2020年3月13日金曜日

ETFのバンガードから、新型コロナ感染症に関するメッセージ


こんばんは。ひとりです。

人は先行きが不明な時、自分だけでは判断できない時に情報を求めます。その情報には3種類あり、1つは現状を切り抜けるためのもの、1つは向かう先を照らし出すもの、そして最後は希望をもたらすものです。

  • 現状を切り抜けるためのもの
  • 向かう先を照らし出すもの
  • 希望をもたらすもの

ただ世間に溢れる情報には正確なものとそうでないもの、また自分にとって有益なものと役に立たないものがあります。

ここでも自身で正しいもの、有益なものをより分け判断する必要があります。誰しもがその判断をできるわけでなく、また自身で判断することを端から放棄する人もいます。それが昨今のトイレットペーパーの買い“溜め”、店頭からの欠品まがいにつながっています。


株式市場に参加する人が今求めている情報は


株式市場に参加する人が今求めている情報は何か。冒頭の話に照らし合わせると、1つは損失を抱えた現状を、またはその心情をどう整理すれば良いかということ、1つは何をすれば(例えば売買、保持など)良いかということ、そして最後はいつまで耐えれば良いか、上昇はいつかということです。

  • 損失を抱えた現状を、またはその心情をどう整理すれば良いかということ
  • 何をすれば(例えば売買、保持など)良いかということ
  • いつまで耐えれば良いか、上昇はいつかということ

もちろん正確な、誰しもに共通する有益な情報を私は持ち合わせていません。私自身も情報を探し、寄り分け、実践して、を繰り返しています。

このブログにはそんな私の“あがき”を記録しています。

例えば、今日も“あがき”ながら情報を模索していると、バンガードCEOからの、新型コロナウイルス感染症に関してのメッセージ動画に行き着きました。

バンガードCEOからのメッセージ:
新型コロナウイルス感染症に関して
現在、新型コロナウイルスの感染拡大への防備と対応で、世界は非常に厳しい状況に置かれています。バンガードでは投資家の皆さまに、市場の変動にかかわらず常に「航路を守る」こと、投資のコントロール可能な部分に焦点を当てることを助言しています。

・A message from Vanguard's CEO on the coronavirus
 ※ 字幕で日本語を選択できます



このメッセージから私は、何をすれば、もしくはしないことが良いかが判断できます。もちろん誰しもに役に立つ情報はありません。最後の判断を下すのは自分自身ですから。

私のNISA口座。今年1月末に投資した米国ETFは、23.1%安に


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は13日、前日比1128円58銭(6.08%)安の1万7431円05銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、同比7.18%安です。

連日3%〜7%前後の下げを繰り返しています。これまでの下げ率は40%を超えます。ある銘柄はとうに50%を超えました。まさに買値の半額になっています。とんでもないことです。

ただこれが底値とは到底思えず、先の50%下落中の銘柄に関しては後20%ほど下落しそうな勢いです。つまり-70%ということです。金額で例えると、300万円が90万円になるということです。

この下げの勢いは日本銘柄だけではなく、保有する米国ETFにも及びます。特定口座の評価損益比率は、-22.05%。また米国ETFへの投資を主とするNISA口座の評価損益比率は-16.48%です。

米国ETF(特定口座)の投資成績は-22%に

急落前の今年1月末に投資したものに限ると、損益比率は-23.1%です。

NISA口座の米国ETFは-16%超に。今年投資分に限ると-23%

米国ETFの投資成績
・特定口座
 -22.05%

・NISA口座
 -16.48%
 ※ 今年1月に投資したものに限ると-23.1%

生かせるのは、自身の経験のみ。今回の急暴続落を直視せよ


こんにちは。ひとりです。

株式市場の昨今の状況を留めておこうと、持ち株の評価損益比率を連日記録しています。個別銘柄の値動きも記録していますが、ここでの公表は控えます。

前場終わり時、引けは -40.74%に(2020/03/13)

前場終わりの評価損益比率は-41.94%、持ち株の下げ率を牽引する銘柄は、とうに50%を下回っています。

この状況下にあって、塩漬け覚悟で値動きの確認を放棄した人がネット上には現れています。

そんな中にあって、私はこの急落・暴落・続落の現状を直視して記録しておきたいと考えています。


今後に生かせるのは、自身の経験のみ


○○ショック時には毎度、リーマンショック時の暴落がいかようなものだったか、比較するように新聞紙面、ニュースで語られます。

ただリーマンショック時に市場に参加していなかった私にとっては、それは単なる情報に留まり、目先の投資資金回転率を重視した売買に走り、買付余力を確保することの大切さを侮っていました。

人は他人の経験からは学べません。やはり自分が経験しての学びです。今後に生かせるのは、自身の経験のみ。それを今回の下落で改めて感じます。

昨年末に2商品を損切りしました。チャートの赤丸が損切り時点です。損切り後に上昇する場面もありましたが、今思うと英断です。

・SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)

2019年10月末に損切り

・積水ハウス・リート投資法人

2019年11月上旬に損切り


※ 追記(2020/03/13)

経済チャンネル・日経CNBCを観ています。その番組の1つに出演する直居敦(なおい・あつし)アンカーのnoteを最近知り、直近の新型コロナウイルス関連の記事を含めて過去の記事を読み返しています。

・直居敦(なおい・あつし)|note

負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事


こんにちは。ひとりです。

ある銘柄は50%を下回り、持ち株の評価損益比率は-40%になりました。ここまでくると人との成績比較や、どれだけ安く買うかという次元ではなく、いかに含み損に耐えるかになります。

