2020年3月12日木曜日

こんな市場環境だから…。iDeCo(イデコ)の手数料削減方法


こんにちは。ひとりです。

株式市場の荒れはしばらく続きそうです。この「しばらく」がいつまでを表すか分かりません。だから「しばらく」と曖昧に濁すしかありません。

「老後資金に2000万円が不足する」という言葉につられて、資産運用(株式投資)を始めた人の大半が現在、含み損、もしくは損失を早々に確定して株式市場から退場という結果でしょうか。

かく言う下落前の私の持ち株も、ここ1、2年に購入したものばかり。つまり含み損を抱えているということです。

今回の急落の場合、投資経験、投資知識の有無はなかなか結果に反映されにくいと思います。分かりやすいものとして買付余力をいかに確保していたか、また買い向かう今後のタイミングの判断、決断にこそ、これまでの投資経験が生かされると思います。

買い向かうにしても“しばらく”は市場の様子を見るほうが得策です。

こんな時だからこそ個別株投資から離れた話題を1つ。それはiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の手数料削減方法です。


20年で23,100円に。経費を年間1,155円減らす方法


iDeCoの基本は、関連書籍や証券各社のウェブページに詳細がありますので、ここでは控えます。今回はそこでは紹介していないiDeCoの手数料を抑える方法をご紹介します。

iDeCo口座は、開設する証券会社等によってその諸経費は様々です。例えばSBI証券の場合は下記のように。

・iDeCo(個人型確定拠出年金)の必要諸経費|SBI証券

経費の内訳は主に3つです。
  • 加入時・移換時にかかる費用
  • 運用期間中にかかる費用
  • 積立てた年金資産の受取時にかかる費用

他にはiDeCo口座を別会社に移換する際や、一旦拠出した掛金が還付される際に必要な事務手数料などがありますが、これらは誰しもに必要となるものではありません。

ここでは運用期間中にかかる費用を抑える方法をご紹介します。

毎月拠出する場合は、171円(税込み)がかかります。
  • 国民年金基金連合会 105円
  • 事務委託先金融機関(資産管理サービス信託銀行) 66円

口座管理手数料はSBI証券の場合、年金資産残高にかかわらず無料ですが、その他上記の費用を鑑みると、年間2,052円(171円×12ヶ月)がかかります。

ここで着目するのが国民年金基金連合会への手数料(105円)です。掛金の拠出がない月は、国民年金基金連合会への手数料は必要ありません。

つまり拠出回数を年1回にまとめることで、費用は年間897円に抑えることができます。

  • 毎月拠出した場合 2,052円
  • 年1回拠出した場合 897円

毎月拠出比で年間1,155円の削減に(約56%)、20年で23,100円になります。

私は年間276,000円(毎月23,000円分)拠出していますので、拠出額比にすると約0.42%の経費削減になります。


一括拠出でもドルコスト平均法が可能


さらに深掘りはここから。毎月定額を拠出することで、今回のような急落相場にも立ち向かえることをiDeCoや、つみたてNISAでは謳っています。

それは投資の時間分散(ドルコスト平均法)を利用したもので、現にその通りだと思います。紹介したように、手数料を抑えるために年1回、一括拠出にしてしまうと投資の時間分散の効果がなくなってしまうのではという心配も。

ただ一括拠出した場合でも、投資の時間分散は可能です。一括拠出=(イコール)、投資の時間分散ができないというわけではありません。

そこで使うのが「元本保証型商品」と「スイッチング(買付け商品の切り替え)」です。

  • 元本保証型商品
  • スイッチング(買付け商品の預け替え)

元本保証型商品に投資するということは、iDeCo口座内で買付余力を蓄えるということです。同口座内では現金のまま保有することができません。そのためいずれかの商品に投資して保有する必要があります。

元本保証型商品に一括拠出した後に、スイッチングを使います。スイッチングは買付け商品の預け替えです。

先に紹介したとおり、iDeCo口座内では現金のまま保有することはできません。そのため商品を預け替える際は、保有する商品を売って、その分を新たな商品に回します。これがスイッチング(買付け商品の預け替え)です。

このiDeCo口座内で行うスイッチングの手数料は無料です。そのため何時、何度でも実施できますが、スイッチングを頻繁に繰り返すのは得策ではありません。毎月1度、もしくは3ヶ月に1度程度が良いのでは。

例えば毎月1度スイッチングすると、得られる効果は冒頭の「毎月拠出」した場合と同じです。違うのは手間がかかる点と、手数料が抑えられることです。この手間と手数料、どちらを優先するかは人それぞれです。

