2018年5月28日月曜日

化学株が堅調。原油安で値を上げる銘柄、値を下げる銘柄


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価は今日、前週末比30円30銭(0.13%)高の2万2481円09銭で取引を終えました。米朝首脳会談の開催に向けた再調整が始まり、米朝両国の関係悪化懸念がやや後退しています。

日経平均株価はプラス引けだったものの、途中下げに転じる場面がありました。英米市場が休場で海外投資家の参加が少なく、売買は1日を通じて低調でした。

私の持ち株は、前週末比 -0.35%と先週半ばから下げ通しです。持ち株比率の高い2銘柄の調子がここにきて芳しくありません。

一方で、持ち株比率こそ高くはありませんが、化学株が一時2%を超えるなど堅調でした。原油安が原燃料費の減少につながるとの見方から、空運銘柄と合わせて買いが入ったのでしょうか。反して商社株全般は、原油安に引きずられるようにして値を下げています。


お金は何に対して使うかはもちろん、誰から購入するかが大切


コンビニに久し振りに立ち寄り、遅い昼食を購入しました。菓子パンとサンドイッチです。

不良崩れの中年男性が、ダルそうに商品をレジに通します。レジ前に客が立っても、レジ袋に入れるためのチラシか、二つ折りを止めずに数秒間。

次回からはこの店舗を、このコンビニを遠ざけてしまいます。

いくらCMで爽やかに愛嬌を振りまこうが、実際に悪い事例に出くわすと脆いものです。CMを見る度にしばらくは悪い印象が思い出されます。

コーヒーのトレンドにフォースウェーブがあります。「誰が淹れたか」を重視するもので、例えばトップバリスタが、例えば恋人が、などコーヒーは同じでも(もちろん淹れ方の違いはありますが)提供される側の気持ちが変わるものです。

淹れたてのコーヒがコンビニで提供され始めて久しいですが、セブンイレブンを始めとするセルフ式に対して、ローソンは店員の手渡しです。レジの並び時間が増えるなどの課題があり、手渡し式がどうなるか今後分かりませんが、「誰が淹れたか」がローソンのこだわりにあるのではないでしょうか。

お金は何に対して使うかはもちろん、誰から購入するかが大切だと改めて実感しました。

先の店員の件もあって、コンビニの利用、コンビニ関連株の購入はしばらくないでしょう。文句があるなら利用しない、良いと思わないなら購入しない。それが1番です。

2018年5月26日土曜日

投資信託に掛かる4つの費用。半数以上が知らない信託報酬


こんにちは。ひとりです。

投資信託は、イデコやつみたてNISAの認知が向上したことで、より身近なものになりました。一方で、投資信託を購入した後にも、費用が掛かり続けていることを知らない人が多いようです。


投資信託に掛かる4つの費用。多数が知らない信託報酬


投資信託には4つの費用が、場面に応じて掛かります。
  1. 買付手数料(不要な場合あり)
  2. 信託報酬(必ず発生)
  3. 信託財産留保額(不要な場合あり)
  4. 解約手数料(不要な場合あり)

1)買付手数料
投資信託の購入時に掛かるのが買付手数料です。ネット証券を通じて購入できる投資信託の場合、その多くは購入時の手数料が不要なノーロードが大半です。

2)信託報酬
信託報酬は、購入後に毎日掛かる投資信託の運用管理費用です。中長期で投資信託を運用する場合に考慮すべきコストですが、購入者の半数以上がこのコストの存在を知らないというアンケート結果があります。
  • 信託報酬がかかることを知っている(投信保有者)47.3%
  • 投資信託協会が2017年9月に調査。2018年3月に結果を発表

3)信託財産留保額
解約時に基準価額から差し引かれるものが信託財産留保額です。まだその投資信託を保有している人たちのために、運用の安定性を保つために信託財産に保留されます。

4)解約手数料
解約手数料はその名の通り、投資信託を売却するときに必要な手数料です。


保有している投資信託の費用を見ると


私が保有している投資信託の一部を確認してみると、このようになります。

SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)
  1. 買付手数料なし(インターネット)
  2. 信託報酬(税込)/年 1.8144%
  3. 信託財産留保額 0.3%
  4. 解約手数料なし

