2017年11月18日土曜日

投資セミナーに参加。フィンテックのマネーフォワード


こんにちは。ひとりです。

若年層・投資未経験者向けセミナーが本日18日、京都・同志社大学で開催されました。セミナーを受講しましたので感想をご紹介します。

<+YOU特別編>

若年層・投資未経験者向けセミナー in 同志社大学(京都)

主催/JPX(東京証券取引所)

日時:
2017年11月18日(土)10:00~12:00

会場:
同志社大学(今出川キャンパス)良心館 102教室

プログラム:
第1部(10:00~11:00)
講演テーマ「知らないと破滅するお金の知識」瀧俊雄氏(株式会社マネーフォワード 取締役/Fintech研究所長)

第2部(11:00~12:00)
同志社大学の学生(投資サークル「WILL」)による質疑応答


講演内容は終始フィンテックについて


終始フィンテックの概略解説だった、というのが受講した感想です。フィンテックとは「finance(ファイナンス)」と「technology(テクノロジー)」を掛け合わせた造語で、マネーフォワード社は日本での旗振り役の1社として挙げられます。フィンテックの事例としては、スマートフォンでの料金決済やクラウド家計簿があります。

マネーフォワード社の家計簿アプリ「マネーフォワード」と少なからず話題を重ねた上で、講演が始まりました。フィンテックの利点は、自分のお金の動きを可視化できることだといいます。

収入と支出、貯蓄が目に見えて分かる、つまり自分のお金の動きが見えることでその先の時間の、人生のお金への準備計画が立てやすくなるということです。貯金はできているのか、何が支出の大部分を占めるのかなど。マネーフォワードのサービス案内には、自分のお金の流れや資産の現状を把握することで、お金の不安をなくすための第一歩をサポートするとあります。


マネーフォワードは誰が使うサービスか


今回のセミナーは大学での開催と会って、参加者の半数ほどが学生でした。マネーフォワードの家計簿サービスを利用していたのは全体の半数ほどでしたが、私は使っていません。お金の流れが管理できているならば、必要のないサービスだと考えています。

マネーフォワードの他にも、家計簿アプリは Zaim(ザイム)や Money Tree(マネーツリー)など多々あります。アプリが話題になり始めたころ、興味があったので調べましたが結局、私には不要だと判断しました。なにもアプリを使わずともクレジットカードの明細と銀行の通帳記載で十分かと。恐らくマネーフォワードはクレジットカードの明細を毎月確認しない人、銀行の通帳記載をしない人に有効なサービスだと思います。カードの明細や通帳記載はあくまで表面上のことで、それらが当たり前にできているほど自分が使うお金への意識が高い人ならば、家計簿サービスを利用せずとも自分で管理できるという意味です。


お金の流れを把握した先にある、お金の使い方


お金の動きが見えることで、その先の対策が立てやすくなると書きましたが、今回のセミナーではその点に触れられず、もの足りませんでした。フィンテックで自分のお金の流れを可視化した先にある、投資を含めたお金を上手く使えるようにという内容があったら、より充実したセミナーになったかと思います。

またセミナーのテーマ「知らないと破滅するお金の知識」と内容のズレを感じました。知らないと破滅するお金の知識とは結局何を指しているのでしょうか。フィンテックを利用したお金の可視化のことでしょうか。


投資サークルに見える、学生の投資意欲


日本取引所グループと東京証券取引所は「東証IRフェスタ2017」で、学生投資連合(USIC)に加盟する大学投資サークルが参加するイベントを開催するなど、次世代の投資家にもアピールする場を設けています。

同志社大学にも2008年から投資サークルがあるようで、今回のセミナーにも全面的に協力しています。ウェブサイトやTwitterもありますが更新が不定期です。金融機関や証券会社への就職を希望している学生がサークル内には多いようです。

同志社大学 投資サークルWILL

WILL(同志社大学 株式投資クラブ)| Twitter


プレスリリースは、事前とともに事後も大切


今回のセミナー開催は、東証のウェブサイトに加えて、京都のイベントを紹介するウェブコンテンツにも案内がありました。

WebLeaf 京都を知る、京都
【フィンテックって】<+YOU特別編>若年層・投資未経験者向けセミナー in 同志社大学

セミナーへの参加者募集はきっちりと行われることが多いですが、事後のリリースが行われていません。セミナーではどんな内容が話されたのか、また参加者へのインタビューや事後アンケートの内容を紹介するなど。プレスリリースは事前と事後があってこそ、次のセミナーにつながると思います。どちらかといえば事前リリースだけのやりっぱなしが多いように感じます。もったいないですね。


京都の紅葉を散策しながら


セミナーは予定通り昼前には終了しました。昨晩から降っていた雨も止んだので乗換駅まで歩いて帰ることに。京都御所や京都御苑を左手に、同志社大学から烏丸駅までの紅葉を楽しみました。

同志社大学・今出川 から 烏丸駅 - Google マップ


以前の投稿では、マネーフォワードについて簡単にご紹介しています。こちらの投稿も合わせてご覧ください。
フィンテックのマネーフォワード in 京都 同志社大学

2017年11月17日金曜日

年平均1.3回。夫婦の贈り物にいくら使いますか?


