2018年5月17日木曜日

お金の、答え。金銭は独立の基本なり、これを卑しむべからず


こんにちは。ひとりです。

雑誌のBRUTUS(ブルータス)が、お金特集を組んでいます。
新・お金の、答え。(2018年5月15日 発売)

よく見る節約方法や投資信託の紹介など、前号もそうですがお金についての通り一遍の知識ではなく、お金についての考え方を紹介する誌面になっています。なかでも仮想通貨を始めとする、デジタル社会のお金の話題にページが割かれています。

特集タイトルに「新」とあるように、1年前に「お金の、答え。」を出しています。(2017年5月15日 発売)

お金の教育は家庭毎にそれぞれで、そもそもお金の話を子どもとしない家庭があります。私の子どもの頃がまさにそれで、今となってはお金の使い方や投資を含めて、お金の話をしてきた、お金の話ができる家庭が羨ましいです。

経済誌にはない切り口で、発売から時間が経った今でも、事ある毎にページをめくっています。そのお金特集の続編です。


「お金と子供。」、お金の話しができる家庭が羨ましい


よく見る節約方法や投資信託の紹介など、前号もそうですがお金についての通り一遍の知識ではなく、お金についての考え方を紹介する誌面になっています。なかでも仮想通貨を始めとする、デジタル社会のお金の話題にページが割かれています。

考えながら読むページが多い中で、息抜きができるページを用意しているのが、なんとも心地良いです。例えば、「お金と子供。」や「お金と貯金箱。」「お金と招き猫。」がそれです。

「お金と子供。」の内容は一部、マガジンハウスのウェブサイトに掲載されています。

お金の教育は家庭毎にそれぞれで、そもそもお金の話を子どもとしない家庭があります。私の子どもの頃がまさにそれで、今となってはお金の使い方や投資を含めて、お金の話をしてきた、お金の話ができる家庭が羨ましいです。

・お金と子供。Special Contents BRUTUS No.870 - BRUTUS - マガジンワールド
お金のことは、考えれば考えるほど分からなくなるもの。そこで、まだ固定概念のないお子さまたちに、お金について質問してみました。意外にも、真理を突いた回答が?


貯蓄から投資よりも、貯蓄から投機を好む日本人


仮想通貨はブルータスの誌面にも紹介がありますが、仮想通貨の利用者の現状と考え方が、今朝の新聞にも掲載されています。

仮想通貨から学ぶ危険
・瀧俊雄(マネーフォワード取締役、兼Fintech研究所長)
日経産業新聞 2018年5月17日
  • 仮想通貨取引(国内)の顧客数は、若年世代を中心に累計で350万人を数えた
  • 新卒社員(マネーフォワード社)の半数が仮想通貨の口座を保有している
  • マネーフォワードは使わないが、ビットコインは持っている学生に採用活動で度々出会う
  • マネーフォワード社員で仮想通貨を持っている比率は1割程度(新卒以外)
  • 金融リテラシーを持った人が皆、仮想通貨に手を出しているわけではない

仮想通貨のほとんどは、株式のように利息や配当がもらえるわけではなく、適正価格を理論的に計算する方法がありません。購入時の価格よりも、もっぱら値上がりを期待する類の資産で、投資というよりも投機(ギャンブル)という言葉が近いです。

「仮想通貨の保有者がどんどん増えるのを見るに、日本人は貯蓄から投資には進まなくても、貯蓄から投機には進んで身を投じるのだな、と感じさせられる。」(瀧俊雄 氏)

世間一般のそんな投資(投機)に対するイメージからか、彼氏、彼女が投資をしていると知ると不安に思う人が多いようです。


知らないから感じる不安。投資に持つ投機のイメージ


まずは彼氏、彼女が何に投資をしているかを知ることが大切です。

自分が何に不安を感じているのか分からない人は、投資を知らない人だと思います。投資を知らないから、投資に全て、先の仮想通貨のような投機(ギャンブル)のイメージを持っているから不安を感じるのだと思います。

つみたてNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)も投資です。知らないから感じる不安を解消するには、知ることが1番だと思います。

外貨積立を今月から始めました。米ドル(USD)を毎週一定額購入して、積み立てた資金を3ヶ月に1度、米国ETFの購入費用に充てる予定です。

「金銭は独立の基本なり、これを卑しむべからず」(福沢諭吉)

家族や恋人など、信頼できる人とお金の話をすることは、卑しいことではありません。

2018年5月16日水曜日

入居金1千万円~。チャーム・ケアを始め、有料施設の秘策


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は、前日比100円79銭(0.44%)安の2万2717円23銭でした。国内総生産(GDP、1~3月期)が朝方発表されました。実質GDP速報値は、前期比年率0.6%減と、市場予想の中央値(0.1%減)を下回っています。それを嫌気した売りが出た模樣です。

