日経平均株価は続落し、前日比258円67銭(1.11%)安の2万3087円82銭でした。私の持ち株の評価損益率は、1.7%安です。
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2020/09/24 |
評価損益率の推移を、年始を100として日々記録しています。
東証1部の年初来高値更新株はこの状況下にあって102件あります。一方で年初来安値更新株は7件です。(9月24日現在)
買う価値無しともいえる年初来安値更新株のなかに、ニコン(7731)があります。私が保有する“恥株”キヤノンとその凋落を争う“断崖絶壁”株です。ニコンの年足は前年末比で48.2%安。日経平均株価の年足2.4%安と比較にもなりません。
ちなみにキヤノンは42.6%安です。視覚的にどれだけ劣っているか、TOPIXチャートと重ね合わせると一目瞭然です。赤色チャートがTOPIX、白色チャートがキヤノンです。
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2020/09/24 |
差の開き具合を、ワニが口を開けたようにと表現することもあります。ただここまで差が開くと、ワニの顎も外れてもう元に戻る気配すらありません。
キヤノンの経営陣からは相変わらず“声(経営方針)”が聞こえません。経営陣は今どこを向いているのでしょうか。
すぐに結果が出るものではありませんが、何に向かっているのか、何を考えているのかを常に発信、共有することが大切です。この株価を見る限り、キヤノンにはそれができていません。
「キヤノンが富士通製スーパーコンピューターを導入、2021年前半に稼働」といった話題ですら株価を変動させる情報枯渇の状態です。しかも富士通側から発信された情報のみで、キヤノン側からは一切アナウンスがありません。
例えばスーパーコンピューターを何に使うのか、それが今後どう製品開発、業績の向上に結びつくのかといった、当たり前のことでも構いません。この件だけに限らず、キヤノンには積極的な情報発信を求めます。
社員は自分の会社がどこに向かっているのか、理解した上で働いているのでしょうか。