2021年3月5日金曜日

3万円相場でも勝てないならスマートベータ型ETFを選択肢に


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価はコンビニの上げ底商品よろしく、上げ底相場で2月中旬まで駆け上がりましたが、ここにきてその疑惑が株価にも現れ始めたようです。

私が投資する日本個別株は、先の上げ底相場に乗れずとも下げは軌を一に、何とも几帳面なことです。一方で、NISA口座で投資する商品は順調にその評価損益を増やしています。NISA口座では米国ETFに投資しています。

2021年投資分(2021/03/04 時点)

  • IJR … 9.68%
  • VIG … 3.48%
  • VXF … 7.14%

ここ1ヶ月間の株価を比較します。(2月5日〜3月4日)

(C)2021 Bloomberg L.P. All Rights Reserved

  • IJR … 青色
  • NYダウ工業株30種 … オレンジ色
  • VIG … 赤色
  • VXF … 緑色

IJR(iShares Core S&P Small-Cap ETF)がここにきても堅調です。年初来では3月3日時点で16.11%の上昇です。インデックスは、スタンダード・アンド・プアーズ Small Cap 600です。また視点を変えると、ダウ(オレンジ色)の底堅さが見えます。


個別株で勝てないなら、スマートベータ型ETFを


日々の値動きが激しい昨今の市場にあって、個別株に投資しても勝てないならスマートベータ型ETFを選ぶのも選択肢の一つです。私がNISA口座で運用するVIGもスマートベータ型ETFです。

スマートベータ型は、独自のインデックスを作って運用することで、通常のインデックス運用を上回る成績を目指すもの。先のVIGだと、「10年以上連続した増配実績を持つ米国普通株」で構成される指数 NASDAQ US Dividend Achievers Select に連動します。

身近なスマートベータ指数だと「JPX日経400」がそうです。同指数は自己資本利益率(ROE)などの資本効率を用いて、投資価値のある400銘柄を選定するものです。ただ、同指数が日経平均株価と比べて、これまで秀でた結果を残してきたといえないのも事実です。

2021年3月3日水曜日

米国増配株式ETF「VIG」。組入セクターから見る今年の成績


こんにちは。ひとりです。

私が保有する米国ETFは現在5商品。その組入セクター割合は定期的に更新されます。


  • VTI
  • VYM
  • IJR
  • VIG
  • VXF

運用成績の良し悪しはこのセクター割合に大いに影響されます。例えば今年1月からの各ETFの値動きをチャートで確認します。

VTI

VYM

IJR

VIG

VXF

全て年初来の価格を上回っているものの、VIGの出遅れが他商品と比べると気になります。VIGは、バンガード米国増配株式ETF(Vanguard Dividend Appreciation Index Fund ETF)です。

同ETFの組入セクターを改めて確認すると、他商品よりも突出しているのが資本財と消費財です。

緑色がVIG。右下の資本財、消費財が突出

VIGの組入上位の銘柄とその組入比率です。(2021年1月31日時点)

  • Microsoft Corp.(MSFT)… 4.65%
  • Walmart Inc.(WMT)… 4.24%
  • Johnson & Johnson(JNJ)… 3.94%
  • Procter & Gamble Co.(PG)… 3.56%
  • UnitedHealth Group Inc.(UNH)… 3.55%
  • Walt Disney Co.(DIS)… 3.41%
  • Home Depot Inc.(HD)… 3.32%
  • Visa Inc. Class A(V)… 3.31%
  • Comcast Corp. Class A(CMCSA)… 2.53%
  • Abbott Laboratories(ABT)… 2.45%

さらに上位銘柄の今年の株価の推移です。

Microsoft Corp.(MSFT)

Walmart Inc.(WMT)

Johnson & Johnson(JNJ)

Procter & Gamble Co.(PG)

UnitedHealth Group Inc.(UNH)

大半の株価は軟調で、ただWalt Disney Co.(DIS)の2月からの上昇に、同ETF株価の上昇期待が持てます。 

Walt Disney Co.(DIS)

個別株に投資していれば今、上下の変動が激しく市場に留まるのがやっとですが、そこは分散が効いたETF。長期で投資し続けられる安心感があります。

2021年3月2日火曜日

コロナで実感。勉強とお金は人生の選択肢を増やす方法の一つ


こんにちは。ひとりです。

「勉強しろ」と知人がその子どもによく注意するそうです。子どもは小学生です。私は大人になった今、あのころもっと勉強しておけば良かったと思うことがあります。一方で、子どものころに目的もなく勉強に向き合うことができたかといえばそうでもなく、勉強に真剣になれなかったのはやはり、その先にある目的が見えなかったことが大きかったように思います。