外国為替市場では、1ドル=110円台前半まで円安・ドル高が進んでいますが、円安進行を手掛かりとした輸出関連株への買いは一部の銘柄にとどまるのみです。私の持ち株にも影響はなく、持ち株の評価損益比率は前日比 -0.41%です。

日本郵政の株価が冴えません。2019年3月期の減益を発表しています。

日本郵政は、私が新規公開株(IPO)の購入権を獲得した銘柄の1つですが、既に売り払い手元にはありません。公開株価は1株1,400円でしたから、1,283円(5月16日終値)の現状を見ると、「どんな株とも結婚してはならない」という格言が頭に浮かびます。


個性的な施設で入居者を募る有料老人ホーム


有料老人ホームを運営する大手各社が、個性的な施設で入居者を募っています。例えば、有料老人ホームと保育園が併設された施設などは序の口で、館内に美術作品が多く飾られた施設やペット帯同が入居の前提となっているものがそれです。

入居一時金に1000万円程度+月額 20万円程度の有料老人ホームは当たり前のように存在しますが、設備やサービスで同業他施設との差別化を図ろうとすると、さらに入居一時金や月額料金の値上げが避けられません。

設備やサービス以外で、他施設にはない工夫が求められています。


彩りのある施設作り。美術館風の老人ホームも


チャーム・ケア・コーポレーションが関西に開業するある施設は、美大生が描いた絵やオブジェなどを廊下や庭など施設全体に100作品程度を飾る美術館風です。作品は定期的に美大生に描いてもらい、飾られた作品は入居者が気に入れば自由に購入できるといいます。

施設職員が撮影した写真を廊下に飾っている介護施設はありますが、ここまで大々的な美術館風の施設は初めてではないでしょうか。また気に入った作品は購入できるという点が、作品を提供する美大生にとってもメリットです。

先の入居一時金や月額料金を見ても、入居者がお金を持っていることは容易に分かりますので、美大生を応援する、美大生の才能に先行投資するという点でも、作品を購入する人は少なくないのでは。ほかにも美大生が講師となって、絵画教室を開催する企画もあるようです。

有料老人ホームと保育園が併設された施設もそうですが、入居者はその施設の中でいかに充実した生活を送るかはもちろん、施設外部との交流を求めているのかも知れませんね。

事実、オリックス・リビングが2015年に大阪に開業した施設は、学生マンションと併設型で、定期的に大学生との交流の機会を設けて人気を集めているといいます。

ちなみに先の美術館風の施設の利用料は、一時金 1000万円程度+月額 20万円程度(暫定)、学生マンションと併設型の施設の利用料は、入居一時金 790万円+月額 20万円だそうです。

2018年5月13日日曜日

80歳以上のATMを7月から利用制限。振り込め詐欺防止が目的


こんばんは。ひとりです。

私が購読している日経ヴェリタスに「Numbers」という企画があります。その週のニュースから気になる数字を取り上げて紹介する記事です。

数字の種類は金額からパーセンテージに至るまで様々。そして年齢が今回、そのNumbers の1つに取り上げられています。

その年齢は「80歳」です。


80歳以上のATMを一部利用制限。振り込め詐欺防止が目的


三菱UFJ信託銀行は7月30日から、2018年3月末時点で80歳以上の顧客のATMの利用を一部制限します。振り込め詐欺防止が目的で、引き出しや振り込みの、1日の利用限度額を引き下げます。

過去1年間にATM(キャッシュカードで)出金していない80歳以上の顧客が対象になります。

加齢による判断能力の低下が騙される原因の1つかも知れませんが、騙されるのは高齢者ばかりではありません。


4割の大企業がビジネスメール詐欺に騙されている


大企業に勤める社員の1割が、詐欺メールに騙されています。
  • 日経コンピュータが2018年2月に調査
  • 国内上場企業の売上高、上位50社を対象

判断能力がある大企業の社員ですら、4割が詐欺メールに気付かずにやり取りし、全体の1割が詐欺に引っかかったという結果です。

取引に見せかけた偽メールで金銭を振り込ませる、企業版振り込め詐欺ともいえる「ビジネスメール詐欺」(BEC、ベック)の脅威が広がっています。

ビジネスメール詐欺の被害で記憶に新しいのは日本航空(JAL)でしょうか。約3億8000万円を2017年12月、騙し取られたと公表した事案です。

ビジネスメール詐欺は海外で被害が大きく、米連邦捜査局(FBI)は全世界における被害総額が2016年までの約3年間で約53億ドル(約5660億円)に達したとして注意を促しています。

2018年5月12日土曜日

手数料、二重課税。米国ETF投資、特定口座とNISAの使い分け


こんにちは。ひとりです。

米国株式に先日、興味があると書きました。

2018/5/10
5%超下落のガイダンスリスク。良好な決算でも下げる日本株
私の持ち株の1つが8日、決算を発表しました。株価は翌9日、前日比 5%超と大きく下げています。決算後の株価の上げ下げには癖があります。決算が続くこの時期に意識されるのが「ガイダンスリスク」です。ガイダンスリスクとは企業が減益予想を示したり、市場予想を下回る見通しを示したりして株価が崩れることです。

