2021年2月7日日曜日

税務署に申告する所得税とは何か。税金読本に詳しい説明が


こんばんは。ひとりです。

税務署にこの時期、申告するのが所得税です。では所得税とは何でしょうか。

「2020年度版 投資家のための税金読本(大和総研 編著)」が発行されています。そのなかに所得税の基本を紹介するページがあり、抜粋したページが読めます。


所得税は「個人の1年間の所得」に対して課される税金のことです。給与のほか、金融商品の利子や配当、退職手当など様々な所得に課税されます。具体的には1年間の全ての所得から所得控除を差し引いた金額に税率が適用されます。税率は5%〜45%まで段階的に分かれており、所得が大きくなるに従って高くなる累進課税です。

所得控除でまず思い浮かべるのがiDeCo(イデコ)です。iDeCoへの加入を促す銀行、証券各社の誘い文句に「掛け金が全額所得控除される」とたびたび登場するあれです。この所得控除の金額が大きくなれば払う所得税が少なくなり、だからiDeCoはお得という流れです。

払う金額にばかり目が行きますが、所得税は歳入のどの程度を占めているのでしょうか。

  • 所得税 … 17.5%
  • 法人税 … 8.4%
  • 消費税 … 19.0%
  • 公債金 … 40.9%
  • その他 … 14.1%

2021年度予算案の一般会計歳入は、全体の17.5%にあたる18兆6670億円が所得税です。法人税8.4%(8兆9970億円)の2倍以上となっています。(四捨五入の関係で合計100にはなりません)

所得税の類は自身の損得に関わる知識であり、不思議と頭に入りやすいです。株式投資を始めなければ恐らく、興味のかけらも持たなかった分野です。

ちなみに同誌には確定申告の仕組みも紹介されています。

  • 確定申告の必要な人、確定申告ができる人
  • サラリーマンと確定申告
  • 損失の申告
  • 所得税の納付

2021年2月6日土曜日

配当・譲渡益への課税軽減。所得税と住民税で異なる課税方式


こんばんは。ひとりです。

令和2年分の確定申告(還付申告)を終えました。次は市区町村への住民税の申告です。税務署への申告は所得税で、私はそれとは別に住民税も行います。住民税の申告は誰もが行う必要はありませんが、ひと手間で課税軽減につながるとあれば申告しない理由はありません。

個人投資家は、所得税と住民税で異なる課税方式が選択できます。所得税は総合課税に、住民税は申告不要というようにです。異なる課税方式を選択するのは、上場株式等の配当や譲渡益に対する税負担(または社会保険料負担)を抑えられる場合があるからです。

ただ、所得税と住民税で異なる課税方式を選択するためには税務署への所得税の確定申告とは別に、市区町村への住民税の申告を行う必要があります。そんなことは誰も教えてくれず、知らない人、または面倒がる人が少なくありません。そのためかあまり普及していないようです。

大和総研グループの税制改正レポートに詳細がありますので、興味のある方はご覧ください。



税制は更新されることが多く、私はその内容とともに、改正レポートの発信年月日も合わせて確認するようにしています。

市区町村への住民税の申告はまだ、税務署のようにe-Taxで完了とはいかないようです。

2021年2月5日金曜日

還付金が入金。e-Taxで令和2年分の確定(還付)申告が完了


こんばんは。ひとりです。

確定申告(還付申告)を先日、e-Tax(ID・パスワード方式)で実施しました。還付金の入金が早速、「国税還付金振込通知書」の郵送と合わせてありました。通知書にある受付日を確認すると1月25日となっています。確定申告の提出から還付金の入金まで約7日間(平日のみ)で完了です。

e-Taxを使った確定申告は今回が初めてですが、思っていた以上に使い勝手が良いです。従来のようにPDFを印刷して郵送する手間が省けますし、提出(送信)してから還付金が入金されるまでも迅速です。これなら来年も利用したいと思います。

ただ確定申告、還付金入金後も気をつけておきたいのが「提出省略書類」の取り扱いです。確定申告時には提出が不要であっても後日、税務署から提出を求められることがあるようです。提出省略書類の保存期間は法定申告期限から5年間です。

