONE(トネ)からも同サイズのワイヤーカッターが販売されています。
よく見てみると形状は同じ、持ち手の色が黄色か赤色かというぐらいの違いです。どうやらツノダがTONEブランドの製品を製造するOEM(Original Equipment Manufacturing)製品のようです。価格はTONE製品のほうが300円前後、ツノダ製品よりも高いです。
OEM供給にはメリットとデメリットがあります。メリットは今回のワイヤーカッターの場合、ツノダ製品としても、TONEへの供給品としても製造しているため生産量が確保できます。大量生産で材料の一括大量仕入れ、材料コストの削減、ひいては販売価格の抑制と繋がります。
一方でデメリットは、供給先(TONE)のブランド力や販売力に頼りすぎると、自社内にマーケティングのノウハウや販売力が蓄積できないことです。また供給先を1社に絞ると、契約解除時の売上変動リスクが大きくなります。今回の場合、ツノダ製品としてもワイヤーカッターが販売されているのでリスク分散が効いているといえますね。
ちなみに使用したペンチはエンジニアのネジザウルスです。トラスコ中山の株主優待で手に入れました。トラスコ中山は現在、株主優待を廃止しています。
2018/04/08
トラスコ中山から優待品が届きました。私が選んだのは工具セットで、5,000円相当の品です。カッターは言わずと知れたオルファ社製で、ペンチ、ハサミはエンジニア社という会社の商品です。

またTONEには株主優待があります。私は以前もらいました。

- プーリー(RD-6700)
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パッケージはプラスチックから紙製に |
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10速アルテグラRD-6600にも対応 |
- ねじゆるみ止め(3M スコッチ TL43J 中強度/高粘度)
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プーリの固定ボルトに塗布 |
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中強度で耐油性のあるTL43J |

プーリーは旧式のアルテグラ(RD-6600、10速)を使用しており、それと互換性のあるRD-6700です。
ただ、交換はスムーズにいかず部品の破損が。ガイドプーリーの交換時に固定ボルトを強く締め付けてしまい、ボルトの締め付けが効かない状態になってしまいました。締まり切るはずのボルトがクルクルと回り続ける始末です。
これまで締め付け具合を測るトルクレンチを使わずに済ませていましたが、失敗して改めてその必要性を実感しています。当のプーリーの締め付けは3Nm(ニュートンメートル)でした。ねじゆるみ止めのおかげで何とかボルトはとどまっています。
時間をおいて再点検します。走る前の点検は欠かさないので、そのときに異常があればすぐ分かります。失敗して学ぶことが多いです。