投資家に向けたメッセージとして巷で話題の一曲です。冒頭の歌詞がまるで投資家の心境に寄り添うようです。

負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事 
駄目になりそうな時 それが一番大事 
負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事 
涙見せてもいいよ それを忘れなければ

・Google検索「それが大事」

2020年3月12日木曜日

こんな市場環境だから…。iDeCo(イデコ)の手数料削減方法


こんにちは。ひとりです。

株式市場の荒れはしばらく続きそうです。この「しばらく」がいつまでを表すか分かりません。だから「しばらく」と曖昧に濁すしかありません。

「老後資金に2000万円が不足する」という言葉につられて、資産運用(株式投資)を始めた人の大半が現在、含み損、もしくは損失を早々に確定して株式市場から退場という結果でしょうか。

かく言う下落前の私の持ち株も、ここ1、2年に購入したものばかり。つまり含み損を抱えているということです。

今回の急落の場合、投資経験、投資知識の有無はなかなか結果に反映されにくいと思います。分かりやすいものとして買付余力をいかに確保していたか、また買い向かう今後のタイミングの判断、決断にこそ、これまでの投資経験が生かされると思います。

買い向かうにしても“しばらく”は市場の様子を見るほうが得策です。

こんな時だからこそ個別株投資から離れた話題を1つ。それはiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の手数料削減方法です。


20年で23,100円に。経費を年間1,155円減らす方法


iDeCoの基本は、関連書籍や証券各社のウェブページに詳細がありますので、ここでは控えます。今回はそこでは紹介していないiDeCoの手数料を抑える方法をご紹介します。

iDeCo口座は、開設する証券会社等によってその諸経費は様々です。例えばSBI証券の場合は下記のように。

・iDeCo(個人型確定拠出年金)の必要諸経費|SBI証券

経費の内訳は主に3つです。
  • 加入時・移換時にかかる費用
  • 運用期間中にかかる費用
  • 積立てた年金資産の受取時にかかる費用

他にはiDeCo口座を別会社に移換する際や、一旦拠出した掛金が還付される際に必要な事務手数料などがありますが、これらは誰しもに必要となるものではありません。

ここでは運用期間中にかかる費用を抑える方法をご紹介します。

毎月拠出する場合は、171円(税込み)がかかります。
  • 国民年金基金連合会 105円
  • 事務委託先金融機関(資産管理サービス信託銀行) 66円

口座管理手数料はSBI証券の場合、年金資産残高にかかわらず無料ですが、その他上記の費用を鑑みると、年間2,052円(171円×12ヶ月)がかかります。

ここで着目するのが国民年金基金連合会への手数料(105円)です。掛金の拠出がない月は、国民年金基金連合会への手数料は必要ありません。

つまり拠出回数を年1回にまとめることで、費用は年間897円に抑えることができます。

  • 毎月拠出した場合 2,052円
  • 年1回拠出した場合 897円

毎月拠出比で年間1,155円の削減に(約56%)、20年で23,100円になります。

私は年間276,000円(毎月23,000円分)拠出していますので、拠出額比にすると約0.42%の経費削減になります。


一括拠出でもドルコスト平均法が可能


さらに深掘りはここから。毎月定額を拠出することで、今回のような急落相場にも立ち向かえることをiDeCoや、つみたてNISAでは謳っています。

それは投資の時間分散(ドルコスト平均法)を利用したもので、現にその通りだと思います。紹介したように、手数料を抑えるために年1回、一括拠出にしてしまうと投資の時間分散の効果がなくなってしまうのではという心配も。

ただ一括拠出した場合でも、投資の時間分散は可能です。一括拠出=(イコール)、投資の時間分散ができないというわけではありません。

そこで使うのが「元本保証型商品」と「スイッチング(買付け商品の切り替え)」です。

  • 元本保証型商品
  • スイッチング(買付け商品の預け替え)

元本保証型商品に投資するということは、iDeCo口座内で買付余力を蓄えるということです。同口座内では現金のまま保有することができません。そのためいずれかの商品に投資して保有する必要があります。

元本保証型商品に一括拠出した後に、スイッチングを使います。スイッチングは買付け商品の預け替えです。

先に紹介したとおり、iDeCo口座内では現金のまま保有することはできません。そのため商品を預け替える際は、保有する商品を売って、その分を新たな商品に回します。これがスイッチング(買付け商品の預け替え)です。

このiDeCo口座内で行うスイッチングの手数料は無料です。そのため何時、何度でも実施できますが、スイッチングを頻繁に繰り返すのは得策ではありません。毎月1度、もしくは3ヶ月に1度程度が良いのでは。

例えば毎月1度スイッチングすると、得られる効果は冒頭の「毎月拠出」した場合と同じです。違うのは手間がかかる点と、手数料が抑えられることです。この手間と手数料、どちらを優先するかは人それぞれです。

ちなみに拠出を月単位から年単位に変更するにはSBI証券の場合、「加入者別掛金登録・変更届」の提出が必要です。

・iDeCo(個人型確定拠出年金)の各種変更手続きのご案内(加入者向け)|SBI証券

希望されるお手続き
 ・掛金の拠出を年単位へ変更


※ 追記(2020/03/12)

つみたてNISAとiDeCoの認知率が大幅に上昇していると投資信託協会が11日に公表しました。

この市場環境では、新たに投資を始めるにも決断が必要です。その決断が数年後にどう出るかは誰にも分かりません。ただ、現状を変えたければ、決断と行動が欠かせません。

iDeCoの資産状況です。

2020/03/12