興味がある時が行動の時と、米国株式に関する書籍を早速読みました。米国株式のなかでも特にETF(上場投資信託)に特化した内容です。

ETFはこの7本を買いなさい

書籍タイトルにもあるようにETF(上場投資信託)をテーマにした内容ですが、米国ETFに的を絞っています。おすすめの7本は実際、米国ETFが6本で、日本ETFは1本にとどまっています。

著者名:朝倉智也(モーニングスター株式会社 代表取締役社長)
出版社:ダイヤモンド社
販売開始日:2017年6月21日


8割超が金融機関。国内のETF保有者


書籍タイトルにもあるようにETF(上場投資信託)をテーマにした内容で、米国ETFに的を絞っています。おすすめの7本は実際、米国ETFが6本で、国内ETFは1本にとどまっています。

ETFが米国に比べて日本にまだ浸透していない理由は、その出来高の少なさで、その点から日本のETFを投資対象にはできないと判断する投資家が多いようです。

また日本のETF保有者の8割超が金融機関という事実も課題かもしれません。米国のETF保有者を見ると、個人投資家が8割近くを占めており、投資先進国では個人が積極的にETFを活用して、資産運用をする姿が見えます。

私の持ち株にも1銘柄、ETFがあります。

私の持ち株のETFは、「SPDR S&P500(1557)」で、S&P500株価指数に連動するものです。平均売買高(直近90日)は1,743口と少ないですが、日本円で手軽に購入できるという点に魅力を感じています。

・SPDR S&P500 ETF | 日本取引所グループ
・SPDR S&P500 ETF | 概要(PDFデータが開きます)


米国ETF投資、特定口座とNISA口座の使い分け


米国ETFへ投資する上では、特定口座を利用するのか、NISA口座を利用するのかで違いがあります。例えばNISA口座では「外国税額控除」(二重課税の解消)が使えないが、証券会社によっては購入時手数料が無料になるなど、その点も書籍に紹介されており参考になりました。

また「ダイヤモンドZAi」(2018年4月号)で米国株を特集しています。

米国個別銘柄の紹介が中心ですが、インデックス投資を紹介する企画で投資信託と国内、米国ETFを(1)売買コスト、(2)購入時手数料、(3)特徴の3点から比較しています。

先に紹介した「ETFはこの7本を買いなさい」と合わせて読むと、情報が補完されて、さらに理解が深まりました。特に売買コストと購入時手数料については、書籍に記載が少なかったので、ダイヤモンドZAiの記事が役に立ちました。

どんな情報でも、1つの媒体で理解したつもりにならずに、複数の媒体を読み比べて情報を補完することが大切ですね。

米国株の買い方も、ダイヤモンドZAiらしく初心者向けに分かりやすく掲載されています。

月刊雑誌で取り上げられる個別銘柄に関する情報は、雑誌の制作時と発売時に時間差があり参考にはしていませんが、「米国株の買い方(証券会社選びのポイント)」や「確定申告の方法」など、情報の鮮度がさほど重要視されないものについては、とても参考になります。

30歳代、会社員。iDeCo(イデコ)2年目の運用成績を紹介



こんにちは。ひとりです。

イデコを私は2017年1月から始めています。毎月23,000円ずつ掛け金を拠出しており、拠出金累計額は345,000円になりました。(2018年5月11日)

イデコを私は2017年1月から始めています。毎月23,000円ずつ掛け金を拠出しており、拠出金累計額は345,000円になりました。拠出金額が30数万円と少ないので、資産運用というよりはまだ「資産形成」の時期だと思っています。
損益 55,222円、損益率 16.0%

拠出金額が30数万円と少ないので、資産運用というよりはまだ「資産形成」の時期だと思っています。

イデコの資産状況を昨年12月に記録しています。

2017年12月4日

  • 拠出金累計額/230,000円
  • 損益/34,710円
  • 損益率/15.1%

今年2月の市場急落時には一時、4~5%ぐらいにまで損益率が下がりましたが、3ヶ月経ってみると、この通りです。

やはり続けることが大切ですね。その点で、イデコの60歳まで引き出せない仕組みは良いと思います。もちろんイデコの口座内での売買は可能ですので、そこで運用力の差が出るのかも知れません。

投資する商品は口座開設当初から変わらず、アクティブファンド1本です。数百万円と拠出金額が積み上がれば今後、今年の2月のような市場急落時にもスポット購入ができるように、イデコの口座内に一定の現金を確保していきたいと思います。

このブログではイデコに関する記事を投稿しています。
・ブログ内検索「イデコ」

例えばイデコの関連書籍や証券会社のイデコ解説ページへのリンク、また確定申告に関する話題を紹介しています。