2020年6月30日火曜日

-35%超。日経平均上昇の影に、勝ち組2割、負け組8割の事実


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は30日(火)、前日比293円10銭(1.33%)高の2万2288円14銭でした。私の持ち株の評価損益率は、同比1.14%です。

日経平均株価の騰落率は今年前半を終えて-5.8%です。その騰落率を4月〜6月に限って見ると、なんと16.9%高です。

  • 4月 6.7%
  • 5月 8.3%
  • 6月 1.9%

株式投資を4月から始めた人は大きな利益を得たということになります。例えば30万円を投資して16.9%上昇したところで利益確定すると、40,400円(税引き後)の儲けです。

もちろんこれは机上の空論であって、誰もが儲けたわけではなさそうです。日経平均株価の上昇の影が今朝、ブルームバーグで紹介されています。

上昇銘柄わずか2割強の日経平均、一極集中が示唆する微妙な均衡
新型コロナウイルスによる4カ月前の急落の後、日経平均は足元で下げの大半を埋めた。この間の構成銘柄の騰落から浮かび上がるのは、「勝ち組2割強・負け組8割弱」という微妙な均衡だ。

日経平均株価の30日の終値を見ると、2万2288円14銭と、コロナで株価が下落し始めた頃と同水準にあります。

日経平均株価 2万2426円19銭(2月26日)

これは、日経平均株価が2月21日〜3月19日に下落した分の8割を取り戻した格好です。ただ、上昇が54銘柄(24%)なのに対し、下落は171銘柄(76%)。まさに勝ち組2割・負け組8割という微妙な上昇です。

4月から市場に参加した人のなかには、2割の勝ち銘柄に投資した人がいる一方でもちろん、負け銘柄8割に投資した人もいるでしょう。

投資はそう簡単ではありませんね。ここで私が保有する銘柄の一部の年間騰落率と4月〜6月の騰落率を紹介します。私が2割か8割のどちらに投資したかが一目瞭然です。

年間騰落率(2020年1月〜6月まで。2020/06/30 現在)
()内の数字は4月~6月分の騰落率

  • 日経平均株価 … -5.8%(16.9%)
  • B社 … -35.1%(7.6%)
  • I社 … -25.4%(10.9%)
  • C社 … -28.5%(-10%)
  • T社 … -0.4%(18.5%)

日経平均株価以上に上昇しているのはわずか1銘柄に留まり、残りは大きく差を広げられています。景気敏感銘柄といいながらも4月〜6月にしれっと10%安のC社に、もはや期待できません。


※ 追記(2020/06/30)

米国ETFから配当金の支払通知が届きました。

  • iシェアーズ S&P小型株ETF(IJR)
  • バンガード 米国高配当株式ETF(VYM)

上がらない株価を眺めるよりも、もらえる配当金を眺めている方が健康的です。


※ 追記(2020/07/04)

指数別値上がり銘柄比率は、日経CNBCの番組でも紹介されています。

(C)日経CNBC

指数年初来騰落率と値上がり銘柄比率
2020/01/06〜2020/06/22

()内は値上がり銘柄比率
  • ナスダック100 … 16%高(59.4%)
  • S&P500 … 3.5%安(30.1%)
  • TOPIX … 8.3%安(24.1%)
  • 日経平均株価 … 5.2%安(14.2%)

2020年6月29日月曜日

キャッシュレス還元、6月末で終了。マイナポイント、9月〜


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は29日(月)、前週末比517円04銭(2.30%)安の2万1995円04銭でした。私の持ち株の評価損益率は、同比5.02%安です。

持ち株は、5月18日以来の水準にまで下落しました。

2020/06/29

5月末から6月頭の上昇分はもちろん、ここにきて、6月の取引がまるごと抜け落ちたかのような感覚です。

足を引っ張ったのはお馴染みのC社で、同社の月間株価騰落率はこれで、昨年末から7ヶ月連続のマイナスです。経営陣の声(向かう先、今後の見通し)が聞こえないのが株価の下落が続く要因の1つで、上昇の期待感がわきません。

損切り、損出しした暁には、もう二度と近づきません。


今月末でキャッシュレス還元が終了


キャッシュレス決済のポイント還元事業が30日に終了します。私が恩恵を受けた還元額は数千円にも満たないでしょう。それでも日々の食料品は、還元対象店舗をわざわざ選んで買い物をしていました。

9月に始まる「マイナポイント」制度は、店を選ぶ必要がなさそうです。利用するキャッシュレス決済に紐付けられるため、どの店でもキャッシュレス決済を利用すれば恩恵を受けられます。

