2021年1月18日月曜日

iDeCo(イデコ)の手数料節約方法と、もしもの時の買付余力


こんにちは。ひとりです。

株式投資において私は3種類の口座を利用しています。複数の証券会社を利用しているという意味ではなく、1つの証券会社で、特定口座、一般NISA(ニーサ)口座、iDeCo(イデコ)口座を持っているということです。

  • 特定口座
  • NISA口座
  • iDeCo口座

各口座の昨年(2020年)の運用成績を確認します。個別株への投資をメインにする特定口座の成績は散々でしたが、指数連動商品へ地道につみたて投資を続けた一般NISA口座、iDeCo口座の成績は、日経平均と歩を合わせるように上昇しました。

NISA口座とiDeCo口座の現在の運用状況です。

NISA口座(2021/01/18)

iDeCo口座(2021/01/18)

iDeCo口座については、元本保証商品の割合が半数を占めるため、口座全体の損益率がNISA口座ほど上昇していませんが、個別商品の損益率に目をやると、19%超と上々の出来です。

海外株式への投資は19.2%の上昇

このiDeCo口座の手数料節約方法を今回はご紹介します。


もしもの時のスポット買いに。iDeCoに買付余力を確保


iDeCo口座の手数料節約方法は2020年の同時期にも投稿しましたが、株価の上昇が続き、世間の資産運用への関心が高まるなかで改めて振り返ってみます。

2020.3.12
こんな時だからこそ個別株投資から離れた話題を1つ。それはiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の手数料です。年間1,155円が節約できます。

節約できる金額は年間1,155円と少額ですが、その金額以上にiDeCo口座内で投資の自由が効くお金、つまり投資(スポット買い)したいときにiDeCo口座内に買付余力(元本保証商品)が確保できる点に注目です。

また私は今年から、iDeCo口座で毎日のつみたて投資を始めました。iDeCo口座にそんな機能は付いていないのでもちろん手動です。毎日800円、元本保証商品から投資信託にスイッチング(口座内でのスイッチングは手数料がかかりません)しています。1万円以上と昨年の日経平均のような変動幅が大きい相場では、毎月より、毎日のつみたて投資が成績を上げることもあります。手間と数パーセントの上昇、どちらを優先するかです。

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2021年1月17日日曜日

NISA2020の成績。米国ETFが堅調、IJRは35%超の上昇に


こんばんは。ひとりです。

NISA口座(2020年投資分)の運用成績が堅調だったことを先日投稿しました。私の投資先は主に米国ETFです。では具体的にどの商品に投資しているのか、そのうちの2商品を投資成績と合わせて紹介します。

2021年1月17日現在

  • iシェアーズ・コア S&P 小型株 ETF(IJR)… 35.45%
  • バンガード・米国増配株式ETF(VIG)… 12.57%

組入銘柄数を見ると、IJRは609銘柄、VIGは212銘柄です。投資セクターも適度に分散されています。IJRは小型株がメインのため、その組入銘柄を見ても上位でも知らないものばかりです。一方でVIGの組入銘柄上位10社を見ると、下記のようによく耳にする企業名が挙がります。いずれも個別で保有を考えても良いものばかりです。

  • Microsoft Corp.(MSFT)
  • Walmart Inc.(WMT)
  • Procter & Gamble Co.(PG)
  • Johnson & Johnson(JNJ)
  • Visa Inc. Class A(V)
  • UnitedHealth Group Inc.(UNH)
  • Walt Disney Co.(DIS)
  • Home Depot Inc.(HD)
  • Comcast Corp. Class A(CMCSA)
  • Oracle Corp.(ORCL)

ETFを複数保有すると、組入上位銘柄に重なりが出ることがあります。重複するぐらいだから良い(株価が上がる)企業なのは間違いありませんが、分散投資の効果に疑問を持つ人がいるかも知れません。私はその点で“良い企業”の重複は歓迎です。ただ保有するETFの数が6商品、7商品と多くなり過ぎないように気をつけています。

2021年1月16日土曜日

K字型相場に乗れたか? 30代の資産運用成績(NISA、iDeCo)


こんばんは。ひとりです。

今年最初の投稿になります。まず昨年(2020年)の投資運用成績を確認します。確定損益率は、年初来投資元本比で5.56%となりました。日経平均の年初来騰落率が16%だったので、私がいかに下手に売買を繰り返し、無駄な時間を費やしたか、銘柄の選別ができていないかが分かります。評価損益率を見ると、未だに年初来の数値からは程遠い有様です。

評価損益率の推移(2020年12月末時点)

過去5年間の成績です。カッコ内は日経平均です。
  • 2020年 … 5.56%(16%)
  • 2019年 … 7.48%(18.20%)
  • 2018年 … 15.89%(▲12.10%)
  • 2017年 … 27.21%(19.10%)
  • 2016年 … 7.42%(0.40%)


上昇率58%。「日経平均5」が2020年の市場を牽引


株価が一方でK字型回復と言われるように、上昇した銘柄は一部にとどまっているのも現状です。つまり、私のような成績を残した人が少なくないということでしょうか。ただ株式投資は人と比べてどうというものではなく、自身が儲けたか損したかが全てですのでなんの慰めにもなりません。

「日経平均5」なる指標がK字型回復で注目されています。日経平均の構成比率が高いファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、ダイキン工業(6367)、東京エレクトロン(8035)、エムスリー(2413)の5銘柄からなる指数です。

  • ファーストリテイリング(9983)
  • ソフトバンクグループ(9984)
  • ダイキン工業(6367)
  • 東京エレクトロン(8035)
  • エムスリー(2413)