こんにちは。ひとりです。

いい夫婦の日(11月22日)にちなんで、このような調査が行われました。

夫婦間の贈り物に、年間いくら使いますか?
(20歳代~70歳代までの男女、約1,600人が回答。明治安田生命 調べ)


年1.3回の贈り物、一回あたり ¥13,000超


一度の贈り物あたり、¥13,000超 という結果が出ました。妻から夫へのプレゼントは、¥11,609(昨年比 ¥354 減)、夫から妻へのプレゼントは ¥15,073(同 ¥1,548 増)で全体を押し上げています。またプレゼントの回数は、年1.3回が平均値です。
  • 0回 37.7%
  • 1回 27.7%
  • 2回 20.7%

少子化や晩婚化が進む中で、夫妻の間のプレゼントにお金を使う人が増えている可能性もあるのでは、と調査会社。


挙式が終わった後に贈る花束


私は独身なので夫婦間で贈り物をする機会はありませんが、数年に一度は知人や同僚に贈り物をする機会があります。例えば、結婚や出産祝い、退職時の慰安品としてです。

結婚式は、私自身があまり関心を持っていないせいもあって、出席はほとんどお断りしています。その代わりに結婚式から数日経ってから、2人が結婚式の準備の疲れや当日の緊張感から解き放たれた時分に、ご自宅に花を贈るようにしています。

2人との関係性から ¥5,000 ~ ¥10,000 を目途に花束を作ってもらいます。届いたらお部屋に飾れるようにポット付きのものを贈ることが多いです。新居に移って、もしくは既に同棲中ならこれからの生活準備が始まる中で、部屋の中に花があると忙しなさから一時ささくれた気分も和むかと思っています。


家族間の日々の贈り物こそ大切に


夫婦間はもちろん、家族間の贈り物に私は憧れます。家族ともなれば、お互いに支え合って当たり前と、時が経つといつの間にかそうなってしまいます。日頃から言葉で感謝を伝えることは大切ですが、記念日ではない何気ない日常の贈り物で感謝を伝えることを大切にしたいと思います。妻から夫へ、夫から妻へ。子どもたちから両親へ。また子どもたち同士で。そんな家族は、きっと素敵な家族だと思います。


互いを思いやる記憶として残るものを


贈り物は形に残らないものが良いと思います。もちろん全ての贈り物がそうである必要はありませんが、花のように、旅行のように、互いを思いやる記憶として残るものを贈りたいと思います。

贈り物といえば、「賢者の贈り物」(オー・ヘンリー 著)を思い出します。贈り物を巡る夫妻の思いやりを描いた物語です。

青空文庫(Aozora Bunko)で現在、無料公開されています。
賢者の贈り物

我が家の冷暖房事情と、毎月の電気代請求額について


こんにちは。ひとりです。

日中はまだ温かいですが、夜になると途端に冷え込みますね。11 月に入り、暖房を利用し始めたという方も多いのではないでしょうか。私は年間を通じて冷暖房ともに利用していません。正確にいうと、冷暖房器具を部屋に設置していません。


ひとり暮らしなら、相手に合わせる必要なし


誰かと一緒に住んでいるなら、相手の体感温度を気にして部屋の気温を調整する必要がありますが、私はひとり暮らしのためにその必要はありません。寒ければ服を着れば良いし、暑ければ窓を空けて、汗をかけばシャワーを浴びれば良いだけのこと。そんな生活をかれこれ 5 年ほどしています。我慢しているのではなく、何よりもエアコンの冷暖房が苦手だから。好んでこのような生活をしているのです。エアコンの冷房をつければ身体がだるくなるし、エアコンの暖房をつければ目が乾き、なぜか顔だけ、特に耳が熱くなる始末です。


こんな生活ができるのは、住宅周辺の環境が良いから


冷暖房器具なしの生活ができるのも、住宅周辺の環境が良いから、また窓が南北にあるため、風が通りやすいからだと思っています。都心部に住んでいるのなら窓を開ければ車の走行音がうるさいし、高いビルがひしめき合っているなら風の通りも良くありません。冬場は都会であろうが住宅街であろうが、雪国でなければ条件は変わらないかもしれません。

