2018年1月23日火曜日

NISA口座に落とし穴。分配金の再投資先は非課税口座ですか


こんにちは。ひとりです。

私はNISA口座を利用して、投資信託を買い付けています。買い付けている投資信託の中には投信分配金が出るものがあります。買い付け時には投信分配金の“再投資”を選択していましたが、ここに思わぬ設定漏れがありました。


NISAの投信分配金が、課税口座で再投資


NISA口座で積立購入している投資信託の1つに下記があります。
・SBI-中小型成長株ファンド -ネクストジャパン-(年2回決算型)

商品の特徴はこちらの投稿をご覧ください。
2017/12/10
チームで運用。投資にも仕事にも大切な複眼の考え方

年2回決算型とあるように、投信分配金が出される投資信託です。買い付け時には注意して投信分配金の“再投資”を選択しましたが、ここに思わぬ落とし穴がありました。

課税口座に先日、この中小型成長株ファンドの買い付けがありました。買い付け額にしておよそ500円。同商品はNISA口座のみで、課税口座で買い付け指示をした覚えはありません。調べて見るとNISA口座の投信分配金が、課税口座に再投資されたものでした。


分配金は受取か再投資か、NISA口座か課税口座かを要確認


NISA口座で発生した投信分配金を再投資する場合、NISA口座を優先するか、課税口座に再投資するかを選択しなければいけませんでした。厄介なのは、初期設定が課税口座で再投資するとなっていることです。

この設定変更を私は見逃していたので、課税口座に投信分配金が再投資されていました。

  • NISA・つみたてNISA預りの投信分配金をNISA・つみたてNISA口座優先で再投資しない(課税で再投資する)
  • NISA・つみたてNISA預りの投信分配金をNISA・つみたてNISA口座優先で再投資する


SBI証券のウェブサイトを例に変更方法を紹介


改めてSBI証券のウェブサイトを例に設定確認、変更方法をご案内します。
分配金の受取方法は“受取コース”と“再投資コース”に変更可能!

分配金受取の変更方法は、こちらの取引デモ画面で確認できます。
分配金受取方法の設定変更

投信分配金の再投資についてはNISA(非課税)か課税口座、どちらかの選択が必要です。再投資コースに変更した方は、分配金をどの口座で受け取るかの確認もお忘れなく。選択しないと課税口座で再投資されます。

NISA預りの分配金再投資はNISA(非課税)扱いと課税扱いの選択が可能!

2018年1月21日日曜日

会計&ファイナンス、就活生にも投資家にも必須のスキル


おはようございます。ひとりです。

私は中小企業診断士試験の合格に向けて勉強をしています。一次試験は7科目あり、その1つに財務・会計があります。


就活生に必須の3点。他者と差別化を図るために


マネーフォワードの瀧俊雄さんが昨年11月、同志社大学(京都市)でセミナーを開催されました。

セミナーの感想はこちらの投稿をご覧ください。
2017/11/18
投資セミナーに参加。フィンテックのマネーフォワード

2017/11/15
フィンテックのマネーフォワード in 京都 同志社大学

大学での開催とあって受講する人の中には学生の姿もあり、話題は就職活動へ。学生の質問に、瀧さんが回答された内容が印象に残っています。他の就活生と差別化するために身に付けておくこととして3つ挙げられました。
  • 1)英語
  • 2)プログラミング
  • 3)会計&ファイナンス

いずれか1つではなく、3つともです。また身に付けておいた方が良いという言い回しではなく、身に付けておくことという言い方をされました。習得にあたってはいずれも、学生の専攻を問うていません。

私が印象的だったのは、会計&ファイナンスについてです。最近では会計やファイナンスを入社前から学ぶ学生が増えています。その必要性は、豊田章男社長(トヨタ自動車)や孫正義社長(ソフトバンクグループ)の決算会見を聞いても明らかです。


トヨタ自動車とソフトバンクグループに求められるスキル


トヨタ自動車とソフトバンクグループの両社員に求められる共通のスキルがあります。それが会計とファイナンスです。

トヨタ生産方式では、現場の社員が原価の改善(カイゼン)に務めることは社外でも有名です。一方のソフトバンクグループでは、孫社長が挙げる社員の必須スキルの4つに英語、テクノロジー、統計学、そしてファイナンスがあります。