勉強の先にある目的とはなにか、それは例えば分からないことを知りたいと思うことであったり、できないことができるようになることであったり、もっと具体的にはなりたい職業であったり。小学生であれば勉強の先にある目的は曖昧であっても構わないと思います。ただ勉強が目的にならないよう、親がそこは経験から教えてあげるのが良いと思います。親でもない私が口先で語ることなので信憑するに足りませんが。先の知人に話を戻すと、勉強を目的として子どもに強要している様子が目に浮かびます。他人の教育のことなので口にはもちろん出しません。

勉強は何かに挑戦したい時の選択肢の一つになります。挑戦したいこと、なりたい職業が見つかった時に、それに向かえるだけの知識や学歴がなければ挑戦すらできないことがあります。つまり勉強は人生の選択肢を増やす方法の一つです。そんなふうに勉強の目的を教えてくれる大人が子どものころに身近にいれば良かったと思います。

大人になった今、人生の選択肢を増やす方法がもう一つ見つかりました。それはお金です。日経新聞に先日、「もっと働きたい」という記事がありました。その内容は、コロナ禍にあって労働時間が減っている、つまり給料が減っているのでもっと働く時間を作ってお金を稼ぎたいというものです。「もっと働きたい」と婉曲な言い回しをしていますが結論は、「もっとお金が欲しい」という内容でした。

お金があれば(平時に貯金、投資していれば)、こんな時に「働く(働き方の変更を含めて)」「休む」の選択肢が得られます。お金がなければ「働く」の1択だけです。お金は勉強と一緒で、人生の選択肢を増やす方法の一つです。ただ、欲しい、必要だからといっていずれも一朝一夕で身に付く、手に入るものではなく、相応の努力や準備が必要です。いつ結果に結びつくかわかりませんが、私も目標に向かって取り組み中です。

2021年3月1日月曜日

ひふみらいと、まるごとひふみが、ひふみシリーズに新規設定


こんにちは。ひとりです。

ひふみ投信シリーズのレオス・キャピタルワークスが、バランスファンド「ひふみらいと」「まるごとひふみ」を新規設定します。同商品は3月15日から募集を始め、同月30日から運用を開始します。

ひふみ投信(ひふみプラス)は人気の商品で、私も以前「ひふみプラス」と「ひふみ年金」を保有していました。

  • ひふみプラス
  • ひふみ年金(iDeCo口座で運用)

両商品ともアクティブ投信のため、信託報酬がインデックス投信と比較して高く、税込みでひふみプラスは1.08%、ひふみ年金は0.84%です。

信託報酬は長く保有することを前提にすれば安いに越したことはなく、また信託報酬の高さに比例して成績が上がるわけではありません。



ひふみらいと(直販商品)
  • 株式10%、債券90%
  • 信託報酬 税込み年率 0.55%

まるごとひふみ 15
  • 株式15%、債券85%
  • 信託報酬 税込み年率 0.66%

まるごとひふみ 50
  • 株式50%、債権50%
  • 信託報酬 税込み年率 0.93%

まるごとひふみ 100
  • 株式100%
  • 信託報酬 税込み年率 1.32%

2021年2月27日土曜日

資産形成に動く20〜30歳代。NISAの口座開設数が1.5倍に


こんばんは。ひとりです。

資産形成に対する20〜30歳代の関心が高まっています。株式投資に興味があるだけではなく実際に行動しているのが、つみたてNISAの口座開設数が増えていることから分かります。口座開設数は2019年末からの9ヶ月間で、20歳代が1.6倍、30歳代が1.5倍に達しています。

私が株式投資を始めたのは30歳代に入ってからで、それまでは定期預金の金利の低さに疑問も持たず、実直に預け入れていました。徐々に国債や投資信託に興味を持ち始めたのが20歳代も後半になったころ。証券口座を開設したのは転職がきっかけで、それがなければ今も株式投資に興味は持っていても行動しなかったでしょう。

私は一般NISAの開始時期と同じ2014年から株式投資を始めました。今年で8年目です。ここ3年でようやく、NISA口座の自分に合った使い方が見えてきました。それは米国ETFへのつみたて投資です。

NISA口座 保有銘柄の一部(2021/02/27)

株価はここ数日調整が続いていますが、不思議と焦りはありません。納得して選んだ投資先ということもありますが、ある程度の金額が“一時的”に増えたり、減ったりすることに慣れたせいかもしれません。1,000円のマイナスですぐに損切りした最初の恐怖は今も覚えています。