冬場の早朝の、あの冷えた空気は心地よいですね。夏場の湿気を含んだ空気よりも、冬場の冷えた早朝の空気は、なぜかとても清潔な感じがします。ですから冬場は、朝一番に窓を開けて部屋の空気を入れ替えています。あくまで感覚なので実際はどうかわかりませんが、空気の温度で清潔かそうでないかを感じるのはおかしな感覚ですね。


気になるのは毎月の電気代 請求額


家電の中で電力の消費が最も大きいといわれるエアコン。つまりエアコンが一番、電気代のかかる家電というわけです。そんなエアコンを使用していないと、もとい、設置していないと毎月の電気代請求額はいくらになるのかといえば……。

例えば今年の 6 月から 9 月まで、エアコンを使用すると思われる 4ヶ月間の合計請求額は ¥6,848 です。ひと月あたりの平均額は、¥1,712 です。年間を通じて同じような請求額なので、この金額が私の平均電気料金です。

電気代が上がった、下がったといってもその差は ¥500 の範囲内。他にも、昨年の 11 月から今年の 2 月までの 4ヶ月間の合計請求額は ¥5,049 です。ひと月あたりの平均額は、約 ¥1,262 です。

2016年11月 ~ 2017年2月
  • ¥5,049 / 4ヶ月 合計
  • 約 ¥1,262 / 月あたり

2017年6月 ~ 9月
  • ¥6,848 / 4ヶ月 合計
  • ¥1,712 / 月あたり

今年の夏場の電気代が冬場よりも上がっているのは、料理のせいです。オーブンレンジを使った料理に凝っていた時期と重なります。

2016年12月 ~ 2017年11月までの合計請求額を見ると、
  • ¥17,175 / 12ヶ月 合計
  • 約 ¥1,431/ 月あたり

一人暮らし世帯(34 歳以下)の年間電気代請求額は ¥39,079 。ひと月あたりの平均額は約 ¥3,257 です(総務省統計局 家計調査 2015)。こちらと比較すると、約 45% 前後に私の電気代請求額は納まっています。


“ 温度 ” を生み出す家電は、電気代がかかる


エアコン以外に、電気代のかかる家電の代表格としては次のようなものがあります。よくよく見ると、乾燥機能を含めて “ 温度 ” を生み出す、調整する家電が挙がっています。上から電気代がかかる順番に掲載しています。

  • エアコン
  • 洗濯乾燥機
  • 食器洗い乾燥機
  • 冷蔵庫
  • 照明器具
  • テレビ
  • アイロン
  • 炊飯器
  • ドライヤー
  • 電子レンジ
  • 掃除機

そもそも電気代の節約云々を私は端から考えていませんが、上記の電気代のかかる家電中で使っていない家電もありますのでその分、エアコンの使用以外にも電気代を抑えることができているのでしょうか。私は電気代の分、家賃に振り分けているので生活費全体で見ると良い塩梅かも知れません。


関連記事もぜひご覧ください。
賃貸マンションの家賃は、住民の質と比例するのか

2017年11月16日木曜日

Feedly の広告表示から感じる、無料に一任する危うさ


こんにちは。ひとりです。

ウェブサイトを見ると、沢山の情報が得られます。また日々更新される情報を集めようと思うと手動だけでは難しいです。そこで私は RSS リーダーの「Feedly」を利用しています。


RSSリーダーとは


Twitter や Facebook などの SNS、スマートニュースなどのキュレーションアプリの普及で、情報収集の方法が多様化しています。RSS リーダーは、ブログやニュースサイトの新着情報を管理するもので、情報が数秒ごとに流れていく SNS が「フロー型」だとすれば、RSS リーダーは「ストック型」の情報収集ツールです。

RSS は「Rich Site Summary」の略で、お気に入りのブログやウェブサイトを登録しておけば、元のウェブサイトにアクセスしなくても更新情報を見逃さずに確認できます。

Google Reader が2013年に、My Yahoo! が2016年にサービスを終了してから、RSS リーダーの選択肢は徐々に狭まってきました。いずれのサービス終了も、利用者が減ってきたからという理由です。


Feedly(無料版)に突然の広告配信


私は Google Reader を利用していましたが、サービス終了に合わせて Feedly(無料版)に乗り換えました。その Feedly が昨日15日、突然使い勝手が悪くなってしまいました。最新情報を表示させる際に、見出しの文章のみで一覧する「Title-Only View」に大きな画像公告が表れたのです。

画像公告はクリックしても消えず、移動させる事もできませんでした。仕方がなく見出しに写真を合わせて表示させる「Magazine View」に設定し直して情報を得ることができました。一時は無料版にのみ仕様変更が行われたと思い、別の RSS リーダーを探し始めたほどです。今日になって確認すると、昨日のように広告は表示されなくなっており一安心ですが、今回のことをきっかけに、無料で提供されているサービスの危うさを感じました。


