2019年1月17日木曜日

企業の株主還元、5年で2倍に。配当、自社株買いで株主重視


こんにちは。ひとりです。

上場企業の株主還元(配当、自社株買い)が15兆円超になる見通しで、5年前の約2倍です。堅調な業績に加えて、株主重視の姿勢を強める企業が米国と同様に増えたためです。(2018年度)

  • 配当額 … 10.7兆円(15%増)
  • 自社株買い(実施予定を含む)… 4.6兆円(57%増)
  • 総還元額(配当、自社株買い)… 15.3兆円(25%増)

企業の手元資金が積み上がり、設備投資や人への投資など将来の成長を見据えた使い方に注目が集まります。


手元資金の膨張で稼ぐ効率が低下。ROEが10%を下回る


現金の2017年度の出入り具合です。
  • 営業キャッシュフロー(CF)… 56.4兆円
  • 投資CF(設備投資やM&A)… 44.8兆円

差し引き
  • 営業CF - 投資CF = 余裕資金 11.6兆円

余裕資金から
  • 株主還元 … 2兆円超

最終的に5兆円強が余剰資金として手元に残り、フリーCFは106兆円にまで積み上がっています。

営業CFが2018年度も伸びると、手元資金の膨張で稼ぐ効率が低下したと見なされます。そうすると自己資本利益率(ROE、Return On Equity)は、大台の10%を下回る可能性が出てきます。

ROEは投資家の投資効率を測る指標として使われ、株主が拠出した自己資本で企業がどれだけの利益を上げたかが見えます。

また財務分析では、ROEを以下のように分解することができます。
  • ROE(%)= 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
  • 自己資本 = 純資産 - 新株予約権 - 少数株主持分
  • ROE = 売上高純利益率 × 総資本(資産)回転率 × 財務レバレッジ

資生堂 おしゃれなひととき。20数年を経ても楽しめる花時間


こんにちは。ひとりです。

資生堂が提供する「おしゃれなひととき」という音声コンテンツがあります。視覚障害者向けに美容情報を発信しています。

・美容情報 おしゃれなひととき | 資生堂リスナーズカフェ
「おしゃれなひととき」は、資生堂が年に4回季節ごとに発⾏している、雑誌感覚で楽しめる音声コンテンツです。 
スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、ヘルスケア、ファッションなどのテーマを幅広く扱っています。

「おしゃれなひととき」には「花時間」という企画がありました。
「おしゃれなひととき」の「花時間」は、1993年春・第22号からスタートし、2017年秋・第120号まで、季節の花の話題をお届けしてきました。 
こちらのページでは、25年分の「花時間」すべての回を、音声でお楽しみいただけます。ご案内は、石橋迪子さんです。

同ウェブサイトでバックナンバーを聴くことができます。春夏秋冬に分類して、1つの花を2分~4分で紹介しています。

例えば冬の花としてムクロジやシモバシラ、キンカンなど25種が紹介されています。落ち着いた女性の声が聴きやすく、また植物図鑑のページを捲りながら聴くと、さらに楽しめるかも知れません。

日経夕刊、プロムナード。自分が覆いかぶさりたいと思う人


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は17日、前日比40円48銭(0.20%)安の2万0402円27銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、前日比1.15%です。

持ち株の1つが、前日比12%超と大幅高です。明日の上がり具合によっては、利益確定が見えてきました。

日本経済新聞の夕刊に「プロムナード」が連載されています。連載者が曜日替わりに交代するリレー形式のエッセイで、今日はノンフィクション作家の河合香織さんです。

覆いかぶさりたい人、河合香織
2019/01/17 日本経済新聞 夕刊
大地は揺れるし、一瞬にしてそれまでとはまったく違う世界だと思える場面も人生には必ずあるだろう。そんな時に覆いかぶさってくれる人ではなく、自分が覆いかぶさりたいと思う人を探しなさいと。

心に残る内容です。

河合さんのプロムナードでの連載は2回目です。次回以降も楽しみです。

投資の“プロ”が運用するのに下落する、投資信託の不思議


こんにちは。ひとりです。

投資信託は、株式投資に興味を持った人がまず投資対象にする商品です。私も投資を始めた頃は個別株と並行して投資信託を購入しました。

私が投資信託を買い始めた頃は1万円から、定期積立なら5,000円からといった金額設定でしたが、今では数百円から投資できるとあって投資経験が浅い人にも安心です。

まずは少額からお金が増えること、減ることを体験できます。

投資信託は、投資の“プロ”が運用すると紹介されることが多々ありますが、この“プロ”の意味は経験が浅い人にとって誤解を招く表現だと思います。


“プロ”が運用するのに下落する投資信託


昨年の下落相場のなかで、私が保有する投資信託は30%ほど下げました。投資のプロが運用しているのにです。

プロが運用するということは、下げない(損しない)ということではありません。プロは、仕事として資産を運用しているという意味であって、投資信託の成績を確保する、ましては保証する表現ではありません。入社1年目の運用者でも客から見ればプロです。

プロの意味を自分が都合の良いように捉えてしまいがちで、私もその1人です。投資信託の昨年の下落を目の当たりにして、改めて実感します。

2019年1月16日水曜日

ESG投資に通じる、社外取締役を義務付ける要綱案が公表


こんにちは。ひとりです。

社外取締役の設置を義務付ける会社法改正の要綱案が16日、公表されました。上場企業や非上場の大会社に社外取締役の設置を義務付ける内容で、2020年の施行を目指しています。

設置義務の対象会社は、次の3要項を全て満たす企業です。

  • 監査役会を設置し、株式の譲渡制限がない企業
  • 資本金が5億円以上、または負債総額200億円以上の企業
  • 有価証券報告書の提出義務がある企業

東京証券取引所に上場する企業のうち、9割超が既に社外取締役を置いています。一方で日産自動車や東芝の一件で、機能していない名ばかりの社外取締役が相当数いることが分かります。また複数の企業の社外取締役を兼任する例も、機能低下の要因に挙げられています。


きっかけは、東証の「コーポレートガバナンス・コード」


社外取締役の導入が今日のように広がったのは東京証券取引所が2015年、上場企業に適用した「コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)」がきっかけです。

これによると、経営から独立した立場の社外取締役を2人以上選ぶよう求めています。株主総会の案内冊子を見ると、他社で経験を積んだ経営者や識者、弁護士などが就任する場合が多いようです。

ESG投資はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が2017年、ESG指数に連動した投資を始めてから話題に挙がることが増えました。

「E」は環境、「S」は社会、「G」は企業統治を表しています。企業統治(Governance)に象徴される、収益を上げつつ、不祥事を防ぐ経営はまさに社外取締役の機能に当てはまります。