日経平均5の年初来の上昇率は昨年11月末時点で58%に達しており、12%だった同期間の日経平均の上昇率を大きく上回っています。日経平均は225銘柄で構成されており、半面、残った220銘柄で算出した「日経平均220」は2019年末比5%安です。つまり、日経平均採用銘柄の7割が2019年末の水準を上回れていないのが現状でした。(2020年11月末時点)

上昇率(2020年11月末時点)
  • 日経平均5 … 58%
  • 日経平均220 … ▲5%


米国も同じ傾向。「S&P5」は2019年末比50%上昇


米国でも日本と同じ傾向が見られました。GAFAMと呼ばれる大手IT5銘柄は70%上昇(2019年末比)したアマゾン・ドット・コムを筆頭に、5銘柄を指数化すると年初来の上昇率は約50%です。日経平均同様にS&P500の残る495銘柄で「S&P495」指数を算出すると、上昇率は5%に留まっています。

上昇率(2020年11月末時点)
  • S&P5 … 50%
  • S&P495 … 5%

限られた銘柄の株価上昇が、2020年の株式市場に共通の現象でした。こうした二極化の影響がK字型回復です。


指数連動投資のNISA、iDeCoは堅調に推移


NISA(ニーサ)、iDeCo(イデコ)の成績も忘れてはいけません。こちらは愚直に指数連動商品に投資したため、K字型回復の恩恵を少なからず受けています。

NISA(2020年12月末時点)

 iDeCo(2020年12月末時点)

結局は指数に連動する商品(投資信託やETF)に、時間分散、資産分散して投資しておけば良いということです。ただ結果だけを見れば単純ですが、それでは投資の醍醐味が薄まってしまいますし、儲けたいという気持ちから学びの欲求が湧き上がってきません。これも程よい塩梅で個別銘柄への投資、指数連動商品への投資と振り分けるのが良いのでしょう。私の場合は、NISAやiDeCo枠が指数連動商品への投資、特定口座が個別銘柄というおおよその区分けです。口座毎に評価損益を見るのではなく、すべての口座を合算して(資産全体で)帳尻が合えば良いのです。


※ 追記(2021/01/16)

年始から本を読んでいます。
  • アマゾン化する未来 ベゾノミクスが世界を埋め尽くす
  • チューリップの文化誌
  • DESIGNED FOR DIGITAL(デザインド・フォー・デジタル)
  • ブラックストーン・ウェイ PEファンドの王者が語る投資のすべて
  • マネジメントの文明史 ピラミッド建設からGAFAまで
  • 性からよむ江戸時代 ― 生活の現場から
  • 日経業界地図 2021年版

2020年12月19日土曜日

振り返るとそこは人型の縮図。小学校で35人上限が制度化


こんにちは。ひとりです。

小学校全学年で1学級(クラス)35人上限が、2025年度までに制度付けられます。私のころは1学級40人が上限で、小学校1年生に限っては2011年度に35人が上限となったようです。

少子化で大半の学級が既に35人前後になっているのが現状ですが、1学級の上限生徒数が減ることで何が期待できるのでしょうか。

1学級40人もいれば、振り返るとそこは人生で出会う人型(人のタイプ)の縮図だったように思います。 勉強ができる人と、そうでない人、明るい性格の人とそうでない人、人望がある人とそうでない人、リーダーの要素がある人と、ナンバー2タイプの人など、私が大人になって出会った人のタイプが、1学級に凝縮されています。

子どもだからこそ、その欲望にまっすぐなことも人型が見えやすくなる要因だったのでしょう。

2020年12月14日月曜日

経営陣の若返りにファンドの買い。キヤノンは未だ先を示せず


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は14日、前週末比79円92銭(0.30%)高の2万6732円44銭でした。私の持ち株の評価損益率は、同比1.11%高です。


トラスコ中山(9830)を今日の高値付近で薄利確定しました。当銘柄の年足は、2.1%高と日経平均株価の13%高と比べると見劣りします。株価軟調の要因は、株主優待を廃止して個人投資家が離れたのもひとつでしょうか。

また固定資産が年々積み上がっています。すべての物流センター、支店の土地、建物は自社保有で、情報システムや車両もそうです。利益が伸びている分にはまかなえるでしょうが、この時勢にあっても固定費用を変動費用に切り替えず、費用過多に陥らないとよいですが。その対策の一環としての株主優待廃止でしょう。2017年までの株価の勢いはどこへやら、ここ2年は軟調に推移しています。

定時株主総会の招集通知には、いかに社員が働きやすい環境を整えているかを訴求していますが、一方で個人株主が長期で保有しやすい環境を崩してしまいました。

上がらない銘柄をいつまでも保有していても資金効率が悪いので売却しました。また買うかといえばそうでもなく、他に目を引く銘柄がたくさんあります。株主優待を目当てに保有してきましたが、それも今年までです。



経営陣の若返りに、海外ファンドの買い


兵庫県の井戸敏三知事が11日、2021年7月の任期満了で退任する意向を表明しています。在職期間は、2001年の初当選から19年に渡ります。自身の年齢(75歳)を考慮したうえで、「長く続けていると発想と行動がパターン化してくる可能性がある。この際、交代すべきだ」と述べています。

政治に限らず、企業経営にも若返りが求められており、またそれが結果に現れています。海外ファンドがここに来て、経営陣の若返りを進める企業への投資に動いています。凝り固まった企業体質が人材の登用で変革し、業績が伸びるとの見方からです。経験則やデータからも取締役が若いほど株価や業績の伸びが見えます。

例えば年足30%超安のキヤノン。90歳近くにもなって未だ経営トップに就いているのはそれ相応の理由があってでしょうが、その理由を市場が理解して、納得しているのかどうか。年齢が業績後退のリスクになるとは必ずしも言えませんが、そうでないと言えるだけの情報発信や後継者の有無を早々に示して欲しいものです。