無料サービスは、提供者の都合でいつでもなくなる


無料サービスはあくまで無料。提供者の都合に任せて運営されています。ですから何時サービスが停止されるかも分かりませんし、タダで使っている側からすれば文句の1つも言えません。無料のサービスといえば他にも Evernote や Dropbox が挙げられます。これらにも無料版と有料版があり、今回の Feedly と同じです。

インターネットが私たちの生活に溶け込み、無くてはならないものの一つとなりましたが、どこかでタダで使えて当たり前というような思い込みがあります。ニュースの配信速度や頻度、情報の信用度にしてもそうですが、お金を払って対価として得られるものは貴重で、やはり存在意義があります。

文句をいわずに、さっさと有料版に乗り換えればそれまでの話ですが、今回の一件で改めてタダほど高いものはないと感じました。

2017年11月15日水曜日

賃貸マンションの家賃は、住民の質と比例するのか(経験談)


こんにちは。ひとりです。

私は賃貸マンションに住んでいます。ファミリー用の部屋と単身用の部屋が各階にあります。学生の頃の一人暮らしを除くと、社会人になって2部屋目です。1部屋目の時に感じた、家賃と住民の質についてご紹介します。


引っ越しは手続きの多さに疲れるだけ


引っ越しはエネルギーを使います。学生の頃を含めると私は、3回引っ越しをしています。役所への届け出、会員登録しているサービスへの住所変更など、手続きの多さに疲れます。いずれ引っ越す時を見越して、ポイントカードなど住所登録が必要なサービスへの加入は必要な分だけにしています。


家賃は住民の質と比例するのか


引越しには、新しい場所で生活できる高揚感が少なからずありますが、それも生活が充実してのこと。住む場所や住む建物が自分で選べるならば、しっかりと見極めたいものです。

家賃は住民の質に比例する。よくいわれることですが、私の経験からいえば間違いありません。建物に着目して、壁が薄くて隣の物音がうるさいとか、風向きによってはタバコの臭いが流れてくるとか賃貸の不満をよく聞きます。いずれも建物だけの問題ではなく、そこに住む人に問題があっての不満です。

私の場合、社会人になってから1部屋目に住んでいた建物がまさにそれでした。夜遅くまでテレビの音がするし、窓を開ければタバコの臭いが流れ込んでくるし。隣の住人の生活が筒抜けでした。別の見方をすると、私の生活も筒抜けということです。

都市の中心に近く、家賃は ¥45,000ぐらいだったと記憶しています。都市部では安い部類に入ります。そこで約5年、隣の住民が早く引っ越してくれないかと願いながら生活していました。結局、私が引っ越すことにしましたが。5年も住んだのは、交通の便が良く、自然も豊富にあったからだと思います。


住民の質は張り紙や駐輪場の乱れから判断できる


建物の作りなら事前に内覧できますが、住民の質となれば判断が難しいところです。判断基準の1つになるのが、玄関フロアの張り紙や駐輪場の乱れです。内覧する時間帯によっては、住民が出払っていて駐輪場が空いている場合がありますが、他人を気にしない乱雑な止め方は、住人の性格そのものが見えます。

また、玄関フロアの張り紙の乱れ具合にも注目です。掲載情報の期限が切れたものがそのまま張りっぱなしになっていたり、明らかに破られていたりする場合、その建物は避けたほうが良いです。もう一点、匂いにも気をつけてください。カビ臭い匂いは当たり前ですが、安い芳香剤の匂いがする玄関フロアも良い建物だった例がありません。


可能なら複数の時間帯に内覧、訪問を


遠方から出てきて、当日に建物を決めてしまわないといけない場合は別ですが、可能なら複数の時間帯に何度か訪れてみてください。部屋の中に入ることができれば良いですが、それができなくても玄関に入るだけ、建物の外観を眺めるだけでも良いと思います。住人が帰宅し始める夕方から晩にかけてだと特に判断しやすいです。すれ違っても会釈や挨拶をしないなど、該当する建物に住む人ならではの特徴があると思います。


丁寧な暮らしをしている人がいるのも事実


家賃は住民の質と比例すると書きましたが、住まいよりも暮らしに重きを置き、丁寧な暮らしをしている人がいるのもまた事実です。例えば、「東京の台所」というウエブコンテンツがあります。台所を中心にして住人の人となりを紹介する読み物ですが、そこに登場する1人の住人の生活は質素ながらも、こだわりと誇りが見えます。

<154>住まいより大事なものにお金を | 朝日新聞デジタル&w(アンド・ダブリュー)


何れにしても最後は自分の判断で決めるものです。人が心地良い場所が、必ずしも自分にとって心地よいとは限りません。

またこだわる部分、お金をかける部分も人それぞれです。物の購入に充てる人、旅行に充てる人、様々です。ここに記した内容は全て、私の経験からのものです。長く住める良い建物が見つかりますように。