2018年7月8日日曜日

SBIジェイリバイブから臨時レポート。今後の動向について


こんばんは。ひとりです。

私は投資信託に毎週定額を積み立てています。その商品の1つに「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)」があります。


「格安株」の直近の状況と今後の動向について


2017年は目に見えて基準価額が上り調子だったものの、今年2月頭の急落を境にして、下り調子です。今年1月からNISA口座で投資し始めた同商品の評価額損益は、-8%を超えています。

成績不振が長引く現状に、個人投資家からも不満の声が多かったのか、運用会社から臨時レポートが6月末に発表されています。

レポートの対象は、「ジェイリバイブ」シリーズで、投資対象である「格安株」の直近の状況と今後の動向についてです。

・臨時レポート|SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(PDFデータ)
  • SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ
  • SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)

ポイントは3点です。
  • 2018年2月の株価下落以降は、概ね「成長株」優位の相場が継続している
  • 当商品の組入銘柄は「格安株」中心のため、成長株と比べて出遅れ感がある。一方で組入銘柄の業績見通しに変わりはなく、今後の成長に期待できる
  • 成長株が現在、物色の対象となっているが、その流れが一巡すると「格安株」に物色の対象が移る。長期的な視点で見ると成長株よりも格安株が優位になる傾向がある

要は、問題なし。格安株に物色対象の流れが変わるのを、積立投資をしながら気長に待てということです。

2018年7月7日土曜日

もう少しできるものに手を抜けば、それは相手にも伝わるもの


こんばんは。ひとりです。

日本取引所グループが主催するセミナーに先日、参加しました。

2018年7月4日(水)18:00〜19:30
ビッグデータとAIが教える21世紀の投資戦略
講師:岡田克彦さん(関西学院大学大学院 経営戦略研究科 教授)


楽をしようと思えばいくらでもできるセミナー内容


セミナーのタイトルには「AI(Artificial Intelligence、人工知能)」とあります。耳には心地良い響きかもしれませんが、当のセミナーは昨年のハロウィンに開催された内容とほぼ同じです。その点で物足りませんでした。

2017/11/11 20:37
東証セミナーに参加。ハロウィンと市場の不思議な関係
JPX(東京証券取引所)主催のセミナーが11月11日、関西で開催されました。そのセミナーに参加しましたので、感想をご紹介します。『いい投資の日』~ハロウィンと株式市場の不思議な関係!?~

私の偏見ですが、大学で教鞭を執る人にありがちなセミナー内容の使い回しです。セミナーの準備を省いて、楽をしようと思えばいくらでもできます。講師自身が自覚していなくても、受講する側がそう感じたのならそうです。

どんな仕事でもそうですが、もう少しできるものに手を抜けば、それは相手にも伝わるものです。

またセミナー終わりには、講師の著書と株式取引所開設140周年のボールペンをいただきました。




東証グループが主催するセミナーに私は昨年から参加し始めました。毎年セミナーの内容が更新されるものとばかりに勝手に思っていましたが、どうやら同じ内容のセミナーが毎年繰り返される模様です。

7月、8月はセミナーが集中する期間とあって、今年はどんな内容になるのかと期待していましたが、それも期待はずれに終わりそうです。

同じ本を毎年読んでいるような、中高の教師が飽きもせずに毎年、同じ授業を繰り返すようなそんな雰囲気でしょうか。

2018年7月3日火曜日

新潮文庫だけの読みやすさ。本の上面から垂れる暗褐色の栞紐


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は3日、前日比26円39銭(0.12%)安の2万1785円54銭でした。4月13日以来およそ3カ月ぶりの安値です。

2018年7月3日

前場は外国為替市場での円安・ドル高を手掛かりに100円あまり上昇する場面ありましたが、買いは続かず、終値は昨日に続いてのマイナスです。

私の持ち株比率は、前日比 0.71%です。持ち株の50%以上を占める銘柄に買いが入り、一時は5%超の上昇がありました。一方で後場には、日経平均と歩みを揃えるように下がり始めて、2.5%の上昇に留まりました。証券会社の投資判断が、上昇に寄与したようです。

