2018年8月21日火曜日

大阪府の中小企業、後継者未定が51.8%。売却や廃業を検討も


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は21日、前日比20円73銭(0.09%)高の2万2219円73銭でした。


チャートからも見えるように、朝方は円高・ドル安の進行を嫌気した売りが先行しますが、午後には買い戻しが優勢になりました。中国・上海総合指数の堅調な推移を受けての影響です。

1ドル=109円台後半の一時的な円高時を狙って今日は、ドルをスポット買いしました。私の持ち株の評価損益比率は前日比、-0.63です。持ち株比率の高い2銘柄が揃って軟調でした。


大阪府の中小企業、後継者「未定」が51.8%


中小企業の後継者問題については、新聞でも度々取り上げられます。

大阪シティ信用金庫が21日、大阪府の中小企業の後継者問題についての調査を公表しました。(2018年7月上旬に調査を実施)

大阪シティ信用金庫の取引先1336社のうち、後継者が未定の企業は51.8%ありました。同様の調査が2014年に実施されており、その時点からは事業承継が進んだ模様です。一方で半数以上が、後継者が未定という数字を見るとまだまだといった様子も感じられます。

後継者が未定の理由は主に2点
  • 適任者が見当たらないから(130社)
  • 適任者が応じないから(32社)

また後継者が決まらなかった場合の対応としては会社の売却や廃業するといった声も多いです。
  • 売却・譲渡したい(96社)
  • 廃業する(66社)

経営者の年代にも、変化があるようです。60歳代の経営者は全体の22.5%(前回調査比、-6.6ポイント)と減っている一方で、40歳代が28.8%と4.5ポイント上昇しています。

私の仕事で付き合いのある会社も、恐らくその時になれば売却か廃業を検討されるところが多いように感じます。名の通った上場企業なら外部からプロ経営者を、といった考えもあるかも知れませんが、そうもいきません。

そもそも、会社を承継する意味は何でしょうか。後継者が未定の企業の中には、事業承継を考えている企業はどれくらいの割合あるのでしょうか。

2018年8月20日月曜日

特装版(非売品)ETFムック本から見る、バーコードの利便性


こんにちは。ひとりです。

郵便ポストに先日、証券会社から封筒が届きました。A4サイズで、まるで以前取り寄せたiDeCoの資料一式のような厚みがあります。

封を開けてみると、ETFを特集したムック本です。


東京証券取引所がETF市場にマーケットメイク制度を導入するにあたって、証券会社のアンケートに回答したのを覚えています。その景品の1つがETFを特集したムック本でした。

ETFに投資するにあたって、なにか役に立つ情報はないかと書店に立ち寄った際に目に留まったのがこのムック本です。


ETFは投資信託と比べると、情報不足


立ち寄った書店では、投資信託に関連する書籍が何冊もある中で、ETFを紹介するものは皆無といえるほど。あっても既に目を通したものです。例えば、下記の1冊がそうです。

ETFはこの7本を買いなさい
著者名:朝倉智也(モーニングスター株式会社 代表取締役社長)


ブログでも紹介しました。

2018/05/12
手数料、二重課税。米国ETF投資、特定口座とNISAの使い分け
米国株式に先日、興味があると書きました。興味がある時が行動の時と、米国株式に関する書籍を早速読みました。米国株式のなかでも特にETF(上場投資信託)に特化した内容です。「ETFはこの7本を買いなさい」。書籍タイトルにもあるようにETF(上場投資信託)をテーマにした内容で、米国ETFに的を絞っています。おすすめの7本は実際、米国ETFが6本で、国内ETFは1本にとどまっています。

今回いただいたムック本には、ETFを軸とした投資情報がたくさん掲載されています。それはどの銘柄が上がる、下がるといった類のものではなく、ETFという仕組みを紹介するものです。

その点、このような情報を求める人は少ないかも知れませんが、私の興味を満たすという点で有益な情報源になりそうです。早速読み込んでいきます。


ムック本は、バーコードがない特装版


裏表紙を見ていて気がついたことがあります。よく目にするバーコードが付いていません。


奥付を見てみると、特装版(非売品)とあります。なるほど、商品として流通させる必要がないため、バーコードも付けていないということでしょう。


同様の表紙で市販されているものがありますが、どこが異なるのでしょうか。

バーコードといえば私が小学生、もしくは小学生に上る前ごろから商品に付けられ始めたのを覚えています。

バーコード技術の特許が取得されたのは1952年のことで、現在のように小売業で商品に付けられるような使い方は、オハイオ州のスーパーマーケットが1974年に始めたのが最初だといわれています。

