2018年8月10日金曜日

下落時に押し目買い。持ち株に占める電気機器比率は88%に


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は10日、前日比300円31銭(1.33%)安の2万2298円08銭でした。約1ヶ月ぶり、7月12日以来の安値圏です。私の持ち株の評価損益比率は前日比、-1.63%です。


朝方発表の実質国内総生産(GDP、4~6月期)速報値は年率1.9%増(前期比)と2四半期ぶりにプラスでした。市場予想を上回ったことで、買いを誘う場面がありましたがそれも短時間で、10時前には市場全体が軟調に。さらに14時過ぎには一段の下げとなりました。

日米政府が日本時間10日午前、貿易協議(FFR)を開催しましたが合意には至りませんでした。協議は引き続き行われますが、合意する内容次第では週明けの日本市場の変動が予想されます。それを見越したヘッジファンドが警戒感から、株価指数先物に売りを出したことが今日の下げを招いた要因でしょう。


持ち株に占める電気機器銘柄の比率は88%に


2銘柄を今日、新規に購入しました。小売銘柄と電気機器銘柄です。以前から気にかけていた銘柄で、大きく下げたタイミングを見計らって買い付けました。

私の持ち株はこれで6銘柄に、またその半数の3銘柄が電気機器銘柄です。持ち株に占める電気機器銘柄の比率は88%になります。

私の持ち株の1つに機械銘柄があります。その銘柄が今日の引け後、2019年3月期 第1四半期の決算を発表しています。

決算発表前から予想されていた通り好調な数字で、純利益は30%以上(前年同時期比)の増加です。この銘柄も今日、市場の影響で下がったところを買い増しています。月曜日の値動きが楽しみです。

2018年8月9日木曜日

先行指数、一致指数、遅行指数。景気を読み解く3指数


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は9日、前日比45円92銭(0.20%)安の2万2598円39銭でした。


内閣府が発表した機械受注統計調査(6月)が市場予想以上に落ち込んでいます。そのため設備投資関連の銘柄が売られました。

私の持ち株の設備投資関連銘柄も売られ、評価損益比率は前日比、-0.56%です。


機械受注統計調査は、景気の先行きを予想する先行指数


機械受注統計調査は内閣府が毎月公表している経済指数の1つで、景気の先行指数です。

先行指数とは、一致指数、遅行指数とともに内閣府が公表する景気動向指数で、一致指数に対して数ヶ月先行するとされています。そのため景気の先行きを予測するのに用いられます。

機械受注統計調査は、機械メーカーが受注した設備投資関連の受注額を集計したものです。企業が増産を検討する際は必ず、設備機材の導入を合わせて検討します。そのため機械受注は、企業の実際の設備投資よりも半年から9ヶ月程の先行性があります。

機械受注統計の内容が好調であれば設備投資関連の銘柄だけでなく、株式市場全体の動向にも影響します。

景気動向予測には「船舶・電力を除く民需」の機械受注に注目されます。船舶・電力の受注は景気との対応性が薄く、不規則な動きをとるためです。


内閣府のウェブサイトに3指数が掲載


先行指数、一致指数、遅行指数の一覧が、内閣府のウェブサイトに掲載されています。

・景気動向指数の利用の手引 - 内閣府

先行系列(先行指数)
  1. 最終需要財在庫率指数(逆サイクル)
  2. 鉱工業用生産財在庫率指数(逆サイクル)
  3. 新規求人数(除学卒)
  4. 実質機械受注(製造業)/理由:景気の谷からの先行性が高まるため
  5. 新設住宅着工床面積
  6. 消費者態度指数
  7. 日経商品指数(42種総合)
  8. マネーストック(M2)(前年同月比)/理由:景気循環との対応度が高まるため
  9. 東証株価指数
  10. 投資環境指数(製造業)
  11. 中小企業売上げ見通しDI

一致系列(一致指数)
  1. 生産指数(鉱工業)
  2. 鉱工業用生産財出荷指数
  3. 耐久消費財出荷指数
  4. 所定外労働時間指数(調査産業計)
  5. 投資財出荷指数(除輸送機械)
  6. 商業販売額(小売業、前年同月比)
  7. 商業販売額(卸売業、前年同月比)
  8. 営業利益(全産業)
  9. 有効求人倍率(除学卒)

遅行系列(遅行指数)
  1. 第3次産業活動指数(対事業所サービス業)
  2. 常用雇用指数(調査産業計、前年同月比)
  3. 実質法人企業設備投資(全産業)
  4. 家計消費支出(勤労者世帯、名目、前年同月比)
  5. 法人税収入
  6. 完全失業率(逆)
  7. きまって支給する給与(製造業、名目)/理由:景気の山谷からの遅行性が高いため
  8. 消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)(前年同月比)/理由:景気の山谷からの遅行性が高いため
  9. 最終需要財在庫指数/理由:景気の山谷からの遅行性が高いため

日米両政府は10日(日本時間)、閣僚級の貿易協議「FFR」の会合を予定しています。

2018年8月8日水曜日

過去にはマンガ解説も。週刊ダイヤモンドが「決算書」を特集


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は8日、前日比18円43銭(0.08%)安の2万2644円31銭でした。