上がる銘柄もあれば、下がる銘柄もあります。こちらの銘柄も証券会社の投資判断が売りを誘い、2%の下落です。


団地を舞台にした重松清さんの「たんぽぽ団地のひみつ」


昨日から本を読み始めました。

取り壊しが決まった団地に暮らす祖父を訪ねた六年生の杏奈。そこはかつてドラマ『たんぽぽ団地のひみつ』のロケ地だった。夢の中で主演の少年、ワタルくんに出会ったことをきっかけに、杏奈と祖父、そして住民たちは、団地をめぐる時空を超えた冒険に巻き込まれて――。学生時分は重松さんの著書を複数読みましたが、「きよしこ」が印象に残っています。

たんぽぽ団地のひみつ
著者:重松清
出版社:新潮社
販売開始日:2018年6月28日
取り壊しが決まった団地に暮らす祖父を訪ねた六年生の杏奈。そこはかつてドラマ『たんぽぽ団地のひみつ』のロケ地だった。夢の中で主演の少年、ワタルくんに出会ったことをきっかけに、杏奈と祖父、そして住民たちは、団地をめぐる時空を超えた冒険に巻き込まれて――。大人たちが生きた過去への憧憬と、未来へ向かう子どもたちへの祝福に満ちたミラクルストーリー。『たんぽぽ団地』改題。

学生時分は重松さんの著書を複数読みましたが、「きよしこ」が印象に残っています。


新潮文庫だけの読みやすさ。本の上面から垂れる栞紐


450ページ以上ある本作を、平日の1日で読み切るのは難しいです。本作に限らず、途中で本を閉じる際には、どこまで読んだか分かるように目印を挟みます。それは書店の長細い栞であったり、本の上面から垂れる紐(スピン)であったりします。

単行本には当たり前に付いているスピン(紐の栞)ですが、文庫本だと新潮文庫にしかスピンは付いていません。

スピンを取り付けるため製本手法(天アンカット)は工程が増える分、スピンが付いてないものよりもコストがかかります。その差は1冊あたりおよそ10円です。

新潮社は、他の面でコストダウンを図っているようで、商品にはその増加分が上乗せされていません。

新潮文庫がスピンを付ける理由は、まず「便利だから」といいます。本を手にとって読む側からすれば嬉しいことです。またほかにも「文庫本といえども書籍であり、これを蔵書として扱う読者にこたえたい」という考えが新潮文庫にあるからだそうです。「読み捨てにされるような文庫は出していない」とも言い換えられます。

2018年7月2日月曜日

株価急落の最中、AERAは奇しくも「投資デビュー」特集を


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は2日、前週末比492円58銭(2.21%)安の2万1811円93銭でした。約9割の東証1部銘柄が下げるなど、ほぼ全面安の展開です。私の持ち株比率は、前週末比 -1.41%です。

2018年7月2日

日経平均株価が急落した背景と事実確認です。
  • 日経平均株価は492円58銭安の2万1811円93銭
  • およそ2カ月半ぶり(4月13日以来)の安値
  • 東証1部では約9割の銘柄が下げた
  • 米国は7月6日、中国製品への追加関税を発動する見通し
  • 中国側も即座に報復関税に動くとみられ、米中の貿易摩擦が激化するとの警戒
  • 米中双方の歩み寄りがなければ、対立は避けられない情勢
  • 中国の製造業購買担当者景気指数(PMI、6月)が前月5月比0.1ポイント低下
  • 米中の貿易摩擦が激化すれば一段と冷え込むおそれがある
  • 中国景気の影響を多分に受ける日本株を買いづらい
  • メキシコ大統領選でポピュリズム(大衆迎合主義)政策を掲げる新興左派候補が勝利した
  • 当選確実となった候補者は北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉でメキシコの国益を重視する姿勢で、トランプ米大統領との対立を懸念
  • 日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、警戒ライン(20)を突破した
  • 株安が長期化することへの警戒から、投資家から売りがでた

日経平均株価が急落したという事実に対する、後付けの理由はいくらでも挙げられます。その上で株安が長期化するかどうかを見極めて、投資判断をすることが大切です。

今日の急落で私は、持ち株の機械、電気機器2銘柄を、今日の底値付近で買い増しました。いずれの銘柄も業績は好調で、値を下げた要因が市場にあると判断したためです。

市場の雰囲気が改善されれば、真っ先に値を戻す銘柄だと判断しました。ただ市場の雰囲気が改善されるのはいつになるか分かりませんが。


AERAは今週、奇しくも「投資デビュー」特集を


2%以上急落した今日の日経平均株価ですが、奇しくも今週のAERA(7月9日号)が、「投資デビュー」特集を組んでいます。

AERAが株式投資を取り上げることは、これまでにもあったことで、珍しくはありません。ただ、“投資デビュー”を謳うには、市場とのタイミングが合わなかったようです。一方で今日のような相場だからこそ却って、誌面にあるような派手な言葉に踊らされずに、冷静な判断ができるかも知れないですね。
AERA(7月9日号)中吊り広告

