株式投資からの収益を分類すると2つあります。値上がりによる売却益と、配当金、分配金による収益です。私はそれらの収益を税金がかかる特定口座と、税金がかからないNISA口座で分けて管理しています。
特定口座
- 売却益
- 配当金、分配金
NISA口座
- 売却益、配当金、分配金
確定利益の内訳がどの程度か、2014年から2022年までの9年間の成績を確認してみます。四捨五入したため合計が100%にはなりません。
特定口座
- 売却益 … 約70%
- 配当金、分配金 … 約23%
NISA口座
- 売却益、配当金、分配金 … 約6%
確定利益額を100万円と仮定すると、売却益が70万円、配当金、分配金が23万円、NISA口座での売却益、配当金が6万円となります。
確定利益額を100万円と仮定した場合の内訳
特定口座
- 売却益 … 70万円
- 配当金、分配金 … 23万円
NISA口座
- 売却益、配当金、分配金 … 6万円
いかがでしょうか。売却益が7割と圧倒的ですが、配当金も軽視できません。NISAは年間の投資限度額が設けられていること、またNISA運用開始当初からの5年間は、短期売買の薄利確定に徹したことが、割合が低い要因として挙げられます。
株式投資で利益を上げる優先順位はやはり売却益ということです。配当投資を軽視するわけではありませんが、そこは自身の投資額の大きさや、株式投資以外からの定期収入の有無で投資額を日々増やしていけるかなど、個人の投資条件や考え方、リスク耐性の有無によるところが大きいです。