レオス-ひふみプラス
  1. 買付手数料なし(インターネット)
  2. 信託報酬(税込)/年 500億円まで1.0584%、500億円を超える部分0.9504%、1000億円を超える部分0.8424%
  3. 信託財産留保額なし
  4. 解約手数料なし

いずれもアクティブ型の投資信託のため、信託報酬が1%を超えています。つみたてNISAの信託報酬が、平均 0.28%なのを見てもその違いが分かります。(インデックス型、国内外の株式を対象とした商品の場合)

つみたてNISAは信託報酬の上限を0.5%〜0.75%と商品ごとに定めています。選別された商品群から選ぶとあって、つみたてNISAを利用する人のなかで信託報酬を知らない、気にしない人がいるのも事実だと思います。

先のアンケート結果にあった、購入者の半数以上がこのコストの存在を知らない要因の1つにも挙げられるのでは。

信託報酬は口座振替などで直接支払うのではありません。投信の財産から毎日支払われる形で、間接的に負担しているのです。そのため、信託報酬が発生していることが見えにくい点も気をつけるところです。

私は売却時に利益が出れば、信託報酬が高くても問題ないと考えています。

2018年5月25日金曜日

株価の動きから見る、日本株で儲ける難しさ、米国株への興味


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は、前日比13円78銭(0.06%)高の2万2450円79銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、前日比 -0.34%と、23日(水)から3日続けての下げです。

取引開始直後は、トランプ米大統領の米朝首脳会談の中止発表もあって一時前日比100円超まで下げました。会談実施に向けての交渉が継続されるとの見方から警戒感が緩み、また前日までの3日間で500円超下落していたこともあって、下げ分を買い戻す投資家が多かったように見えます。


日本株だけに投資して儲ける難しさ


持ち株のここ数日の値動きを見ると、日本株だけに投資して儲ける難しさを感じます。一旦下がった日本個別株の値は戻しにくく、上がった株価は数日で下がります。

儲けるためには何も日本株だけが選択肢ではありません。米国個別株や米国ETFがそれです。米国個別株や米国ETFが、日本株に比べて全て儲けやすいとは言い切れませんが、私にとってより良い市場を選択、そこに投資できるだけの知識や判断力を身につけたいと思います。

米朝首脳会談中止。外国為替市場にも早速、円買い圧力が


こんばんは。ひとりです。

トランプ米大統領が24日、6月12日にシンガポールで予定していた米朝首脳会談の開催中止を、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長への書簡の中で通告しました。

初の首脳会談が見送りとなり、朝鮮半島情勢は再び不透明に、緊迫する可能性がでてきました。米朝首脳会談が見送られた原因の1つは、非核化の手法を巡っての対立が考えられます。短期間で一気に非核化を進めたい米国に対して、北朝鮮は段階的な措置をとって、そのたびに見返りを受ける方法を主張していました。

米朝首脳会談の開催中止は一方で、断行宣言ではありません。トランプ米大統領は金正恩委員長への書簡で、考え直すことがあったら「遠慮なく電話してほしい」とつづっていますが、この機を逃せば、仕切り直しには相当な時間がかかりそうです。

外国為替市場にも早速、影響が出ています。円買い圧力が高まり、今月上旬以来となる1ドル=108円台に上昇する場面がありました。ドルの売り一巡から2時現在、1ドル=109円台後半と、持ち直し基調に入っています。

外貨貯金を始めてから最初の急速な値動きです。109円台前半まで何とか引きつけて、ドルを買い増ししています。

また中小型銘柄を中心とする投資信託に売り注文を出しました。約定するまでに時間差がありますが、恐らく2日間下げても薄利が残りそうです。

売却は、個別銘柄や米国ETFの買付余力を確保しておくためですが、投資信託はやはり私の性には合わないようです。イデコ分を除く残りの投資信託も、機を見て売却しようと考えています。

2018年5月24日木曜日

前日比 -1.33%。株価下落時に、投資家が行う3つのこと


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は、前日比252円73銭(1.11%)安の2万2437円01銭でした。日経平均株価の3日続落は、3月16日~20日の下げ以来、約2カ月ぶりです。