ちなみに拠出を月単位から年単位に変更するにはSBI証券の場合、「加入者別掛金登録・変更届」の提出が必要です。

・iDeCo(個人型確定拠出年金)の各種変更手続きのご案内(加入者向け)|SBI証券

希望されるお手続き
 ・掛金の拠出を年単位へ変更


※ 追記(2020/03/12)

つみたてNISAとiDeCoの認知率が大幅に上昇していると投資信託協会が11日に公表しました。

この市場環境では、新たに投資を始めるにも決断が必要です。その決断が数年後にどう出るかは誰にも分かりません。ただ、現状を変えたければ、決断と行動が欠かせません。

iDeCoの資産状況です。

2020/03/12

評価損益率は前場中、-35%超に。日経平均株価が急暴続落


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の急暴続落が止まりません。前日終値に比べて800円以上の安値です。

急落、暴落、続落と、三拍子揃ったここまでの下落は、リーマンショックを経験していない私の投資遍歴で初めてです。

持ち株の評価損益率は、前場中に-35%を超え、私が想定していた下落の目処を下回りました。

2020年3月12日。画像の一部を加工

連日3%、4%安が続くとなると、-50%も視野に入ります。


過去の感染病から見る、深刻化した後の株価の騰落率


ここで希望も1つ。感染病が深刻化した後の株価の騰落率が、2月頭に日経新聞で紹介されています。

出典:日本経済新聞

過去の感染病拡大が<深刻化した後>の株価の騰落率です。ここで注意が必要なのは、感染病が深刻化した後ということ。

いつの時点が深刻化かどうかは最中にいる現在は分かりません。それは時間が経過した後に過去を振り返って判断できるものです。

それを承知の上で指標になりそうなものが、世界保健機関(WHO)が11日、新型コロナウイルスが「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明したことです。

WHOがパンデミックと認定したのは、2009年に流行した新型インフルエンザ以来11年振りのことです。

現時点が深刻化の最中として過去の事実と照らし合わせると、株価は今後1ヶ月から3ヶ月を経て徐々に下げ幅を戻すと予想できます。


※ 追記(2020/03/12)

もうどうにも止まらない。

画像の一部を加工

2020年3月9日月曜日

31%を下回る含み損。感染終息後にこの下落幅を取り返せるか


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は9日、前週末比1,050円99銭(5.07%)安の1万9,698円76銭でした。私の持ち株の評価損益比率は同比、-8.47%安と大幅に続落です。

この下落の勢いはいつ止まり、いつ反転するのか。持ち株の含み損益率はついに30%を下回り、現在-31%です。もちろん含み損益額も自己最低を更新です。

今日の持ち株を見ると8%超安が3銘柄、そのうちの1つは毎度の10%超の下落で、含み損益率は-39%超です。

例え新型コロナウイルスの感染が明日に終息したとしても、ここまでの下落幅を取り返せるものでしょうか。諦めの気持ちすら感じ始めました。

私がここまでなら何とか耐えられる考えている下落率は-35%。ただ既に-31%を超えた今、この下落率の目安も当てにはなりません。やはり-40%ぐらいまでいってしまうのでしょうか……。

退場あれば入場も。SBI証券、口座開設手続きをリニューアル


こんにちは。ひとりです。

この市場環境下で株式市場から退場する人もいれば、新たに入場する人もいます。

SBI証券の口座開設手続きがリニューアルし、手軽になっています。

・SBI証券の口座開設手続きがリニューアル!郵送物なしで口座開設可能!!

今から申し込み手続きを進めれば、市場が落ち着きを取り戻した好条件下で取引が始められるかもしれません。株式投資は時を買うというように、いつ始めるかも大切な選択と決断の1つです。

住信SBIネット銀行、接続できず。ドル定期金利が3%に下落


こんにちは。ひとりです。

円高が進行し、11時過ぎには101.58を付ける場面も。米国ETFを定期購入している私は、円高になった局面でドルが買えるよう予め指値注文を掛けています。

午前中はその約定通知が連続で入る始末。決して円安寄りで指値注文していたわけではありませんが、101円台までの急激な円高は予想外。

指値注文の見直しをするため普段使いの住信SBIネット銀行にログインしようとするもサーバーダウンのためかつながらず……。

落ち着いた昼場に改めて指値注文を更新しました。住信SBIネット銀行では現在、円から直接ドル定期預金に入金すると、年率3%の特別金利(1ヶ月のみ)が付きます。

税引き後の1ヶ月間の金利は、約0.199%です。つい昨日までは年率5%だったのですが、下落しています。