AERAが株式投資を取り上げることは、これまでにもあったことで、珍しくはありません。ただ、“投資デビュー”を謳うには、市場とのタイミングが合わなかったようです。

誌面の内容は「長期投資」を紹介する記事もあるため、短期の株価変動に一喜一憂するものではありませんが、それもある程度の投資知識を持っていればこそ。これから投資デビューを果たそうという人にとっては、今日の日経平均の急落は投資への不安でしかありません。

誌面はまた、長期投資だけでは面白さに欠けてしまうため、読者の興味を惹き付ける言葉を散らべています。

例えば「爆騰中」や「FX自動売買」「寝ながら小遣い稼ぎ」などがそれです。常識で考えれば分かるうまいお金の話も、損得が絡むと判断力が鈍ってしまうものです。

今日のような相場だからこそ却って、誌面にあるような派手な言葉に踊らされずに、冷静な判断ができるかもしれません。

2018年7月1日日曜日

三浦しをんさんの新刊。タニジュン先生でオダサク賞? って


こんにちは。ひとりです。

本を週末に読みました。

あの家に暮らす四人の女
著者名:三浦しをん
出版社:中央公論新社
販売開始日:2018年6月22日

同作は、織田作之助賞受賞作です。崎潤一郎の「細雪」にオマージュを表した小説で、舞台は本家関西から東京・杉並の洋館へ。また4姉妹ではなく、2人は母娘、2人は他人という女性4人の共同生活が描かれています。

単行本が2015年7月に発売されており、購入したのは文庫本です。同作は、織田作之助賞受賞作です。(第32回、2016年)

谷崎潤一郎の「細雪」にオマージュを表した小説で、舞台は本家関西から東京・杉並の洋館へ。また4姉妹ではなく、2人は母娘、2人は他人という女性4人の共同生活が描かれています。

「タニジュン(谷崎潤一郎)先生でオダサク(織田作之助)賞? って一瞬混乱したんです」。とは受賞の一報を受けた三浦さんの感想です。


打ち込む人々をテーマにした作品が多い


三浦さんの著書には、仕事を始め、ものごとに打ち込む人々をテーマにした作品が多いように思います。例えば「神去なあなあ」や「舟を編む」などがそうでしょうか。映画化されているものもあり、先の2作品もそうです。

また小説以外にエッセイも好きで、『三浦しをんの「ふむふむ」』もその1つです。

新潮社から発行されていた文芸雑誌「yom yom(ヨムヨム)」に連載されていました。女性が仕事に打ち込む様子を、三浦さんがインタビュー形式で紹介する企画です。文庫でも発売されているようです。

新潮社から発行されている文芸雑誌「yom yom(ヨムヨム)」に連載されていました。

三浦しをんの「ふむふむ」。新潮社から発行されていた文芸雑誌「yom yom(ヨムヨム)」に連載されていました。女性が仕事に打ち込む様子を、三浦さんがインタビュー形式で紹介する企画です。文庫でも発売されているようです。

女性が仕事に打ち込む様子を、三浦さんがインタビュー形式で紹介する企画です。文庫でも発売されているようです。

・ふむふむ ― おしえて、お仕事!― | 新潮社
15職種16人の働く女性に直撃取材! 妄想炸裂、物欲爆発 ♡ ゆかいなお仕事人生探訪記。あなたがなりたかった職業は何ですか。靴職人、お土産屋、動物園飼育係、フィギュア企画開発、漫画アシスタントにフラワーデザイナー。夢を叶え、技能と情熱をもって働く15職種16人の女性に、作家が直撃インタビュー。時に持ち前の妄想力を炸裂させ、時にキレキレの自己ツッコミを展開し、時に物欲の鬼と化しながら、聞き取った素晴らしき人生の物語。さあ皆でレッツ“ふむふむ”!