さらに大手総合商社、三菱や三井、住友や伊藤忠でも社員に高い次元のファイナンススキルを求めています。

会計とは純利益や売上高など会社の成績を示すもので、ファイナンスとは稼いだ、または集めたお金をどのように使うか判断するための物差しのようなもの。会社の業績を財務で表す以上、そこで働く社員が無関心ではいられません。

私が身を置く業界でも、量を売ること(量をこなすこと)から質を重視する(数が少なくともいかに利益を確保するか)流れに変わっています。翻って、それができない会社は業績を落とすか、廃業しているということです。


相乗効果が期待できる中小企業診断士の試験勉強と株式投資


中小企業診断士の試験科目、財務・会計は例えば、財務3表を作成するスキルは問われていません。求められるのは財務3表を読み取り、経営状況を判断、財務面から戦略の立案をサポートするスキルです。

不慣れな内容に手こずり、どうしても避けがちですが、ここを理解しておかないと進めません。理解できるかどうかよりも先に、いかに向き合い続けるかです。幸いに私は株式投資に興味があります。

例えば高配当株の仕組みとして欠かせない2大経営指標、自己資本利益率(ROE、純利益/自己資本)と総資産利益率(ROA、経常利益/純資産)を理解することは、株式投資において儲かる銘柄選びにも役に立ちます。

また株価収益率(PER、株価/1株利益)や株価純資産倍率(PBR、株価/1株資産)は会社の収益に対して株価が割安か、また会社が持つ資産に対して株価が割安かを測る投資判断指標で、株式投資の判断基準の1つです。

中小企業診断士の試験勉強をしながら、株式投資の勉強を。株式投資をしながらまたその逆も然りと、相乗効果が期待できます。いずれも5年、10年先を見越した取り組みです。

2018年1月20日土曜日

投資戦略セミナーに参加。カブドットコム 河合達憲氏


こんにちは。ひとりです。

日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーが19日、大阪証券取引所ビルで開催されました。そのセミナーを受講しましたので感想をご紹介します。

1月19日(金)18:30~20:00
「河合ゼミナー 投資ストラテジー塾」(JPX・カブドットコム証券 共催)
講師:河合達憲さん(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)


おおっぴらに投資やお金の話をする新鮮さ


カブドットコム証券の河合達憲さんがセミナーの講師を務められました。私は河合さんのセミナーを受講するのが初めてです。

河合さんのセミナーの常連、追っかけのような個人投資家の方が大勢いらっしゃるようで、開講前から顔見知りを見つけては投資談話が盛り上がっていました。

これまで私が受講してきたセミナーにはない雰囲気で、他人同士が顔を突き合わせて、おおっぴらに投資やお金の話をする場面が新鮮で、この雰囲気は嫌いではないです。機嫌よく話せるのは昨年の好市場、大発会から続く年初の上げ相場があってのことだとは思いますが。

参加者の年齢層は、いつもの東証セミナーに増して高い印象です。76名がセミナーに参加と発表がありましたが、部屋を見回したところ平均年齢は60歳前後といったところでしょうか。また年配の女性の姿もありました。

投資に興味を持つ、私と同年代の30歳前後が交流するようなセミナーはなかなかないですね。特に関西を始めとする地方ではなおさらです。


「きんゆう女子。」から広がるお金のこと


一方東京では「きんゆう女子。お金の学校」(TOE THE LINE Inc.)を始めとする投資未経験者の集まりが盛んです。朝日新聞デジタル&wでは集まりの様子を、月に1、2回の頻度で紹介しています。

最新の投稿は、確定申告がテーマです。
<21>確定申告のこと、分かりますか?(2018/1/12)
こんにちは。まりこさんと一緒に「きんゆう女子。」を運営しております、けいとです。今回は「確定申告」について書きたいと思います。 
インターネットで「確定申告」と検索してみると、国税庁のホームページにたどり着きました。“きんゆう女子。” メンバー向けのメールマガジンでアンケートをとったところ、40人中28人が確定申告をしたことがあるという回答でした。私も転職したときに一度だけ確定申告したことがあります。 
どこに収入を書けばいいのか、年金額はどう書くのかと迷ってしまい、とても時間がかかりました。まだまだハードルの高いイメージがありますが、メンバーは確定申告をどう感じているのか、聞いてみました。

