こんにちは。ひとりです。
夏のボーナスの季節です。私には関係ありませんが……。
新聞紙上はボーナスが増えた、頭打ちだのと、その話題で賑わいます。2019年夏のボーナス平均支給額は、85万815円(前年比0.05%増)で7年連続のプラスです。(日経新聞社まとめ)
どこの企業に勤めれば、これだけのボーナスが貰えるのか。
支給額の首位は炭素素材メーカーの東海カーボンで、180万超です。同社は営業利益に連動する形で、その支給額を決めています。つまり業績が好調ということです。主力の黒鉛電極の需要増加とそれに伴う価格上昇、また企業構造の見直しも効果的だったようです。
一方で同社の株価はというと……。業績が好調の割には、今年ここまでで前年比14%近くの下落です。2017年が2016年費で269%上昇と好調だっただけに、落ちる幅も大きそうです。2018年から同株に手を出した人は散々の結果でしょう。社員のボーナスを上げるのもいいけれど株価対策もよろしく、というのが株主の本音でしょうが。
黒鉛電極つながりで、私も一時、同社と昭和電工を保有したことがあります。2018年の後半でした。
・このブログ内を検索「黒鉛電極」
保有してから株価下落の様子が、それまでの同社の動きとは異なっていたので薄利で手放しましたが。今考えると、適切な判断でした。それから株価は下落基調ですから。
私は先のようなボーナスが数百万も出る企業に勤めるよりも、そんな企業の株式を複数保有して、お裾分けを貰うほうが性に合っています。
配当金のお裾分けがもうすぐ、3月決算企業から届く予定です。ただ気をつけないと、東海カーボン銘柄のように、お裾分け以上に株価の下落に遭遇して損することもあります。
※ 追記(2019/05/28)
上場企業の平均年間給与が東京商工リサーチから公表されました。606万2千円で、前年比 1.1%増です。
金額を業種別に見ると、建設業が718万7千円(前年比 1.6%増)で首位、不動産業が696万4千円(前年比 3.1%増)で続いています。
最も低いのは小売業ですが、それでも473万8千円(前年比 0.5%増)です。
就活においては、給与の高低が選択基準の一つになります。上場企業内でも約245万円の差がつき、またそれが上場企業と中小企業ともなると、300万円超に広がります。
- 300万円 × 10年 =3,000万円
- 300万円 × 15年 =4,500万円
給与が、自分の(労働)価値と判断される会社で生きるならば、その現実を知って、受け止め、変わりたいなら行動しなければいけません。
まるで自分に言い聞かせているようです。