紐付けられるキャッシュレス決済サービスは現在(6月26日)、下記のページで確認できます。私が利用するクレジットカードも対象です。

・登録キャッシュレス決済サービス | マイナポイント事業

マイナポイントの申込み(キャッシュレス決済への紐付け)は、7月1日午前中から始まる予定です。

・マイナポイント事業


※ 追記(2020/06/29)

本を図書館で借りてきました。

経済学を味わう 東大1、2年生に大人気の授業 

& Premium 2020年6月号 ひとりの時間の楽しみ。

2020年6月26日金曜日

持ち株は、L字型チャート。いつまでも上がらない銘柄が集結


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は26日(金)、前日比252円29銭(1.13%)高の2万2512円08銭でした。私の持ち株の評価損益率は、同比0.06%高です。先週末比で1.26%の下落です。

2020/06/26

持ち株の評価損益率はまさに「L」字型チャートです。高値圏で横ばいならまだしも、底値圏で横ばいは、保有しているだけでも根気がいります。

2020年6月25日木曜日

ハサップ義務化。中小企業診断士やダスキンなど関連ワードも


こんばんは。ひとりです。

コロナもそうですが、気温が徐々に上がりだすと食中毒のリスクも気になるところです。

調理している人は往々にして、自分が作ったものを食べないため、多少の不衛生は他人事です。調理場での不衛生な動画が出回り、問題になっているのが何よりの証拠です。

もちろん表に出るのは一部であって、見えないところではそれ以上に不適切な行為があると考えてしまいます。

食の安全を確保する仕組みにHACCP(ハサップ)があります。従来は各企業や飲食店が任意に取り組んできたものです。それが今年6月に義務化されます。

ハサップについてはこのブログでも取り上げています。

2018/06/24
二次試験に。改正食品衛生法で、HACCP(ハサップ)が義務化
中小企業診断士の二次試験に「HACCP(ハサップ)」が出ることがあります。HACCPとは食の安全を確保する仕組みで、従来は各企業や飲食店が任意に取り組んできたものです。それが、改正食品衛生法が6月7日に成立したことで、全ての食品事業者に義務付けられることが決まりました。

2019/05/26
衛生管理の手法 HACCP(ハサップ)が2020年6月から義務化
食品の衛生管理の手法に、HACCP(ハサップ、Hazard Analysis and Critical Control Point)があります。危険度分析による衛生管理と訳され、HA(危害分析、Hazard Analysis)とCCP(重要管理点、Critical Control Point)の2つで構成されています。

2019/10/27
掴んだ客は離さない。ダスキンがHACCP(ハサップ)導入支援
中小企業のHACCP(ハサップ)導入を、ダスキンが支援するようです。HACCPとは衛生管理の国際基準で、飲食店を始め、食料品を扱う事業者では来年2020年6月からこの基準に沿った衛生管理が義務化されます。

無形資産で立ち向かう。コロナ後に私の役割、居場所はあるか


こんにちは。ひとりです。

無形資産とは文字通り、形の無い、見えない資産です。

企業はこれまで、工場や設備機械、店舗などの物(有形資産)への投資を成長の糧にしてきました。それはこれからも変わらないでしょうが、無形資産への投資が以前よりも加速していることは間違いありません。

無形資産への投資がどこまで拡大するか。同資産を、以前読んだ本では3つに分けて紹介しています。

  • コンピューター化情報(ソフトウエアやデータなど)
  • イノベーション財産(研究開発など)
  • 経済能力(研修、市場調査など)

「無形資産が経済を支配する」


東証1部上場企業(約2,170社)の株式時価総額の合計を、米大手IT企業5社の「GAFAM」が上回ったことは、無形資産への投資を有形資産よりもおざなりにしてきたことと無関係ではないでしょう。

なかでも「経済能力(研修、市場調査など)」は、日本企業の無形資産への投資が欧米企業に比べて少ないとされているひとつです。

人材雇用、教育は職務を限定しないメンバーシップ型で行われ、職務を明確に最適な人材を充てるジョブ型を採用する欧米と、労働の質や生産性の開きがここにきて明らかです。

コロナを機に広がり、継続される在宅勤務では今後、日本企業でも成果で評価するジョブ型へ移行していくことが予想できます。その時に、自分に役割、居場所があるかどうか。

無形資産は何も企業に限ったことではありません。個人にも当てはまります。それは知識や経験であり、誰にでも意識次第で築ける“資産”です。