2019年6月27日木曜日

カレーのココイチ。商品の値上げを喜ぶ株主と落胆する消費者


こんにちは。ひとりです。

「ココイチ」で有名な壱番屋の株価が堅調です。株価は4870円と、25日には約2ヶ月ぶりの高値を付けています。株価上昇の要因は、3月に実施した値上げによる利益拡大が挙げられます。

連結決算(2019年3月~5月期)では、純利益が10億円(前年同期比3割増)、売上高が127億円(同4%増)でした。

  • 純利益 … 10億円(前年同期比3割増)
  • 売上高 … 127億円(同4%増)


商品の値上げを喜ぶ株主と、落胆する消費者


商品を値上げして、それが利益につながると株主は喜びます。一方で、消費者は値上げに落胆します。値上げに納得して、喜んで利用するのは株主です。結局は配当や株主優待品、譲渡益で利益を得るからです。

私は搾取される消費者よりも利を得る株主側になりたいです。

ぐたぐた言いながらも結局、私はココイチを利用しません。それは自分でカレーを作ったほうが安くて、美味しいからです。フライが飾り程度にちょこんと乗ったカレーに、1,000円近くを払いません。株価と同じで品質や分量に対して割高な商品には手を出しません。

今晩は自宅で、揚げたての鯵フライ2尾を載せたカレーを、新生姜の甘酢付けをご飯の脇に添えて楽しみます。新ショウガが美味しい季節になりました。ハウスのカレールウを使えば、ココイチにも利益が循環するでしょう。

ちなみにココイチには、鯵フライカレーがないようです。肉厚の鯵フライは私の好物の1つです。これまた旬の、きゅうりのタルタルソースを添えても瑞々しくさっぱりといただけます。

NISA申し込み急増。個人を動かすには危機感を煽るのが一番


こんにちは。ひとりです。

NISAの申込みがネット証券で急増しています。「老後に約2,000万円の備えが必要」とした金融庁の報告書がひとり歩きして、20歳代~40歳代の老後の危機感を煽ったようです。

6年前のNISA(一般)や2年前のiDeCo(イデコ)、1年前のつみたてNISAが始まる時に、あれだけ雑誌や新聞で取り上げられても動かず、具体的な2,000万円という金額が提示された今、自分の貯蓄と2,000万の開きを確認して焦りを覚えたのではないでしょうか。

人を動かす原動力はやはり危機感です。かく言う私も、投資を6年前に始めたのは退職を期に将来への不安や危機感からです。


金融セミナーに応募が殺到。まさにカモ、ネギ状態


この投資への興味関心を、商機ととらえる会社もあります。

「老後」「2,000万円」といったキーワードを散りばめた金融セミナーに応募が殺到しているようです。業者に取ってみれば、鴨が葱を背負ってきたと胸を高鳴らせているでしょう。

あるセミナーは36人の定員に対して、144人の応募がありました。応募者は現役世代で、年代は20歳代~50歳代までと幅広いです。このように投資、資産運用セミナーへの参加や相談申し込みは、金融庁の報告書以前比の4割増です。

金融セミナーを否定するわけではありませんが、JPX(日本取引所グループ)が主催する無料セミナーに2017年ごろから2年間参加して思ったことがあります。


セミナーに参加しても、その人の性質は変わらない


セミナーに参加したからといって毎月の貯蓄率が格段に向上するわけでも、株式投資で成果を出せるわけでもないということです。セミナーにその人の性質を変える効力はありません。

セミナーはあくまで何を学ぶか、自分にどんな知識が足らないかを知るきっかけでしかありません。セミナーには、資産運用初心者が求める安直な情報(どの銘柄が儲かるか、年率20%を稼ぐ方法など)はなく、自分がどんな情報を欲しいのかを知るきっかけということです。

自分が欲しい情報が分かれば、あとはその情報を追い求めるだけです。新聞や雑誌、ネットなど、欲しい情報が分かればいくらでも手に入れる方法はあります。ただその情報の真偽を判断する目や経験が必要です。

私は自分が求めている情報がなにか、セミナーや投資の失敗経験を通じて分かったので、今はセミナーに参加していません。もちろん求める情報は、市場と同じように日々移り変わります。

2019年6月26日水曜日

不正、空売りで安値続き。株主総会が上昇のきっかけになるか


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は26日、前日比107円22銭(0.51%)安の2万1086円59銭でした。私の持ち株の評価損益比率は前日比 -1.93%と、2日間で 3.64%の下げです。

今日は6月期、12月期決算企業の配当権利落ち日です。私が保有する銘柄にも該当するものがあり、他の例にもれず 3%弱の下落です。

保有する銘柄の1つが今週、定時株主総会を開催します。株主の関心は株価ですが、今年に入っての株価下落は、同業他社のそれと比較になりません。

株価下落の要因(不正)とその調査の進捗状況、株価上昇のきっかけが私の知りたいところです。

2019年6月25日火曜日

住民税通知書。収入増が見込めないなら、税金を抑えるだけ


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は25日、前日比92円18銭(0.43%)安の2万1193円81銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、前日比-1.71%です。

持ち株の1つが3%超の下落で、先週の上げ幅をすっかり取り崩しています。5月の連休明けに付けた評価損益近辺をこの1ヶ月、行ったり来たりです。


住民税通知書、配当所得が「0」で節税に


住民税の通知書を今日、会社から受け取りました。給与収入が毎年変わらないのは承知のうえで、私が確認するのは次の3点です。

  • 配当所得
  • ふるさと納税
  • iDeCo(イデコ)

