こんにちは。ひとりです。
「折々のことば」というコーナーが朝日新聞にあります。天声人語の左上、毎日決まった場所に掲載されます。著者は鷲田清一(わしだ きよかず)さんです。
あんまりほんまのこと言うもんやないえ
私は、気にかかった記事はメモ帳に残しています。そのメモを振り返っていると、改めて響く内容がありましたので紹介します。
電車のなかで、姉が弟に諭した言葉です。
あんまりほんまのこと言うもんやないえ
(京都の小学生)
電車の中で、幼い姉弟がぶつくさ話し込んでいる。あまり年の変わらない姉に弟が級友との衝突について訴えているらしい。
黙って聴いていた姉が最後にこう言って弟を諭すのを耳にして、腰を抜かしたと、京都大学の往年の名物数学教授、森毅がある会合で語っていた。
人々がひしめいて暮らしてきた町では子どもも一日も早い成熟を迫られる? なんか深い淵を覗いたよう。
正論は、仕事において多用すると冷酷な、融通が利かない人と思われがちです。私も身に覚えがあります。
悪いことではありませんが、何事も相手があってのことです。仕事においてはともかく、人と人とにおいては曖昧さが大切なこともあります。
“正論ばかりのあの人”を皮肉ってか、坊っちゃん文学賞の作品募集ポスターにこんな言葉が載っています。
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第15回 坊っちゃん文学賞ポスター |
「正論ばかりのあの人は、どんなの書くんだろう?」
※ 追記(2019/04/05)
ブルータスが最新号(No. 890)で「花と花束」を特集しています。
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© 1945-2019 MAGAZINE HOUSE CO., LTD. |
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「女のひとが花の名前を沢山知っているのなんかとてもいいものだよ」とは、茨木のり子さんの詩の一節。 もちろん、花の名前を沢山知っている男も、とてもいいもの。
春の花がフラワーショップの店頭に咲き乱れる今、大切な誰かに贈るために、自分自身のために、とっておきの花を選んでみませんか。男女問わず楽しめる、花と花束の入門書を作りました。
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この週末に向けて私も、買い求めたいと思います。