きんゆう女子。お金の学校 - 朝日新聞デジタル&w

きんゆう女子。- 金融ワカラナイ女子のためのコミュニティ


「<+YOU特別編>女性のための資産運用セミナー」で日本全国を回るなど、日本取引所グループも取り組んではいるようですが、なにぶん開催回数を含めた内容の単発感が否めません。

セミナー・イベント情報 | 日本取引所グループ

セミナーを受講した人はそもそも投資に興味がある人で、投資を始めるきっかけにはなるかもしれませんが、継続して知識を得たり、経験を深めたりするその先の道筋がありません。

セミナー受講後の投資への興味、動機は自分で見つけて保つしかなく、証券口座を勢いで開設しても投資しなかったり、数ヶ月で興味を失ったりする人が多いのではないでしょうか。

2014年から始まったNISAがそうで、昨年11月30日時点の稼働口座率は61.7%です(日本証券業協会「NISA利用状況調査結果(主要証券会社10社)」)。比較する数字がないのでこの割合が高いか低いかは判断できませんが、事実として約39%が口座を開設しただけで終わっています。


誰がどんな立場でコメントしているか、情報咀嚼の視点の変化


セミナー中には隠語のように常連と思われる方との共通の話題が挙がっていましたが、よくよく調べてみるとカブドットコムのウェブサイト上で毎週火曜日、オンラインセミナーが開催されているようです。

河合さんのお名前や活動を、今回のセミナーを受講するまでは知りませんでした。受講するにあたって雑誌や新聞記事を見直してみると、いつも目を通している記事や媒体にも河合さんのコメントが。

これまでは、誰がコメントしているかよりも、どんな内容が掲載されているかに重点をおいていました。だから気にしなかったんですね。今回のセミナー受講をきっかけに、誰がどんな立場でコメントしているのか、そこまで読み取れればと情報咀嚼の視点が変わりました。


オンラインセミナーのバックナンバーが公開されています。
河合達憲「当面のストラテジー」|kabu.studio(R)(カブスタジオ)

2018年1月19日金曜日

東証セミナー。カブドットコム 河合達憲氏 投資戦略塾


こんにちは。ひとりです。

投資ストラテジーをテーマにしたセミナーが19日、大阪証券取引所ビルで開催されます。このセミナーは日本取引所グループとカブドットコム証券の共催で、カブドットコム証券の河合達憲さんが講師を務められます。ストラテジーとは、運用方法や戦略を意味します。

1月19日(金)18:30~20:00
「河合ゼミナー 投資ストラテジー塾」(JPX・カブドットコム証券 共催)
講師:河合達憲さん(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)


雑誌や新聞でよく見かけるアナリストの1人


河合達憲さんは雑誌や新聞でもよくその名前を見かけます。例えば、ダイヤモンドZAiの巻頭企画「1ヶ月先の日本株大予測!」では、ネット証券4社(SBI証券、カブドットコム証券、松井証券、楽天証券経済研究所)のアナリストのうちの1人です。他にも日経速報ニュースや日経ヴェリタスで、最近の記事では例えば、ドレッシング買いの記事にコメントを出されています。

ドレッシング買いとは一体どのようなものか教えてください
日経ヴェリタス 2018年1月7日号

一部引用
ドレッシング買いとは、機関投資家がファンドの評価額をかさ上げするために、月末やファンドの決算期に保有株に買いを入れることを指します。着飾るという意味の英語「dressing」が名称の由来で、「お化粧買い」とも言われます。特に決算が集中する3月末や9月末、12月末での実施が多いとされます。

つまりファンドに組み込まれている株式を買うことで、ファンドの運用成績をあげようとするのです。「個別株や上場投資信託(ETF)などの株価を上げたいファンド運用者が行うことが多い」(カブドットコム証券の河合達憲氏)といいます。

資産運用術や投資戦略について、雑誌や新聞では得られないような情報が聞けるでしょうか。楽しみです。


※ 追記(2018/1/20)
受講後の感想を投稿しました。
投資戦略セミナーに参加。カブドットコム 河合達憲氏

結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと…


こんにちは。ひとりです。

結婚しない人が年々増えています。2016年の婚姻件数は、62万531件で10年前の2006年と比較して約15%減少しています。(厚生労働省「人口動態統計」)