2021/01/26
e-Taxで確定申告(還付申告)を済ませました。令和元年分と比較すると、印刷枚数が少なくなりました。

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※ 追記(2021/02/05)

iDeCo口座の運用状況を確認しました。

2021/02/03

海外株式への投資をメインに、毎日1,000円ずつ積立投資を継続中です。

2021年2月3日水曜日

日本でも2月中旬から。ワクチンはどのように認可されたのか


こんばんは。ひとりです。

日本では2月中旬から新型コロナウイルスワクチン接種プログラムが始まる予定です。通常は少なくとも10年以上かかると見られていたワクチン開発・認可プロセス。それが1年以下で完了したことに驚いている人も少なくありません。

では新型ウイルスのワクチンがどのように認可に至ったのでしょうか。このワクチンを行き渡らせる前に、どのようなチェックが行われたのでしょうか。BBCのローラ・フォスター保健担当編集委員が説明しています。 
 


中国製ワクチンの安全性は。今分かっていること


中国は新型コロナウイルスのパンデミックが始まった当初から、ワクチンの開発に着手しています。2020年夏には世界で初めて、国民の一部にワクチンを受けさせています。その開発の先頭を走るのがシノヴァク・バイオテック(科興控股生物技術)とシノファーム(中国医薬集団)の2社です。

中国政府は20カ国以上とワクチン供給契約を結んで、世界各地とワクチン外交をしようとしています。中国製ワクチン、今分かっていることをBBCのローラ・フォスター保健担当編集委員が解説しています。


米国投資。VXFはVTI同様、長く積立投資ができるETFの一つ


こんばんは。ひとりです。

節分の今日、夕飯に生姜を効かせたカレー(具は春キャベツと若鶏のささみ)と、鰯(いわし)のフライをいただきました。

明日の立春を過ぎれば、暦の上ではもう春です。季節の変わり目には病魔が横行すると考えられています。「鬼は外、福は内」と叫びながら鬼打ち豆と呼ばれる炒り豆を撒き、戸口に柊(ひいらぎ)や鰯の頭を挿して厄を払う習わしがあります。ひとり者の私は到底そこまではせず、食事に鰯をいただくのが精々です。

春といえどもまだ日は浅いです。しばらくは「春は名のみの風の寒さや」という日々です。


VXFはVTI同様、長く積立投資ができるETFの一つ


米国ETF、VXF(バンガード・米国エクステンデッド・マーケットETF )に今年から投資を始めました。中・小型株の指数に連動する商品です。経費率(年率)は0.06%と日本のインデックス型投資と比べても低いです。セクター別構成比率は2020年12月31日時点で、下記のようになっています。

VXF
  • テクノロジー … 25.0 %
  • ヘルスケア … 16.1 %
  • 資本財 … 13.0 %
  • 金融 … 12.9 %
  • 一般消費財 … 11.1 %
  • 不動産 … 6.5 %
  • 電気通信 … 5.7 %
  • 素材 … 3.5 %
  • 生活必需品 … 2.7 %
  • 公益 … 2.0 %
  • エネルギー … 1.5 %

このセクター別構成比率が、あるETFと似ていることに気が付きました。VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)です。VTIのセクター別構成比率は下記のようになっています。

VTI
  • テクノロジー … 26.20%
  • 一般消費財 … 16.60%
  • 資本財 … 13.80%
  • ヘルスケア … 13.60%
  • 金融 … 10.60%
  • 生活必需品 … 5.20%
  • 不動産 … 3.40%
  • 電気通信 … 3.40%
  • 公益 … 3.00%
  • エネルギー … 2.30%
  • 素材 … 1.90%

数字を並べても比較に手間取るので、チャートにして重ね合わせてみました。


薄紫がVTIで、鮮やかな青がVXFです。凸凹はありますが両ETFのセクター別構成比率がよく似ているのが分かります。分散投資の視点から投資銘柄が重複する懸念がありますが、そこは投資対象銘柄の規模が各ETFで異なるので心配不要です。 VXFはVTIと同様、長く積立投資ができそうです。