新型コロナウイルスに感染して重症化、死亡するのはこれまで、高齢者もしくは基礎疾患のある人だけだと自分の都合の良いように捉えていましたが、そうは言っていられないようです。ここ数日で20歳代、30歳代の重症化、死亡事例が報道されるようになりました。
2021年5月12日
京都市は12日、市内在住の20代男性が、新型コロナウイルス感染症の肺炎とみられる症状で自宅で死亡したと発表した。
男性に基礎疾患はなかったという。男性は飲食業で1人暮らし。陽性確認後に入院を希望したが、入院できないまま自宅療養中だった。
2021年5月14日
「コロナはひと事。自分はかからないと思っていました」。東京に住む20代の女性は、ことし4月、新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。
経験したことのない嗅覚と味覚の異常。家族や友人に感染させていないかという不安。「コロナは決してひと事ではない」。女性からのメッセージです。
自宅マンションで住人同士がすれ違う際は、互いを警戒してまるで不審者を見るかのように、これまでにない緊張感を感じます。この雰囲気はおそらく、1年や2年では戻らないでしょう。