配当所得は投資に充てる金額の増加とともに、年々増えています。また投資を始めた頃よりも「高配当」「増配」を銘柄選定の1つに考え始めたのが影響しています。

住民税の通知書には、その配当所得が「0」で表示されています。配当所得があるにもかかわらずです。その理由は今年の住民税の確定申告時に、配当所得の申告不要制度を利用したためです。

配当所得が「0」ということは、そこには税金がかかりません。つまり節税になります。

制度の詳細は、以前のブログで紹介していますのでご覧ください。

2018/11/29
知ってる人が得する仕組み。住民税の申告不要で税率を低く
税制改正が2017年度にあり、上場株式の配当に掛る課税方式が見直されました。これで所得税と住民税で異なる課税方式が選択できます。私の場合は、この制度を利用して所得税と住民税の課税方式を分けることで負担額が少なくなります。

ふるさと納税については、その寄付額が2,000円を除いて控除されます。iDeCo(イデコ)についても拠出額が全額所得控除されます。

iDeCoの拠出額は住民税通知書の「小規模企業共済」欄に記載されています。私は毎月23,000円を拠出しているため、年間276,000円が全額所得控除されます。

給与収入が増えないなら、税金を含めた支出を抑えるしかありません。

住民税の基本は、日経新聞にも不定期で取り上げられています。「課税方式 選び分けて節税」と、つい先日も住民税の基本を紹介する記事の掲載がありました。

ネットニュースと新聞記事の情報種類の異なり、品質の違いを改めて感じます。


※ 追記(2019/06/26)

・株式の利益 住民税と所得税で課税方式分けて節税に|マネー研究所|NIKKEI STYLE

2019年6月24日月曜日

ポートフォリオに巣食う、アクティブ型投信 ジェイリバイブⅡ


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は24日、前週末比27円35銭(0.13%)高の2万1285円99銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、前週末比 0.37%です。

持ち株は全て微微ながら値上がりしていますが、場中はマイナスに転じていた時間のほうが長かったように思います。


私のポートフォリオに巣食う、アクティブ型投信


私のポートフォリオは現在、下記のような商品群です。

特定口座
(1)日本個別株(複数)
(2)日本株アクティブ型 投資信託(1商品)
(3)米国ETF(複数)

NISA(ニーサ)口座
(4)日本株アクティブ型 投資信託(1商品)
(5)米国ETF(複数)

iDeCo(イデコ)口座
(6)米国インデックス型 投資信託(1商品)
(7)元本保証商品(1商品)


資産運用の主は日本個別株です。それは投資額からも分かり、私の運用資金の9割を充てています。一方で米国ETFには今後、日本個別株に充てている資金を徐々に振り分けていきたいと考えています。

ポートフォリオの課題を挙げるなら、日本株アクティブ型 投資信託です。特定口座(2)とNISA口座(4)は同一商品で、投資額は異なれど2018年1月から時期を同じに始めました。これが投資し始めるやいなや、今日に至るまで下落の一途を辿っています。



臨時レポートに救いを求めるも、机上の空論で終えることも


アクティブ型とあって、この商品の信託報酬(運用管理費用)はインデックス型投信や米国ETFとは比較にならないほど割高です。商品名を明かすと、「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)/(愛称:jreviveⅡ)」です。

今年4月に入って復調が見え始めたかと思いきや、翌月の5月には4月の上昇幅以上に下落しました。

同商品への投資額は、特定口座、NISA口座を合わせても他への投資を妨げるほどの金額ではありません。一方でその投資額は、価額の上昇が見通せないまま高い運用管理費用(投資額に応じて増減)を払い続けるほど少額でもありません。

他社が運用する同類の投資信託の値も同様に下落していればまだ、市場に原因を求めて回復を待つのも1つだと思いますが、そうではないのが悩みどころです。

損切りする理由を挙げればきりがありませんが、保有し続ける理由を求めて運用会社のウェブサイトをのぞいてみました。

・SBIアセットマネジメント

すると、ジェイリバイブ(年2回決算型)に限っては臨時レポートが5本と、4月以降に頻繁に公開されています。

2019年06月14日
・ジェイリバイブの基準価額の推移について(PDF)

2019年05月30日
・積立投資のご提案 ~時間分散の効果~(PDF)

2019年05月20日
・積立投資のご提案(PDF)

2019年04月25日
・外国人投資家の動向(PDF)

2019年04月22日
・中小型株市場の見通し(PDF)

内容を私なりに解釈すると、こうです。「徐々に回復の兆しが見え始めてきたので、売るのはもう少し我慢して。それよりも積立投資と積立の時間分散で、広がる損失を均していって欲しい」ということでしょうか。

その根拠となるチャートや分析がPDFに記載されています。

積立投資しながら、もう少し保有し続けようかと思います。ただ昨年6月25日にも、今回と同視点の臨時レポートが公表されていることを忘れてはいけません。

2018年06月25日
・スタイル別にみる直近の状況について(PDF)

つまり今日までの1年間は状況の好転がなかったということです。今回の臨時レポートの内容に希望が持てたとしても、昨年同様に机上の空論に終わることも考えておかなければいけません。そのうえで私は、同商品の保有継続、同商品への積立投資を選びました。