中小企業診断士(中企士)試験にもバーコードに関連する問題が再三登場しますので、少し掘り下げてみます。


コードの形式は1次元と2次元に


コードの形式は今、単純な線が余白を挟んで並んだ1次元(1D)バーコードと、ドットと正方形で構成される2次元(2D)コードがあります。QR(Quick Response)コードとDataMatrix(データマトリックス)コードが、よく見かける2次元コードでしょうか。

QRコードは、株式会社デンソーウェーブが(開発当時は、株式会社デンソーの一事業として)1994年に、データマトリックスコードは、アイディマトリックス社が1987年に開発しています。

2次元コードには、1次元コードを大きく上回る数十倍から数百倍のデータが保存できます。1次元コードがデータを水平方向にしか記録できないのに対して、2次元コードには水平、垂直の両方向に情報が記録できるからです。

また、データの復元(エラー修正)ができるのも2次元コードの特徴です。コードの10~30%が欠損しても(読み取れなくても)、データを復元して読み取れる機能があります。

データの復元には「リードソロモン誤り訂正方式」という数学的なエラー検出・訂正の手法が用いられています。

そんな利便性からか、キャッシュレス決済の方法の1つとして最近は、QRコード決済を良く見かけます。

近隣の中国でQRコード決済が急激に広まったことが日本にも影響しており、日本でもQRコードの規格を統一し、キャッシュレス化を推進しようという動きが出ています。

QRコード決済ではありませんが、私もクレジットカードを日々の決済に利用することで、現金を使うことが少なくなりました。

2018年8月18日土曜日

Kindle Oasis を購入。中小企業診断士試験対策に使える活用法


こんばんは。ひとりです。

夏季休暇を11日から16日まで過ごしました。6日間の休暇中は図書館に通い、中企士(中小企業診断士)の試験勉強に取り組みました。

少なくない時間をこれまで勉強に充ててきましたが、まだまだ解けない問題ばかりです。


電子書籍リーダー、Kindle Oasis を購入


休暇に入る前に、Kindle Oasis を購入しました。Amazonの電子書籍リーダーです。

・Kindle Oasis



Kindleシリーズの中でも上位機種で、読書だけを目的にすると考えれば決して安くはありません。



Oasisが発売されてから私に本当に必要なのか、購入をしばらく検討してきました。購入に結局至ったのは、使う場面や用途が想像できたからです。


新聞記事や雑誌の閲覧にも活用


電子書籍、雑誌を購入して読書をするのが目的ですが、それに加えて新聞記事や雑誌のPDFデータの閲覧にも使いたいと考えています。

iPadのようなスムーズな拡大やページめくりは叶いませんが、それ以上に文字の読みやすさ、目への負担が少ないのが良いです。

画面サイズは、文庫本ほどの7インチです。



厚みは、本体の薄い部分だと文庫本の半分から2/3ほど。



比較した文庫本のページ数は約150ページです。



持ち運ぶには負担のないサイズです。また片手でもページめくりのボタンが付いているため操作しやすいです。


中企士試験にも頻出、中小企業白書を保存


手始めにまず、中企士試験に出題されることが多い「中小企業白書」や「東証上場会社 コーポレート・ガバナンス白書」のPDFデータをダウンロードして保存しました。

・中小企業庁 - 中小企業白書

・コーポレート・ガバナンス | 日本取引所グループ

また毎週購入しているAERAを電子版に切り替えたいと思います。


使い方は広がりそうです。


※ 追記

2018/08/21
簡単に買える危うさ。キンドル本を間違った時の返金方法
Kindle(キンドル)の電子書籍、雑誌を初めて購入しました。文字や誌面情報をデータで購入する便利さは、1度体験すればよく分かります。一方で、簡単さゆえの間違いやすさも感じました。例えば「ワンクリック設定」の危うさです。購入する商品の確認画面をスキップして、ワンクリックで決済が可能な機能ですが、購入間違いも増えそうです。


2018年8月10日金曜日

下落時に押し目買い。持ち株に占める電気機器比率は88%に


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は10日、前日比300円31銭(1.33%)安の2万2298円08銭でした。約1ヶ月ぶり、7月12日以来の安値圏です。私の持ち株の評価損益比率は前日比、-1.63%です。


朝方発表の実質国内総生産(GDP、4~6月期)速報値は年率1.9%増(前期比)と2四半期ぶりにプラスでした。市場予想を上回ったことで、買いを誘う場面がありましたがそれも短時間で、10時前には市場全体が軟調に。さらに14時過ぎには一段の下げとなりました。