今週末に第1四半期の決算発表を迎える私の持ち株1つの機械株が、2%以上と堅調です。中国が発表した貿易統計(7月)が景気拡大を示唆する内容だったことも株価上昇の要因です。最高益が予想できる企業であり、決算発表が楽しみです。

私の持ち株の評価損益比率は前日比、0.66%でした。


週刊ダイヤモンドの最新号が「決算書」を特集


週刊ダイヤモンドの最新号が「決算書」を特集しています。

2018年8月11日号
特集/最新! 決算書100本ノック! 2018年版
シリーズ累計71万部突破! 投資・就活にも役立つ新業界図鑑も!
2017年に大好評だった「決算書100本ノック! 」特集が最新版となって帰ってきた。昨年版と同様に、企業のドラマを読んで自然と楽しく決算書の理解が進むような構成になっているが、18年版にはキレのある業界図鑑が加わった。どのパートも絵や図を豊富に使って、易しい表現になっているので、気負わずに読んでほしい。

過去にも同様に決算書を特集した号が発売されており、なかにはマンガで決算書を解説するものもありました。

中小企業診断士の試験科目の1つには、財務・会計があり、決算書の理解もその範囲に含まれます。試験科目にあるからというわけではなく、興味がある内容でしたので早速、購入しました。


住信SBIネット銀行のトップページに、普段は表示されないものが出ています。


登録している電話番号の確認です。


ログイン後のトップページに表示されるため、銀行の偽装ページではないようですが、注意喚起のニュースが普段溢れているため、思わず疑いの目を向けてしまいます。

2018年8月7日火曜日

資格のTACが大幅減益。受験者の増減は、需要を量る目安に


こんばんは。ひとりです。

資格の学校TACが8月7日、第1四半期 事業の概況(2019年3月期)をウェブサイトに公開しています。

・2019年3月期 第1四半期 事業の概況(2018/08/07)

TACは中企士(中小企業診断士)の講座を開講しており、受験会場ではTACのテキストで黙々と勉強する受験生の姿がありました。


TACは一部上場企業。優待では受講料10%割引券を配布


TAC(4319)は東証一部に上場する企業なんですね。私は知りませんでした。ちなみに株主優待は、同社が開講する講座の受講料(定価)10% 割引優待券を年2回配布しています。

株価を調べてみると6日は前週末比で-13%です。3日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が前年同期比で大幅減益となり、嫌気されたようです。

  • 売上高 56億700万円(前年同期比 2.1%減)
  • 営業利益 5億6100万円(同 21.6%減)
  • 純利益 3億8500万円(同 16.7%減)

企業研修や学内セミナーは堅調に推移していますが、公認会計士講座や公務員講座を始めとする個人教育事業が不調で営業赤字です。


受験者数の増減は、世の中の需要を推し量る目安に


ウェブサイトに公開された資料には、TACが講座を開講する資格試験申込者数の推移が記されています。経営・税務分野に属する中企士試験もそのうちの1つです。

分野別受講者数の増減も報告されており、中企士講座は7.8%減です。(前年同期比)

また同社が開講する資格講座のなかで、資格試験申込者数が中企士試験と近いものがいくつかあります。(2017年)

中小企業診断士試験 20,118人
  • 金融・不動産分野/管理業務主任者 20,098人
  • 公務員・労務分野/年金アドバイザー 20,651人
  • 法律・分野/司法書士 18,831人
  • 金融・不動産分野/相続アドバイザー 17,508人

試験の難度はそれぞれでしょうが、受験者数の増減は、世の中の需要を推し量る目安になります。相続アドバイザーなどはまさに、世の中の動きを反映する資格かも知れませんね。

中企士試験。諦め癖は、結果を残してこそ変われるもの



こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は7日、前日比155円42銭(0.69%)高の2万2662円74銭でした。


私の持ち株の損益比率は前日比、-0.39%でした。持ち株比率の高い電気機器銘柄が、昨日に続き -1%以上と軟調です。


中企士試験の申込者数・合格率等の推移(平成29年度まで)


中企士(中小企業診断士)試験後に、記事を数本投稿しています。ページの閲覧数から、中企士試験への注目度が伺えますが、実際の受験者数の増減はどうなのでしょうか。

中小企業診断協会から申込者数・合格率等の推移が公開されています。それによると、第1次試験の合格率は 21.7%です。(平成29年度)
平成29年度
  • 申込者数 20,118人
  • 全7科目を受験した人 16,681人
  • 1科目でも受験した人(科目合格者) 14,343人
  • 試験合格者数 3,106人(約21.7%)

申込者数は平成21年を境にして、2万人前後が続いています。

試験合格率は、試験合格者数を1科目でも受験した人数で除した値です。100人受験したとして、約21人が受かっている計算です。

別の見方をすると、約79人が落ちています。試験の難度は、他の試験とは一概に比較できませんが、試験合格率から推測する限り、難しい試験ということは分かります。

そんな試験だからこそ、安易な取り組みでは受かりません。もう1度、合格して現状の何を変えたいのか、何がしたいのかを振り返ってみます。

ここで合格を諦めてしまうと、何事に対しても諦め癖がついてしまいます。学生時分の私がそうで、悔しいかな、そんな性格はなかなか変わりません。やはりそれは結果を残してこそ変われるものです。