私の持ち株の評価損益比率は、前日比 -1.33%です。持ち株のなかで、電気機器、化学銘柄が約2.7%、約1.6%と大きく下げています。


株価下落時に、投資家が行う3つのこと


株価が大きく下落した際に、投資家が行う3つのことを以前投稿しました。
  1. 現状分析
  2. 下落理由・背景の把握
  3. 未来予測

今回の下落を、この3点から見ていきます。

(1)現状分析/日経平均株価が何%下がったのか、事実を確認する
  • 日経平均株価の下落幅は24日午後、一時300円を超えた
  • 3日間の下落率は、2.47%(565円36銭 安)
  • 22日(火)/前日比42円03銭(0.18%)安の2万2960円34銭
  • 23日(水)/前日比270円60銭(1.18%)安の2万2689円74銭
  • 24日(木)/前日比252円73銭(1.11%)安の2万2437円01銭
  • 3日続落は、3月16日~20日以来、約2カ月ぶり
  • 外国為替市場で1ドル=109円台前半まで円高・ドル安が進行
  • 東証一部の値下がり銘柄数は1568。全体の約75%
  • 東証一部の値上がり銘柄数は445、変わらずは70

(2)理由・背景/日経平均株価がなぜ下がったのか、その理由を確認する
  • 自動車関税の引き上げを、トランプ米政権が検討すると発表したから
  • 円高・ドル安の進行(1ドル=109円台前半)が、自動車や機械、電機など輸出株全般の重荷になったから
  • 米長期金利の低下で、投資家に株式運用環境が悪化すると見られたから
  • 北朝鮮高官が、米朝首脳会談を中止する可能性に言及したから

(3)未来予測/日経平均株価が回復するまでに要する時間を、過去の事例を参考に予測する

2016年の市場が思い出されます。6月頃に市場全体が下がり始め、トランプ米大統領が当選する年末までは、私の持ち株の評価損益比率は -30%と底を這っていました。

持ち株の一部(2016年6月28日)

市場環境も私の持ち株、投資経験も2年前とは異なるとはいえ、当時を振り返ると、株価下落時の買付余力がなく、年末までほったらかし、身動きが取れなかったことが思い出されます。

米政権の、会談や貿易で自国が優位になるようにという思惑(日経平均株価の下落要因)が見える分、一時的な市場価格の調整に留まるのではと判断しました。そのため持ち株のなかで今日、大きく下げた電気機器、化学銘柄を買い増ししています。

一方で気をつけたいことがあります。相場の下げ局面で見られる、中小型銘柄の下げ幅の大きさです。私は中小型銘柄を、個別、投資信託を含めて保有しています。

投資家が相場下落リスクへの備えを進めるなかで、長期で収益成長が期待できる中小型銘柄を少しずつ利益確定しながら、流動性が高く割安になっている国際優良銘柄を買い増ししています。

相場の下げ局面では、流動性が高い銘柄の方が相対的に下がりにくいからです。私の持ち株のなかの国際優良銘柄は事実、今日のような市場で -0.4%に留まっています。

このように、中小型銘柄や国際優良銘柄を市場環境に応じて、そのリスク幅の特徴を知ったうえで投資できるようになりたいと思います。


過去の市場下落時の事例は、読み返す度に参考に


過去の市場下落時の事例は、読み返す度に参考になります。このブログ内を例えば、キーワード「下落」で検索すると、次のような投稿が挙がります。

・ブログ内検索「下落」

2018/3/24
前日比 -3.21%。株価下落時に投資家が行う3つのこと
世界景気に米中の貿易摩擦が水を差すとの懸念から、世界株安が加速しています。日経平均株価の23日の終値は、前日比974円13銭(4.51%)安の2万617円で取引を終え、5ヶ月ぶりの安値となりました。円相場は1ドル=104円台に上昇して、1年4ヶ月ぶりの円高水準です。

2018/3/17
資金を減らさず次につなげる、損切りに必要な2つの視点
日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーが16日、大阪証券取引所ビルで開催されました。そのセミナーを受講しましたので感想をご紹介します。今回は、ロスカット(損切り)の重要性とそのロジックです。

2018/4/4
電極株が軒並み15%下落。利確の引き金は野村のレポートか
黒鉛電極メーカーの株価が4日、15%以上も急落しました。電極メーカー株が軒並み売られるきっかけとなったのは、野村証券が3日付で発行したレポートです。関連メーカーの株価は軒並み2倍、3倍を超える水準に2017年度中に上昇しており、今回のレポートが利確を促す材料になりました。