日米政府が日本時間10日午前、貿易協議(FFR)を開催しましたが合意には至りませんでした。協議は引き続き行われますが、合意する内容次第では週明けの日本市場の変動が予想されます。それを見越したヘッジファンドが警戒感から、株価指数先物に売りを出したことが今日の下げを招いた要因でしょう。


持ち株に占める電気機器銘柄の比率は88%に


2銘柄を今日、新規に購入しました。小売銘柄と電気機器銘柄です。以前から気にかけていた銘柄で、大きく下げたタイミングを見計らって買い付けました。

私の持ち株はこれで6銘柄に、またその半数の3銘柄が電気機器銘柄です。持ち株に占める電気機器銘柄の比率は88%になります。

私の持ち株の1つに機械銘柄があります。その銘柄が今日の引け後、2019年3月期 第1四半期の決算を発表しています。

決算発表前から予想されていた通り好調な数字で、純利益は30%以上(前年同時期比)の増加です。この銘柄も今日、市場の影響で下がったところを買い増しています。月曜日の値動きが楽しみです。

2018年8月9日木曜日

先行指数、一致指数、遅行指数。景気を読み解く3指数


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は9日、前日比45円92銭(0.20%)安の2万2598円39銭でした。


内閣府が発表した機械受注統計調査(6月)が市場予想以上に落ち込んでいます。そのため設備投資関連の銘柄が売られました。

私の持ち株の設備投資関連銘柄も売られ、評価損益比率は前日比、-0.56%です。


機械受注統計調査は、景気の先行きを予想する先行指数


機械受注統計調査は内閣府が毎月公表している経済指数の1つで、景気の先行指数です。

先行指数とは、一致指数、遅行指数とともに内閣府が公表する景気動向指数で、一致指数に対して数ヶ月先行するとされています。そのため景気の先行きを予測するのに用いられます。

機械受注統計調査は、機械メーカーが受注した設備投資関連の受注額を集計したものです。企業が増産を検討する際は必ず、設備機材の導入を合わせて検討します。そのため機械受注は、企業の実際の設備投資よりも半年から9ヶ月程の先行性があります。

機械受注統計の内容が好調であれば設備投資関連の銘柄だけでなく、株式市場全体の動向にも影響します。

景気動向予測には「船舶・電力を除く民需」の機械受注に注目されます。船舶・電力の受注は景気との対応性が薄く、不規則な動きをとるためです。


内閣府のウェブサイトに3指数が掲載


先行指数、一致指数、遅行指数の一覧が、内閣府のウェブサイトに掲載されています。

・景気動向指数の利用の手引 - 内閣府

先行系列(先行指数)
  1. 最終需要財在庫率指数(逆サイクル)
  2. 鉱工業用生産財在庫率指数(逆サイクル)
  3. 新規求人数(除学卒)
  4. 実質機械受注(製造業)/理由:景気の谷からの先行性が高まるため
  5. 新設住宅着工床面積
  6. 消費者態度指数
  7. 日経商品指数(42種総合)
  8. マネーストック(M2)(前年同月比)/理由:景気循環との対応度が高まるため
  9. 東証株価指数
  10. 投資環境指数(製造業)
  11. 中小企業売上げ見通しDI

一致系列(一致指数)
  1. 生産指数(鉱工業)
  2. 鉱工業用生産財出荷指数
  3. 耐久消費財出荷指数
  4. 所定外労働時間指数(調査産業計)
  5. 投資財出荷指数(除輸送機械)
  6. 商業販売額(小売業、前年同月比)
  7. 商業販売額(卸売業、前年同月比)
  8. 営業利益(全産業)
  9. 有効求人倍率(除学卒)

遅行系列(遅行指数)
  1. 第3次産業活動指数(対事業所サービス業)
  2. 常用雇用指数(調査産業計、前年同月比)
  3. 実質法人企業設備投資(全産業)
  4. 家計消費支出(勤労者世帯、名目、前年同月比)
  5. 法人税収入
  6. 完全失業率(逆)
  7. きまって支給する給与(製造業、名目)/理由:景気の山谷からの遅行性が高いため
  8. 消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)(前年同月比)/理由:景気の山谷からの遅行性が高いため
  9. 最終需要財在庫指数/理由:景気の山谷からの遅行性が高いため

日米両政府は10日(日本時間)、閣僚級の貿易協議「FFR」の会合を予定しています。