2019年1月2日水曜日

アキラとあきら。読み手によって物語の広がりはいかようにも


こんにちは。ひとりです。

中小企業診断士の過去問題を冬季休暇中に取り組んでいます。繰り返し問題にあたるうちに見知ったものも増えていますが、財務・会計はなかでも、理解がなかなか進まない科目です。


読み手によって、その世界の広がりはいかようにも


勉強の合間には本や新聞の整理をしています。本棚に入り切らなくなったものは押入れに積み上げています。

そのなかから1冊、改めて読み返しているものがあります。「アキラとあきら」(池井戸潤 著)です。

WOWOWで2017年にドラマ化されており、向井理さんと斎藤工さんが主演されています。

WOWOWで2017年にドラマ化されており、向井理さんと斎藤工さんが主演されています。

零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。 
やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった。

銀行が舞台とあって、先の財務・会計の用語が頻出します。当初読み進めていたなかでは然程気にしなかった言葉も、その意味が分かり始めたせいか物語の細部にまで意識が向くようになりました。

物語は読み手によって、その世界の広がりが異なることを実感します。読み手が持つ知識や興味、その時々の環境が、物語の世界の広さを決めます。

小説はそのページ数も多く、解説を含めると700ページを超えます。



私は小説に限らず、1度読み終えた本を手にとることはこれまでありませんでしたが、時が経って見方や環境が変わったなかで読み返すこともまた楽しみ方の1つかもしれません。

WOWOWで2017年にドラマ化されており、向井理さんと斎藤工さんが主演されています。

初詣のから騒ぎ。サッカー日本代表戦、高校野球の春夏大会


こんにちは。ひとりです。

窓を開けて外の空気を吸っていると初詣でしょうか、着物姿の女性が歩いて行くのが見えました。

初詣といえば、サッカー日本代表戦を飲食店で大声を上げて観戦する姿や、高校野球の春夏大会をスタンド席から、祈りながら応援する女子生徒を思い浮かべます。

何のパフォーマンスでしょうか、いずれも平時は見向きもせずに、ここぞとばかりに参戦する姿が初詣のから騒ぎと重なります。

あくまで私がふと思い出したことであって、もちろんそれが良い悪いは別の話です。

そんなことだから外出が億劫になるのでしょうか。

私の初詣はいつもどおり夜の散歩途中で。神社に立ち寄って、人が引けた後の少し遅めの初詣です。


2019年1月1日火曜日

年始は「やること」ではなく「やらないこと」を見直す時期


こんばんは。ひとりです。

年が明けましたが自宅に籠もっている分には何も変わらず、休みは4日目を終えて残り半分となりました。

個人ブログを拝見していると、目標を掲げている方がたくさんいます。やること、達成することが概ねですが、私は「やらないこと」を年始に確認するようにしています。

やることや目標は常に意識できますが、やらないこととなるとつい悪習が勝ってしまいます。

例えばこれをやってしまうと、後々どのように後悔するかを思い浮かべます。

  • 夜遅くに晩ご飯を食べてしまうと朝の調子が悪くなる、体重が増える
  • 休日前だからと夜ふかしをすると、朝起きられずに残念な休日の始まりになる
  • ネットニュースをスマホでダラダラ見ると目が疲れるし、時間がもったいない など

やらないことを潰していけばその分時間ができ、やることに自然と意識を振り向けられます。


待つことの楽しさを味わえるのは、準備ができている証


大晦日の「待つ」ことの楽しさを、津村記久子さんがエッセーで紹介されています。

お正月はとても楽しい。けれども2日はもうただの休みだし、3日なんか明日から会社かと、げんなりする。 
たかが新しい年になるだけだ。三十数年も生きると、べつに新しい年になって何かが劇的に変わるということがないのも知っている。それでも、待つことそのものを味わうのだ。

この感覚は私も同じです。

「待つ」とよく似た感覚には「準備」があります。例えば学生時代の文化祭や体育祭がそうです。本番よりも準備が楽しかった覚えがあります。

待つことの楽しさを味わえるのは、しっかりと準備ができている証でしょうか。

2018年12月30日日曜日

2017年は飛躍の年、2018年は来年の儲けに向けた準備の年に


こんにちは。ひとりです。

ブログを更新し始めて2度目の年末を迎えます。

今年半ばから毎日、保有銘柄の値動きをブログに記録するようにしています。記録するのは前営業日に対する持ち株の評価損益比率だけです。(前営業日比で持ち株が何%上がったか下がったか)

具体的な増減金額は残していませんが、記録する当の本人に取っては比率だけでも時間が経てば、前年同時期の値動きを振り返るのに役立ちます。

また表計算ソフトでこれとは別に、投資記録をつけています。


私にとって2017年が飛躍の年。その理由は


記録しているのは下記の7項目、投資を始めた2014年からです。

  • 年初来投資元本
  • 譲渡損益
  • 配当金
  • NISA確定損益
  • 米株配当金
  • 確定損益合計
  • 損益比率(= 確定損益合計/年初来投資元本)

売買を無駄に繰り返したせいか1年目はマイナスで終えましたが、2年目以降は確定利益に大小あれ順調です。年率は5年で12%強です。

確定利益の大きさだけを見ると2017年が私にとって飛躍の年でした。投資資金が当初よりも大きくなり、またそれに伴う1銘柄への投資額の大きさに慣れてきたことが理由の1つに挙げられます。


2018年は来年の儲けに向けて準備ができた年に


相場が悪いなりに今年も利益を確定できました。さらに今年は来年の儲けに向けて行動を始めた時期でもあります。

例えば夏場から始めた米国株式への投資、年末から始めた日経ベア、ブル、NYダウベア、ブル商品への投資がそれです。

日本市場だけに縛られない投資、下落相場でも損を抑える、儲ける投資、この2点を活用することで、投資の幅が広がると思います。

もちろん使いこなして結果を出すには、勉強と経験が必要です。

投資も人生も。潮が引いたとき、誰が裸で泳いでいたかわかる


こんにちは。ひとりです。

私は日経ヴェリタスを購読しています。本日発行号に興味深い言葉が掲載されています。

潮が引いたとき、誰が裸で泳いでいたかわかる

相場上昇や景気拡大の恩恵がなくなって、実態を伴わないバブルの本性があらわになったことを、ウォーレン・バフェット氏の言葉を借りて紹介しています。

この言葉を聞いてすぐに思いついたのが、ある投資信託です。直近5年の成績は他と比較すれば優勢でしたが、今年の成績は残念な結果になりました。

株式投資に限らず、この言葉は働き方や生き方にも通じると思います。