リクルートブライダル総研は結婚情報誌のゼクシィで有名なリクルートグループの1つで、晩婚化や少子化の影響で、婚姻件数は年1%ずつ減少していくと予測します。


私は、あなたと結婚したいのです


ゼクシィといえば、テレビCMが印象的です。
結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです

佐久間由衣さん(ViVi専属モデル)と、清原翔さん(MEN'S NON-NO専属モデル)が出演するテレビCMは放送回数の多さも相まって、私の周りにも共感する声がたくさんあります。

CMで使用されている楽曲はThe Zombies「This Will Be Our Year」、リリースは 1968年です。


結婚20年超の離婚が増加。気持ちのすれ違い、我慢の限界!?


理想がなければ、現実は良くなりませんが、一方で理想と現実は異なります。それは事実として知っておくべきで、結婚においても同じです。

気持ちのすれ違いからか、はたまた我慢の限界からか。結婚20年以上の熟年離婚が増加しています。国内の離婚件数は年間約23万件。先にも挙げた2016年の婚姻件数は、62万531件、およそ3組に1組が別れています。

同居期間別に見ると結婚5年未満の割合が減る一方で、20年以上の熟年離婚が増えています。また熟年離婚の件数は1980年から2016年までに、2倍近くになっています。(厚生労働省「人口動態統計」)


定年即離婚を防ぐには


定年後、夫婦がどう過ごすか。夫が加わる日常に不安を抱いている妻の姿が見えます。定年離婚をテーマにした記事が18日、新聞に掲載されています。

「定年即離婚」防ぐには
日本経済新聞 2018年1月18日

一部引用
定年後、夫婦がどう過ごすか。特に仕事人間の男性は悩みに直面しがちだ。互いに向き合う時間が長くなるだけに、熟年離婚を防ぐには努力が欠かせない。

妻との対話を心がけたり料理したり。こうした心得は一朝一夕で身につくものではない。50代から実践する夫婦に極意を聞いた。

記事中のキーワードは会話と食事(料理)、いずれも相手への気遣いが軸にあります。

記事中には「定年後のよりよい夫婦関係に向けて、夫が50歳から努力するのは当然」とありますが、定年後により良い立場、関係を築くための、夫の妻や家族に対する“根回し”のように感じます。50歳になるまでの数十年間はどうだったのかと。

そんな夫の思惑を透かし見てか「生活リズムが変化しそう」と、夫が加わる日常に漠然とした不安を抱く妻がいるようです。


年間婚姻組数100万組時代の夫婦が、40周年を迎える年に


夫婦の関係を見直すには、夫婦共通のイベントごとを催すのも1つかと思います。

婚姻組数が100万組を突破した1970年~1975年。その時代に結婚した夫婦が2015年には結婚40周年を迎えています。(厚生労働省 大臣官房統計情報部「平成26年 我が国の人口動態 Vital statistics in Japan」)

時間を共にした夫婦が、互いに感謝を表す機会が増えています。その1つが、バウ・リニューアルです。

バウとは誓いの意味で、金婚式(結婚50年)や銀婚式(結婚25年)にあたります。つまり、新たなる誓いとでもいえるでしょうか。夫婦として今後も歩んでいくことを誓う催しです。

夫から妻へ、妻から夫へ。またはお子さんからご両親へ贈るのも素敵ですね。物を贈るのも大切ですが、イベントで記憶を共有することも大切だと思います。


別れる夫婦もあれば、再び結ばれる2人も


別れる夫婦もあれば、結ばれる2人もいます。

婚姻件数が減少する中にあって、厚生労働省「国内の婚姻件数に占める再婚の割合」によると、4組に1組は再婚夫婦(片方が再婚、もしくは両方とも再婚)です。加えて、再婚に対する意識調査では9割以上が肯定的です。(ゼクシィ「『花嫁1000人委員会』アンケート」)

また「マルニ(○2)婚」として再婚式(結婚式)を挙げる夫婦もいます。その割合は約40%、一方で結婚式を挙げない夫婦は約60%です。(リクルートブライダル総研「結婚総合意識調査」)

私は独身で離婚の心配も、また今のところ結婚の予定もありません。もしご縁があっても結婚式は興味がないですね … 。


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2018/2/15
マッチングサービス利用者3割、恋人できた。8%が結婚まで